アルギニンデカルボキシラーゼ
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アルギニンデカルボキシラーゼ(Arginine decarboxylase、EC 4.1.1.19)は、以下の化学反応を触媒する酵素である。
- L-アルギニンアグマチン + 二酸化炭素
従って、この酵素の1つの基質はL-アルギニン、2つの生成物はアグマチンと二酸化炭素である。
この酵素は、リアーゼ、特にカルボキシリアーゼに分類される。系統名は、L-アルギニン カルボキシリアーゼ(アグマチン生成)である。その他よく用いられる名前に、SpeA、L-arginine carboxy-lyase等がある。
この酵素は、尿素回路及びグルタミン酸代謝に関与する。また、補因子としてピリドキサールリン酸を必要とする。
構造
[編集]2007年末時点で、この酵素の5つの構造が解明されている。蛋白質構造データバンクのコードは、1MT1、1N13、1N2M、2NV9、2NVAである。
出典
[編集]- Blethen SL, Boeker EA, Snell EE (1968). “Argenine [sic] decarboxylase from Escherichia coli. I. Purification and specificity for substrates and coenzyme”. J. Biol. Chem. 243 (8): 1671–7. PMID 4870599.
- Ramakrishna S, Adiga PR (1975). “Arginine decarboxylase from Lathyrus sativus seedlings. Purification and properites”. Eur. J. Biochem. 59 (2): 377–86. doi:10.1111/j.1432-1033.1975.tb02465.x. PMID 1252.
- Taylor ES and Gale EF (1945). “Studies on bacterial amino-acid decarboxylases. 6. Codecarboxylase content and action of inhibitors”. Biochem. J. 39 (1): 52–58. PMC 1258148. PMID 16747854 .