アントクメ
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アントクメ | ||||||||||||||||||||||||
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分類 | ||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||
Ecklonia radicosa (Kjellman) Okamura, 1892:1. | ||||||||||||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||||||||||||
アントクメ |
アントクメ(安徳藻[1]、安徳布[2][1]、学名:Ecklonia radicosa)は、本邦沿岸域に生育する一年生の大型褐藻類の一種。
これまでアントクメ属Eckloniopsisとされていたが最新の研究ではカジメ属となり、カジメE. cavaとは遺伝的に区別されることとなった[3]。
分布
[編集]本邦では中部以南の太平洋や日本海沿岸、四国や九州でもみられる。主に潮下帯に生育する。本邦産コンブ目海藻では最も南まで分布する[2]。
形態
[編集]黄褐色あるいは暗褐色の皮質葉状体。葉面に波状のしわや白色斑があり、縁辺全縁、鋸歯状突起を有する。茎は短く、葉部は笹の葉形や長卵形など多様。中肋はない。
人間との関わり
[編集]名称
[編集]伊豆地方で「しわめ」や「とんとんめ」、高知県で「あんどく」と呼ばれている[2]。
食用
[編集]地域的に食用とされる。伊豆地方ではお味噌汁、とろろ(包丁で切りたたく)など。
出典
[編集]- ^ a b “アントクメ | 海藻・植物 | 市場魚貝類図鑑”. ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑. 2024年4月22日閲覧。
- ^ a b c 神谷充伸(2014)
- ^ “アントクメ Ecklonia radicosa”. tonysharks.com. 2024年4月22日閲覧。
参考文献
[編集]- 新崎盛敏(2002):原色新海藻検索図鑑.北隆館.205pp.
- 神谷充伸(2014):ネイチャーウォッチングガイドブック海藻-日本で見られる388種の生態写真+おしば標本-.誠文堂新光社.271pp.