アンティオキア (曖昧さ回避)
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アンティオキア、アンチオキアまたはアンチオキヤ (ギリシア語: Ἀντιόχεια (アンティオケーア) 、ラテン語: Antiochīa, Antiochēa (アンティオキーア、アンティオケーア) 、英語: Antioch (アンティオック))
- セレウコス朝初期[1]に各地に建設された古代都市の名称で、王名アンティオコスに由来する。
- アンティオキア (ギリシア語: Ἀ. ἡ ἐπὶ Ὀρόντου、ラテン語: A. ad Orontem) - 歴史上とくに重要な、オロンテス河畔に位置していた都市。別名、大アンティオキア (ギリシア語: Ἀ. ἡ Μεγάλη、ラテン語: A. Major)、シリアのアンティオキア (英語: Syrian Antioch)。 現在のトルコ南部ハタイ県アンタキヤ。
- アンティオキア (キュドノス流域の都市) (ギリシア語: Ἀ. τοῦ Κύδνου、ラテン語: A. ad Cydnum) - キュドノスはベルダン川の旧称。キリスト教の異邦人伝道使徒パウロの出身地(当時はローマ属州キリキアの州都タルスス)で、現在のトルコ中南部メルスィン県タルスス。
- アンティオキア (ピシディアの都市) (ギリシア語: Ἀ. τῆς Πισιδίας、ラテン語: A. Pisidiae) - ピシディアとフリュギアの境界付近にあるため、フリュギアのアンティオキア(英語: Antioch in Phrygia)とも呼ばれる。現在のトルコ中西部ウスパルタ県ヤルヴァチの北1kmにある廃都。
- アンティオキアのマルガリタ - ピシディアのアンティオキア出身とされるキリスト教の伝説的聖人。
- アンティオキア (クラゴス山麓の都市) (ギリシア語: Ἀ. τοῦ Κράγου、ラテン語: A. ad Cragum) - 十字軍時代にホスピタル騎士団領となり、小アンティオキア (ラテン語: Antiochetta, A. Minor, A. Parva) とも呼ばれた。現在のトルコ南部アンタルヤ県ギュネイキョイの一部。
- アンティオキア (サロス流域の都市) (ギリシア語: Ἀ. ἡ πρὸς Σάρον、ラテン語: A. ad Sarum) - サロスはセイハン川の旧称。またキリキアのアンティオキア (ギリシア語: Ἀ. τῆς Κιλικίας) とも呼ばれる。現在のトルコ中西部アダナ県アダナ。
- アンティオキア (ミュグドニオス流域の都市) (ギリシア語: Ἀ. τῆς Μυγδονίας) - ミュグドニオスはジャージャー川の旧称。古名はニシビス (ギリシア語: Νίσιβις) またはネズビン (英語: Nesbin) 。現在のトルコ南東部メルスィン県ヌサイビン。
- アンティオキア県 (スペイン語: Departamento de Antioquia) - コロンビア共和国北西部にある県。名称は大アンティオキアに由来。