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アントニオ・デ・ラ・トーレ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アントニオ・デ・ラ・トーレ
アントニオ・デ・ラ・トーレ
本名 Antonio de la Torre Martín[1]
生年月日 (1968-01-18) 1968年1月18日(56歳)
出生地 スペインの旗 スペインマラガ県マラガ[1]
国籍 スペインの旗 スペイン
職業 俳優ジャーナリスト
受賞
ゴヤ賞
主演男優賞
2018年El reino
助演男優賞
2006年漆黒のような深い青
その他の賞
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アントニオ・デ・ラ・トーレ・マルティンスペイン語: Antonio de la Torre Martín, 1968年1月18日 - )は、スペインマラガ出身の俳優ジャーナリストゴヤ賞の主演男優賞と助演男優賞を1度ずつ受賞している。

経歴

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1968年にアンダルシア地方マラガ県マラガに生まれた。マドリード・コンプルテンセ大学ではジャーナリズムの学位を取得した。カナール・スール英語版 ラジオでは週末のスポーツニュースを担当し、カナール・スール・テレビでも働いた。ジャーナリストとして働く傍らで、定期的にマドリードに赴いていくつかの演劇講座で学び、さらにクリスティーナ・ロタスペイン語版の演劇演技学校で学んだ[1]。1994年のエミリオ・マルティン・ラサロ監督作『Los peores años de nuestra vida』で映画デビュー。テレビではミニシリーズ『Padre Coraje』、『El Loren』、『Lleno por favor』などに出演して活躍している。

長編映画のほかに頻繁に短編映画にも出演しており、その発端は2003年にダニエル・サンチェス・アレバロ英語版監督の『Profilaxis』に出演したことだった。2006年にはサンチェス・アレバロ監督の長編『漆黒のような深い青スペイン語版』(『蒼ざめた官能』)に出演し、ゴヤ賞(助演男優賞)を初受賞した[2]

アレックス・デ・ラ・イグレシア監督作品の常連でもあり、1999年の『どつかれてアンダルシア (仮)』、2000年の『みんなのしあわせスペイン語版』では助演を務めているし、2010年の『気狂いピエロの決闘』ではゴヤ賞の主演男優賞にノミネートされた[2]。2006年にはペドロ・アルモドバル監督の『ボルベール〈帰郷〉』に出演し、娘に包丁で刺される父親を演じた。

2008年にはスペイン国立演劇センタースペイン語版の『La taberna fantástica』(アルフォンソ・サストレスペイン語版作、ヘラルド・マリャスペイン語版演出)で舞台デビューした。2009年には再びサンチェス・アレバロ監督作『デブたちスペイン語版』に出演し、役作りで33kgも体重を増やした[1]。この作品で再びゴヤ賞(主演男優賞)にノミネートされた[2]。その後、『La isla interior』(2009年)、ロペ・デ・ベガの伝記映画で再びサンチェス・アレバロと共同した『Lope』(2010年)などが知られている。

2012年のゴヤ賞では『UNIT 7 ユニット7/麻薬取締第七班スペイン語版』の演技で主演男優賞に、『インベーダー・ミッションスペイン語版』の演技で助演男優賞にノミネートされたが、どちらも受賞を逃した[2]。2013年のゴヤ賞では『カニバル』の演技で主演男優賞に、『La gran familia española』の演技で助演男優賞に、2年連続で2部門にノミネートされたが、やはり受賞を逃している[2]

2014年にはアルベルト・ロドリゲス監督作『マーシュランド』でゴヤ賞助演男優賞にノミネートされた。ラウール・アレバロの初監督作品である2016年の『静かなる復讐』でもゴヤ賞主演男優賞にノミネートされた。2018年にはロドリゴ・ソロゴイェン監督の『El reino』でゴヤ賞主演男優賞を受賞した。

出演作品

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映画

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テレビ

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  • ナイト・マネジャー(2016)
  • Clara Campoamor, la mujer olvidada (2011)
  • Aída (2007)
  • La habitación del niño (2006)
  • El comisario (2000, 2006)
  • Los 80 (2004)
  • Padre coraje (2002)
  • Hospital Central (2002)
  • Turno de oficio: Diez años después (1996)
  • Lleno, por favor (1993-1994)

劇場

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  • Grooming (2012)
  • La taberna fantástica (2008)

ラジオ

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受賞とノミネート

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出典はインターネット・ムービー・データベース(IMDb)[2]

スペインの旗 ゴヤ賞
年度 部門 作品 結果
2019 助演男優賞 La trinchera infinita ノミネート
2018 主演男優賞 El reino 受賞
助演男優賞 La noche de 12 años ノミネート
2017 主演男優賞 Abracadabra ノミネート
助演男優賞 El autor ノミネート
2016 主演男優賞 静かなる復讐 ノミネート
2014 助演男優賞 マーシュランド ノミネート
2013 主演男優賞 カニバル ノミネート
助演男優賞 La gran familia española ノミネート
2012 主演男優賞 UNIT 7 ユニット7/麻薬取締第七班 ノミネート
助演男優賞 インベーダー・ミッション ノミネート
2010 主演男優賞 気狂いピエロの決闘 ノミネート
2009 主演男優賞 デブたち ノミネート
2006 助演男優賞 漆黒のような深い青 受賞
スペインの旗 スペイン俳優組合賞
年度 部門 作品 結果
2014 映画助演男優賞 マーシュランド ノミネート
2013 映画主演男優賞 カニバル 受賞
映画助演男優賞 La gran familia española ノミネート
2012 映画主演男優賞 UNIT 7 ユニット7/麻薬取締第七班 受賞
2011 映画助演男優賞 マルティナの住む街 受賞
2010 映画助演男優賞 Lope 受賞
2009 映画主演男優賞 デブたち ノミネート
2007 映画助演男優賞 Mataharis ノミネート
2006 映画助演男優賞 漆黒のような深い青 受賞
スペインの旗 メストレ・マテオ賞スペイン語版
年度 部門 作品 結果
2012 助演男優賞 インベーダー・ミッション ノミネート
スペインの旗 ホセ・マリア・フォルケ賞
年度 部門 作品 結果
2013 主演男優賞 カニバル ノミネート
2012 主演男優賞 UNIT 7 ユニット7/麻薬取締第七班 ノミネート
スペインの旗 スペイン映画批評家協会賞
年度 部門 作品 結果
2013 主演男優賞 カニバル ノミネート
2012 主演男優賞 UNIT 7 ユニット7/麻薬取締第七班 受賞
助演男優賞 インベーダー・ミッション ノミネート
2008 助演男優賞 Una palabra tuya 受賞
スペインの旗 フェロス賞
年度 部門 作品 結果
2013 主演男優賞 カニバル 受賞
スペインの旗 サン・ジョルディ映画賞スペイン語版
年度 部門 作品 結果
2010 スペイン人男優賞 気狂いピエロの決闘 受賞
スペインの旗 トゥリア賞スペイン語版
年度 部門 作品 結果
2011 男優賞 気狂いピエロの決闘 受賞
フランスの旗 トゥールーズ・スペイン映画祭スペイン語版
年度 部門 作品 結果
2006 主演男優賞 漆黒のような深い青 受賞
モナコの旗 モンテカルロ・コメディ映画祭
年度 部門 作品 結果
2009 男優賞 デブたち 受賞
スペインの旗 バダホス・イベリア映画祭
年度 部門 作品 結果
2004 男優賞 Profilaxis 受賞
スペインの旗 アンダルシア映画批評家協会賞(ASECAN)
年度 部門 作品 結果
2011 映画男優賞 気狂いピエロの決闘 受賞
2010 映画男優賞 デブたち 受賞
スペインの旗 ムーラ短編映画コンペ
年度 部門 作品 結果
2004 男優賞 Profilaxis 受賞
アルゼンチンの旗 ブエノスアイレス・ラテンアメリカ映画・ビデオ祭
年度 部門 作品 結果
2003 短編男優賞 Profilaxis 受賞
スペインの旗 ソリア市国際短編映画コンクール
年度 部門 作品 結果
2003 主演男優賞 Profilaxis 受賞
スペインの旗 セビリア・ヨーロッパ映画祭
年度 部門 結果
2009 RTVA賞 受賞

脚注

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  1. ^ a b c d Antonio de la Torre インターネット・ムービー・データベース(IMDb)
  2. ^ a b c d e f Antonio de la Torre: Awards インターネット・ムービー・データベース(IMDb)

外部リンク

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