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アルミン酸ストロンチウム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

アルミン酸ストロンチウム(アルミンさんストロンチウム、Strontium aluminate)は、ストロンチウムアルミニウムを含む無機化合物である。

概要

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アルカリ土類アルミン酸塩ユーロピウムネオジムジスプロシウムといった希土類元素を添加することで蓄光性を示す。1993年に根本特殊化学で従来の硫化亜鉛蛍光体よりも残光輝度が10倍高く、残光時間もまた10倍長いアルミン酸ストロンチウム蛍光体が開発され、N夜光(ルミノーバ)として販売される[1][2]。添加する元素によって残光の波長が変わる。

用途

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蓄光性蛍光体で時計文字盤や計器盤、誘導標識等に使用される。

脚注・出典

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  1. ^ 村山義彦. "新蓄光性材料." Journal of the Society of Inorganic Materials, Japan 8.291 (2001): 160-165.
  2. ^ 村山義彦. "新しい蓄光性材料の進展." Journal of the Society of Inorganic Materials, Japan 11.313 (2004): 439-443.

参考文献

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  • 村山義彦. "10 倍明るく, 10 倍長く光る夜光: 高性能夜光塗料." メカライフ: 機械系学生の情報誌 40 (1995): 20-21.
  • 村山義彦. "長残光性アルミン酸塩蛍光体の特性と応用." 化学工業 47.3 (1996): 227-230.
  • 村山義彦「世界一明るい夜光物質の誕生」『日経サイエンス』1996年5月号、20-29頁。 
  • 松沢隆嗣, et al. "希土類元素を用いた新しい長残光性蛍光体." 希土類= Rare earths 29 (1996): 79-87.
  • 村山義彦. "新蓄光性材料 「N 夜光」 の技術." ファインケミカル 26.11 (1997): 5-12.
  • 村山義彦. "機能顔料 N 夜光< ルミノ-バ>--世界初の高輝度, 長残光性蓄光顔料." 新素材 8.3 (1997): 34-38.
  • 松沢隆嗣, et al. "長残光性蛍光体の研究および開発." 電気化学および工業物理化学: denki kagaku 65.7 (1997): 547-549.
  • 村山義彦. "日本蓄光物語 (2)." セイフティダイジェスト 53.7 (2007): 18-21.

関連項目

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外部リンク

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