アモン・シェイ
アモン・シェイ Ammon Shea | |
---|---|
職業 |
ノンフィクション作家 編集者 辞書編纂者 |
言語 | 英語 |
国籍 | アメリカ合衆国 |
活動期間 | 1999年 - |
ジャンル | 英単語 |
主題 | 英語 |
代表作 | 『そして、僕はOEDを読んだ』 |
公式サイト | Ammon Shea's official website at the Wayback Machine (archived 2015年3月28日) |
アモン・シェイ(英語: Ammon Shea)は、アメリカ合衆国のノンフィクション作家・編集者・辞書編纂者である。英語に関する著作で知られる。メリアム=ウェブスター社で、編集者・研究者として5年以上働いている[1]。
シェイは、辞書・類義語辞典・様々な分野の用語辞典を1000冊ほど持っているけれども、自身を辞書類収集家だとは思っておらず、収集しているのは単語そのものであると述べている[2]。
経歴
[編集]辞書を読むことを10歳の頃から趣味とし、意味が曖昧だったり、普段はあまり使われなかったりする英単語に関する本である『Depraved English』や『Insulting English』を、ピーター・ノヴォバツキーと共著で出版した[2][3][4]。
辞書研究をする以前は、パリでミュージシャンをしたり、サンディエゴでゴンドラの船頭をしたり、ニューヨークで家具運送をしたり、大道芸人をしたりしながら、様々な種類の辞書や用語集を読んできた[2][5]。
単語収集家のシェイは、『ウェブスター新国際英語辞典』第2版を1990年代には既に読破しており[2][6]、続いて『ウェブスター新国際英語辞典第3版』を読破した[2]。それ以来、古語辞典・方言辞典・俗語辞典・口語辞典・医学用語事典・精神医学事典など、辞書や用語辞典の類いを読み続けている[2]。
その後シェイは、『オックスフォード英語辞典(OED)』を通読し、その手記として、『そして、僕はOEDを読んだ』を2008年に出版した[2]。
そしてその後、オックスフォード大学出版局の米語辞典編纂者に採用された。
2010年3月14日に、ニューヨーク・タイムズ・マガジンのコラム「"On Language"(言語について)」に寄稿した[7]。
2010年に、『The Phone Book: The Curious History of the Book That Everyone Uses But No One Reads』を出版した[8]。
2014年に、『Bad English: A History of Linguistic Aggravation』を出版した[9]。
現在は、大きく古い本に囲まれながら、妻と息子と2匹の犬と共にニューヨークで生活している[2][10]。
著書
[編集]- Novobatzky, Peter; Shea, Ammon (1999). Depraved English. St. Martin's Press. ISBN 978-0312207731
- Novobatzky, Peter; Shea, Ammon (2001). Insulting English. St. Martin's Press. ISBN 978-0312272081
- アモン・シェイ 著、田村幸誠 訳『そして、僕はOEDを読んだ』三省堂、2010年(原著2008年)。ISBN 978-4-385-36469-8。
- Shea, Ammon (2008). Reading the OED: One Man, One Year, 21,730 Pages. Perigee Trade. ISBN 978-0399533983
- Shea, Ammon (2010). The Phone Book: The Curious History of the Book That Everyone Uses But No One Reads. TarcherPerigee. ISBN 978-0399535932
- Shea, Ammon (2014). Bad English: A History of Linguistic Aggravation. TarcherPerigee. ISBN 978-0399165573
脚注
[編集]- ^ “Ammon Shea” (英語). New England Public Media. 2024年2月1日閲覧。
- ^ a b c d e f g h “そして、僕はOEDを読んだ|英語書籍|教育関連書籍・辞典一覧|教科書・教材|三省堂”. tb.sanseido-publ.co.jp. 2024年2月1日閲覧。
- ^ "Ammon Shea". Contemporary Authors Online. April 1, 2010. Retrieved on June 4, 2010.
- ^ Ben Hoyle. "Ammon Shea left with onomatomania after reading Oxford dictionary from A to Z". The Times. October 4, 2008. Retrieved on June 4, 2010.
- ^ Jeffrey Gantz. "Words, Words, Words Archived February 6, 2010, at the Wayback Machine.". Boston Phoenix. August 11, 2008. Retrieved on June 4, 2010.
- ^ Nicholson Baker. "From A to Zyxt". New York Times. August 3, 2008. Retrieved on June 4, 2010.
- ^ Ammon Shea. "Vocabulary Size". The New York Times. March 14, 2010. Retrieved on June 5, 2010.
- ^ Curiosity Does The Walking In 'The Phone Book'. NPR. October 3, 2010. Retrieved on February 21, 2011.
- ^ From Lunch (n.) To Balding (adj.), Some Words Are Just 'Bad English. NPR. June 4, 2014. Retrieved on June 4, 2014.
- ^ OUPblog (2014年8月4日). “10 questions for Ammon Shea” (英語). OUPblog. 2024年2月1日閲覧。
外部リンク
[編集]アモン・シェイ (@ammonshea) - X(旧Twitter)