アレクサンドル・ル・ブロン
表示
ジャン=バティスト・アレクサンドル・ル・ブロンまたは、アレクサンドル・ジャン・バティスト・ル・ブロン(1679年 - 1719年)は、フランスの都市デザイナー、庭園デザイナー、建築家。 1716年からはロシア・サンクトペテルブルクでチーフアーキテクトにもなった。フランスで主に宮廷庭園を手がけているため、サンクトペテルブルクのル・ブロンのマスタープランは、「庭師による考案計画」などとして語られている。
経歴
[編集]王立絵画彫刻アカデミーのメンバーでもあり、宮廷画家、彫刻家、版画商であったジャン・ル・ブロンの息子としてパリに生まれる。 彼は母方の叔父ジャン・ジラール、オルレアン公爵に建築を学んだとかまた、アンドレ・ル・ノートルに庭園の教育を受けたとされ、ル・ノートルの弟子と称されている。
主要作品
[編集]- ホテル・ド・ヴァンドーム (Chaulnesとも呼ばれる、Rue D'Enfer、1706年から1707年。現在は国立高等鉱山学校パリ校に)
- デュラスホテル・サン・トーギュスタン再建(デュラス公爵の未亡人から依頼。1708年)
- オテル・ドゥ・クレルモン(69 RUE DE・レンヌ、ジャンヌテレーズアルバート・デ・ルイネ、Saissac、1713年)
- ハウス・ムードン(ジャンヌ・バティスト・ド・アルバート・デ・ルイネ 、コンテス・ド・ワート、1714年)
- 夏の離宮(1714年完成 サンクトペテルブルク)
- オーシュ大司教の宮殿
- カネ庭園(ナルボンヌ近郊)
- ルニョー家シャティヨン(オー=ド=セーヌ)
- Apraxine宮殿(サンクトペテルブルク、1717年から1718年)
- コンスタンティン宮殿(ゴフ 、1717年から1719年)
- ペテルゴフ公園(1717年から1718年)
参考文献
[編集]- ヨーロッパの造園 (SD選書 (43)) : 岡崎文彬 (1969)
- 名園のはなし: 岡崎文彬 (1985)
- ヨーロッパの名園 : 岡崎文彬 (1973)
- 造園の歴史 (1) : 岡崎文彬 (1981)
- 欧米公園緑地発達史: 佐藤昌:都市計画研究所(1968)