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シャーロット・マクラウド

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アリサ・クレイグから転送)
シャーロット・マクラウド
Charlotte Macleod
ペンネーム アリサ・クレイグ (Alisa Craig)
誕生 1922年11月12日
カナダの旗 ニューブランズウィック州バース
死没 2005年1月14日
アメリカ合衆国の旗 メイン州ルイストン
職業 小説家
言語 英語
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
活動期間 1964年 - 1998年
ジャンル 推理小説
コージー・ミステリ
代表作 ピーター・シャンディ シリーズ
セーラ・ケリング シリーズ
ウィキポータル 文学
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シャーロット・マクラウド(Charlotte Macleod、1922年11月12日 - 2005年1月14日)は、アメリカ合衆国推理作家。別ペンネームにアリサ・クレイグ (Alisa Craig)。

1922年にカナダニューブランズウィック州に生まれ、翌1923年にアメリカへ移住。マサチューセッツ州ウェイマスで育つ。ボストンの美術学校、Art Institute of Bostonを卒業。図書館等に務めた後、1940年代後半から1950年代前半までボストンのスーパーマーケットコピーライターとして働く。1951年にアメリカに帰化。広告会社N. H. Miller & Companyに転職し、副社長にまで昇進した後、1982年に退職。

1960年代頃から執筆活動を始め、1970年代後半から刊行されたピーター・シャンディシリーズとセーラ・ケリングシリーズで人気を博する。

2005年1月14日、メイン州ルイストンの老人療養施設で死去(82歳)。晩年はアルツハイマー型認知症との闘病生活だった。

作品リスト

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シャーロット・マクラウド名義

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シャンディ教授シリーズ
# 邦題 原題 アメリカ合衆国の旗
刊行年
日本の旗
刊行年月
日本の旗
訳者
日本の旗
出版社
01 にぎやかな眠り Rest You Merry 1978年 1987年12月 高田恵子 東京創元社
創元推理文庫
02 蹄鉄ころんだ The Luck Runs Out 1979年 1988年12月
03 ヴァイキング、ヴァイキング Wrack and Rune 1982年 1989年05月
04 猫が死体を連れてきた Something the Cat Dragged In 1983年 1989年10月
05 オオブタクサの呪い The Curse of the Giant Hogweed 1985年 1990年12月
06 ウーザック沼の死体 The Corpse in Oozak's Pond 1987年 1989年08月 片岡しのぶ 扶桑社
〈扶桑社ミステリー〉
07 風見大追跡 Vane Pursuit 1989年 1991年07月
08 フクロウが多すぎる An Owl Too Many 1991年 1992年06月 高田恵子 東京創元社
〈創元推理文庫〉
09 水のなかの何か Something in the Water 1994年 1995年03月
10 牛乳配達退場 Exit the Milkman 1996年 1999年12月
セーラ・ケリングシリーズ
# 邦題 原題 アメリカ合衆国の旗
刊行年
日本の旗
刊行年月
日本の旗
訳者
日本の旗
出版社
01 納骨堂の奥に The Family Vault 1979年 1989年03月 浅羽莢子 東京創元社
〈創元推理文庫〉
02 下宿人が死んでいく The Withdrawing Room 1980年 1989年09月
03 盗まれた御殿 The Palace Guard 1981年 1990年07月
04 ビルバオの鏡 The Bilbao Looking Glass 1983年 1991年03月
05 消えた鱈 The Convivial Codfish 1984年 1991年10月
06 唄う海賊団 The Plain Old Man 1985年 1992年10月
07 リサイクルされた市民 The Recycled Citizen 1988年 1994年05月
08 富豪の災難 The Silver Ghost 1988年 1991年03月 片岡しのぶ 扶桑社
〈扶桑社ミステリー〉
09 ポカパック島の黒い鞄 The Gladstone Bag 1990年 1992年04月
10 復活の人 The Resurrection Man 1992年 1996年03月 浅羽莢子 東京創元社
〈創元推理文庫〉
11 おかしな遺産 The Odd Job 1995年 2015年06月 戸田早紀
12 浮かんだ男 The Balloon Man 1998年 2016年09月
その他
  • Mystery of the White Knight (1964)
  • Next Door to Danger (1965)
  • The Fat Lady's Ghost (1968)
  • Ask Me No Questions (1971)
  • King Devil (1978)
  • We Dare Not Go A Hunting (1980)
  • Cirak's Daughter (1982)
  • Maid of Honor (1984)
  • Grab Bag (1987) - 短編集、セーラ・ケリング シリーズ2編、ピーター・シャンディ シリーズ1編含む
    • 邦訳『お楽しみが一杯!』(訳:高田恵子・浅羽莢子、創元推理文庫)
      • 帰り途 Homecoming
      • モニク Monique
      • にぎやかな眠り Rest You Merry
      • 五十エーカーの最上の海草 Fifty Acres of Prime Seaweed (The Unlikely Demise of Cousin Claude)
      • 遺憾きわまる物語 It Was an Awful Shame
      • ベアードーウィニントン飛行船の不思議な事件 The Mysterious Affair of the Beaird-Wynnington Dirigible Airship
      • 時間誘拐 A Snatch in Time
      • クリーンな石板 Clean Slate
      • マイルズ・ピーボディの凶悪な求婚 The Felonious Courtship of Miles Peabody (The Courtship of Miles Peabody)
      • 執念 Force of Habit (Quietly, by Night)
      • 猫のほうが大事 Better a Cat (The High Price of Cat Food)
      • パタレイ夫人の恋人 Lady Patterly's Lover
      • レディ・Gの旅 Journey for Lady G.
      • 父はなんでも知っている Father Knew Best (The Martinet)
      • 任務 - 結婚 Assignment: Marriage
      • マーティンのように More Like Martine (Mine to Love)
      • 悪党ヴォードヴィリアンの卑劣なディレンマ The Dastardly Dilemma of the Vicious Vaudevillian
  • It Was an Awful Shame and Other Stories (2002) - 短編集、"Grab Bag" にセーラ・ケリングもの1編ほか2編追加して再版

アリサ・クレイグ名義

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# 邦題 原題 アメリカ合衆国の旗
刊行年
日本の旗
刊行年月
日本の旗
訳者
日本の旗
出版社
ジェネット&マドック シリーズ
1 殺人を一パイント A Pint of Murder 1980年 1993年02月 宮脇裕子 東京創元社
〈創元推理文庫〉
2 今宵は浮かれて Murder Goes Mumming 1981年 1993年12月
3 呑めや歌えや A Dismal Thing to Do 1986年 1995年11月
4 ブラスでトラブル Trouble in the Brasses 1989年 1997年05月
5 昔むかしの物語 The Wrong Rite 1992年 2000年05月
ディタニー・ヘンビット シリーズ
1 山をも動かす The Grub-and-Stakers Move a Mountain 1981年 1994年01月 森下弓子 東京創元社
〈創元推理文庫〉
2 キルトは楽しい The Grub-and-Stakers Quilt a Bee 1985年 1995年01月
3 芝居も大変 The Grub-and-Stakers Pinch a Poke 1988年 1996年07月
4 レシピに万歳 The Grub-and-Stakers Spin a Yarn 1990年 1998年03月
5 The Grub-and-Stakers House a Haunt 1993年
その他
潮の騒ぐ家 The Terrible Tide 1983年 1992年04月 浅羽莢子 創元推理文庫

文学賞受賞・候補歴

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出典

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  1. ^ Anthony Award Nominees and Winners”. バウチャーコン. 2015年6月13日閲覧。
  2. ^ The Nero Award List Chronological(ネロ・ウルフ賞受賞者・年代順)”. Wolfe Pack. 2015年6月13日閲覧。
  3. ^ Past Agatha Award Winners & Nominees”. 2015年6月13日閲覧。