コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

アレクサンドル・ミシュルキン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アレクサンドル・ミシュルキン
アレクサンドル・ミシュルキン(2017年)
ロスコスモスの宇宙飛行士
国籍 ロシアの旗 ロシア
現況 引退済み[1]
生誕 (1977-09-23) 1977年9月23日(47歳)
ソビエト連邦の旗 ソビエト連邦ロシア社会主義連邦ソビエト共和国の旗 ロシア社会主義連邦ソビエト共和国スモレンスク州
他の職業 ロシア空軍少佐
宇宙滞在期間 346日7時間4分
宇宙遊泳回数 4
宇宙遊泳時間 28時間14分
ミッション ソユーズTMA-08M (第35/第36次長期滞在)、ソユーズMS-06 (第53/第54次長期滞在)、ソユーズMS-20
記章

アレクサンドル・アレクサンドロヴィチ・ミシュルキンロシア語: Aлександр Aлександрович Мисуркин1977年9月23日-)は、ロシア空軍の少佐、ロシア宇宙飛行士である。通称「サシャ」[2]

家族

[編集]

ミシュルキンはオルガ・アナトリエヴナ・ミシュルキナと結婚しており、2人の子供を持つ。彼の両親、リュドミラ・ゲオルギエヴナとアレクサンドル・ミハイロヴィチ・ミシュルキンは、ロシアのオリョールに住んでいる。

教育

[編集]

1994年、ミシュルキンはオリョールの専門学校を卒業した。その後、Kacha Higher Military Aviation School of Pilots英語版に入学し、1998年9月まで在籍した。アルマヴィル軍事航空研究所でパイロットとしての訓練を続け、1999年10月にパイロットエンジニアとして卒業した[3]

宇宙飛行士として

[編集]

2006年10月、ミシュルキンは宇宙飛行士候補として承認され、ガガーリン宇宙飛行士訓練センターの宇宙飛行士隊に入隊した。その後2007年2月から2009年6月までガガーリン宇宙飛行士訓練センターで基礎訓練を受け、2009年6月2日に修了し、同年6月9日にテスト宇宙飛行士の資格を得た。

2009年8月から2011年2月まで、ミシュルキンは国際宇宙ステーション(ISS)プログラムを専門とする高度なトレーニングを受けた。2011年1月から、彼は第3334次長期滞在のバックアップクルーのフライトエンジニアとして訓練を受けた。

2014年、彼は欧州宇宙機関のミッションであるESA CAVESに参加した[4][5]

第35/36次長期滞在

[編集]

ミシュルキンは、2013年3月28日に打ち上げられたソユーズTMA-08MでISSに向かった。これは、国際宇宙ステーションへの高速ランデブーアプローチを使用した最初の有人飛行で、これまで2日かかっていたのに対し、6時間以内でISSに到着した。ミシュルキンは第35次長期滞在のメンバーとなった。

第53/54次長期滞在

[編集]

2018年2月2日、ミシュルキンはフライトエンジニアのアントン・シュカプレロフとともに、高利得通信アンテナの古い電子機器ボックスを交換するために、ISSの船外で8時間13分の船外活動に参加した。この2人はロシアの宇宙飛行士として最も長い船外活動時間の記録を樹立した[6]

ソユーズMS-20

[編集]

2021年12月、ミシュルキンはソユーズ史上初の完全商業宇宙飛行であるソユーズMS-20のコマンダーとなり、前澤友作平野陽三を国際宇宙ステーションに運び、12日間滞在した。3人は同年12月20日に無事に着陸した[7][8]

出典

[編集]
  1. ^ Центр подготовки космонавтов им. Ю.А.Гагарина. Официальный Web-сайт”. Template:Cite webの呼び出しエラー:引数 accessdate は必須です。
  2. ^ 平野陽三、宇宙へ行く。vol.23 10月4日:テスト前日。”. 宇宙編集部 (2021年11月28日). 2024年3月15日閲覧。
  3. ^ NASA (November 2012). “Biographical Data - Aleksandr Aleksandrovich Misurkin”. 25 August 2013時点のオリジナルよりアーカイブ。29 March 2013閲覧。  この記述には、アメリカ合衆国内でパブリックドメインとなっている記述を含む。
  4. ^ Sauro, Francesco; De Waele, Jo; Payler, Samuel J.; Vattano, Marco; Sauro, Francesco Maria; Turchi, Leonardo; Bessone, Loredana (2021-07-01). “Speleology as an analogue to space exploration: The ESA CAVES training programme” (英語). Acta Astronautica 184: 150–166. Bibcode2021AcAau.184..150S. doi:10.1016/j.actaastro.2021.04.003. hdl:11585/819077. ISSN 0094-5765. https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0094576521001478. 
  5. ^ ESA's five 'cavenauts' set to explore the caves of Sardinia, Italy” (英語). phys.org. 2021年5月25日閲覧。
  6. ^ Cosmonauts Break Russian Spacewalk Record During Space Station Antenna Repair”. Space.com (2018年2月2日). 2018年2月3日閲覧。
  7. ^ Soyuz MS-20 delivers tourists to ISS”. www.russianspaceweb.com. 2022年5月7日閲覧。
  8. ^ Navin, Joseph (2021年12月19日). “Soyuz MS-20 lands following 12-day ISS mission” (英語). NASASpaceFlight.com. 2022年5月7日閲覧。