アルゴン18
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種類 | 非公開会社 |
---|---|
業種 | 自転車 |
設立 | 1989年 |
創業者 | ジェルヴェ・リュー |
本社 | カナダ ケベック州モントリオール |
主要人物 | マルタン・ル・ソテール (CEO) |
製品 | 自転車および関連部品 |
売上高 | 2500万カナダドル |
従業員数 | 50 |
ウェブサイト |
www |
アルゴン18(Argon 18)は、カナダの自転車メーカーで、1989年にジェルヴェ・リューがケベック州モントリオールで創業した。ブランド名は、元素周期表の18番目のアルゴンから名付けられた。アルゴン18のバイクは70カ国以上で販売されており、プロサイクリングチームやプロトライアスリートのスポンサーも務めている。
2017年6月には、2020年東京オリンピックまで、カナダのロード、トラック、パラサイクリングのナショナルチームの公式サプライヤーに選ばれた。[1]
特徴
[編集]アルゴン18の自転車は、「軽量」「高剛性」「快適性」「エアロダイナミクス」の4つの要素を最適なバランスで実現することを目指している。そのために、以下のような独自の技術を用いている。
- 2種類のカーボンを使い分けたフレーム設計:フレームの上部は柔軟なカーボン繊維を使って衝撃吸収性を高め、下部は剛性の高いカーボン繊維を使ってパワー伝達性を高める。
- 3Dヘッドシステム:コラムスペーサーを使わずにヘッドチューブの高さを調整できるシステム。ヘッド周りの剛性を損なわずに、ポジションの幅を広げる。[2]
- ONEnessコンセプト:一体型のエアロフォークとエアロバーを採用したトライアスロンバイクの設計コンセプト。空気抵抗を減らしながら、操作性や快適性も確保する。[3]
モデル
[編集]アルゴン18の自転車は、用途や性能に応じて以下のようなモデルに分類される。
- GALLIUM(ガリウム):オールラウンドに走れるロードバイク。ディスクブレーキとリムブレーキの両方に対応している。PRO、無印、CSの3種類がある。
- KRYPTON(クリプトン):エンデュランス性能に優れたロードバイク。長距離ライドやツーリングに適している。PRO、GF、CSの3種類がある。
- NITROGEN(ナイトロジェン):エアロ性能に優れたロードバイク。レースやスピードを求めるライダーに適している。ディスクブレーキのみに対応している。
- E119(イーワンナインティーン):トライアスロンやタイムトライアルに特化したバイク。ONEnessコンセプトに基づいて設計されている。TRI、TRI+、TTの3種類がある。
- DARK MATTER(ダークマター):グラベルロードバイク。オフロードや悪路にも対応できる。ディスクブレーキのみに対応している。
スポンサーシップ
[編集]アルゴン18は、以下のような自転車競技チームやトライアスリートにスポンサーシップを提供している。
- ジェリーベリー・マキシス(UCIコンチネンタルチーム)
- シルバー・プロ・サイクリング・チーム(UCIコンチネンタルチーム)
- チャンピオン・システム・スタンズ・ノーチューブス(UCIコンチネンタルチーム)
- チーム・トレフォー・ブルー・ウォーター(UCIコンチネンタルチーム)
- チーム・ノボ・ノルディスク(UCIプロチーム)
- クレイグ・アレクサンダー(トライアスリート)
- ヘザー・ジャクソン(トライアスリート)
- ミシェル・ベステルビー(トライアスリート)
- エリック・ラガーストロム(トライアスリート)
- ステファニー・ロイ(トライアスリート)
参考文献
[編集]- ^ Beacon, Bill (15 June 2017). “National cycling team to use Canadian-made Argon 18 bikes in multi-year deal” (英語). Montreal Gazette. The Canadian Press 15 June 2017閲覧。
- ^ “3D Headtube | Argon 18”. Argon18.com (2020年4月22日). 2020年4月22日閲覧。
- ^ “ONEness Concept”. Argon18bike.com (2020年4月22日). 2020年4月22日閲覧。