アララト (アルメニアの都市)
表示
座標: 北緯39度48分34秒 東経44度42分52秒 / 北緯39.80944度 東経44.71444度
アララト Արարատ | |
---|---|
北緯39度48分34秒 東経44度42分52秒 / 北緯39.80944度 東経44.71444度 | |
国 | アルメニア |
地方 | アララト地方 |
建設 | 1929年 |
標高 | 825 m |
人口 (2008年) | |
• 合計 | 20,480人 |
等時帯 | UTC+4 (アルメニア時間) |
アララト(アルメニア語: Արարատ)は、アルメニアのアララト地方にある都市。首都エレバンから北西42kmに位置する。建設業の中心地で、鉄道駅も置かれている。
1929年に入植地として開拓され、1935年にダヴァル村と合併した。現在では2つのセメント工場とアララト金再生会社の3つの主要な事業所がある。セメント工場から出る粉塵と金工場から出るシアン化合物のため、環境は汚染されている。2005年夏に行われた環境調査では、大気の汚染度が許容量の9.6倍にも達した。
アララト金再生会社をめぐる争い
[編集]アララトには多くの建材企業があるが、とりわけアララト金再生会社(AGRC)はセヴァン湖の東20kmに位置するソトク金山から産出される金を精製している[1]。精製では1トンにつき約0.46グラムの金が産出される。この精製作業の第一段階に「粉砕」があるが、その時浄化のため「シアン硝酸化学プロセス」が用いられる[1]。このプロセスにより、毒性、放射性のある副産物ができる。そのため、工場の近辺では多くの動物が死ぬ事件が多発した[1]。2003年から08年にかけて最低でも10件の事故が起きた。死んだ動物の中には牛や魚も含まれていたため、農業漁業にも影響が出ている[1]。
スポーツ
[編集]サッカークラブのFCアラクス・アララトが本拠地としている。
姉妹都市
[編集]- ブュッシー=サン=ジョルジュ(フランス、2009年8月7日から[2])
脚注
[編集]- ^ a b c d Sargsyan, Emma (2008年5月19日). “Behind Gold’s Luster Lie Lands Torn Asunder and Urgent Questions”. Hetq 2015年10月7日閲覧。
- ^ “Armtown.com”. 2010年6月24日閲覧。[リンク切れ]