アルミスラグ
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アルミスラグとは、アルミ地金の打ち抜きなどで製造される、小型の加工用素材(中間製品)のことである。
「スラグ」(slug)の原義はナメクジで、そこから転じて金属の小片をこう呼ぶようになった。ただ、日本の金属業界で単に「スラグ」というと、金属精錬工程で排出される鉱滓(slag)を指すことが通例であり、「アルミの小片」という意味を明確にするため「アルミスラグ」という語が使用される。
製造方法
[編集]一般に、アルミ地金のコイル(巻き取られた板金)を、金型で打ち抜いて製造される。この方法は量産性に優れ、材料のムダが少ないとされる。金型と加工機の性能にもよるが、数㎜~150mm程度までの原材料厚が利用されている。
主な用途
[編集]非常に幅広い分野で利用されている。たとえば飲料やスプレーの缶など、絞り加工で量産されるものは、ほぼ100%が円盤状のアルミスラグから成型されている。アルミスラグ採用以前は、押し出し棒材を所定の厚みに輪切りにしていたが、厚みの均一化にやや難があり、量産性に劣るといった欠点があった。
脚注
[編集]出典
[編集]外部リンク
[編集]- 総合案内 - メーカーによる解説例(日本圧延工業)
- アルミスラグの製作|産業用機械・自動化機器|製品情報|三習工業株式会社 - 工程の一例(三習工業)
- スラグ素材 素材分野 アカオアルミ - 用途の一例(アカオアルミ)