アメリカ合衆国サッカー連盟2部プロフェッショナルリーグ
アメリカ合衆国サッカー連盟2部プロフェッショナルリーグ | |
---|---|
加盟国 | アメリカ合衆国 |
越境参加 |
カナダ プエルトリコ |
大陸連盟 | CONCACAF |
創立 | 2010 |
最終年 | 2010 |
カンファレンス |
USLカンファレンス NASLカンファレンス |
参加クラブ | 12 |
リーグレベル | 第2部 |
上位リーグ | なし |
下位リーグ | なし |
国内大会 |
ラマー・ハント・USオープンカップ カナディアン・チャンピオンシップ |
最新優勝クラブ | プエルトリコ・アイランダーズ (2010) |
公式サイト | USSF D2 Pro League at ussoccer.com |
アメリカ合衆国サッカー連盟2部プロフェッショナルリーグ(USSF Division 2 Professional League (D2 Pro League)[1])は、2010年にアメリカ合衆国サッカー連盟(USSF)より、1シーズンのみ暫定的に開催されたセミプロサッカーリーグである。対立していたユナイテッドサッカーリーグ(USL)と北米サッカーリーグ(NASL)が歩み寄りを見せ、12チームで行われた。リーグはアメリカ合衆国とカナダによって構成されるメジャーリーグサッカーに次ぐ2部組織だった[2]。
歴史
[編集]2009年8月27日、ユナイテッドサッカーリーグの法人スポンサーだったナイキがその資本を投資信託会社のNuRock社へ売却した。これに端を発したいくつかの参加クラブがUSLの方針に合わないとして、2009年のシーズン終了後、北米サッカーリーグを立ち上げ独立した。その後両リーグ間で訴訟問題に発展したが、アメリカ合衆国サッカー連盟が仲介を行い、2つのリーグを形式上再統合してこのリーグが誕生した。
12チームが「USLカンファレンス」と「NASLカンファレンス」2組に分かれてリーグ戦を行った。
翌2011年からNASLを2部リーグ相当、USLの1部リーグ「USL Pro」を3部相当とし、各クラブがそれぞれのリーグに所属。USSF2部プロリーグは1年で解散された。
参加チームの一覧
[編集]クラブ | 設立 |
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USLカンファレンス | |
オースティン・アズテックス | 2008 |
NSCミネソタ・スターズ | 2009 |
ポートランド・ティンバーズ | 2001 |
プエルトリコ・アイランダーズ | 2003 |
ロチェスター・ライノズ | 1996 |
FCタンパベイ | 2008 |
NASLカンファレンス | |
カロライナ・レイルホークス | 2006 |
クリスタル・パレス・ボルチモア | 2006 |
マイアミFC | 2006 |
モントリオール・インパクト | 1992 |
ACセントルイス | 2009 |
バンクーバー・ホワイトキャップス | 1986 |
ポット分け
[編集]ポット1 | NSCミネソタ・スターズ · ポートランド・ティンバーズ · ACセントルイス · バンクーバー・ホワイトキャップス |
ポット2 | クリスタル・パレス・ボルチモア · カロライナ・レイルホークス · モントリオール・インパクト · ロチェスター・ライノズ |
ポット3 | オースティン・アズテックス · マイアミFC · プエルトリコ・アイランダーズ · FCタンパベイ |
試合方式
[編集]予選リーグは年間30試合で、同じカンファレンスに属するクラブとは4回総当り(20試合)、異なるカンファレンスとは1回総当り(6試合)に加え、カンファレンスに関係なく本拠地の近い地域の4チームと更に1試合ずつ追加で対戦を行う。
勝ち点は勝ち3・引き分け1・負け0で、それぞれのカンファレンスの1位が自動的に決勝トーナメントに進出。2位以下のチームはカンファレンスに関係なく、全12チームの勝ち点上位8位までのチームが進出する。
決勝トーナメントは8チームがたすきがけの方式(通算成績1位対8位、2位対7位、3位対6位、4位対5位)でまず1回戦を行い、以後は勝ち抜き制である。試合は2試合(ホーム・アンド・アウェートーナメント)の合計得点で競い、2試合の得点の多いチームが次のステップに進む。ただし2試合を終了しての合計が同点の場合、第2試合終了後に延長戦→PK戦を行う。
年度別カンファレンス予選・年間総合優勝一覧
[編集]年度 | NASLカンファレンス | USLカンファレンス | 予選リーグ総合1位 | 年間総合優勝 |
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2010 | カロライナ | ロチェスター | ロチェスター | プエルトリコ |
ベストイレブン
[編集]- GK: Jay Nolly (バンクーバー・ホワイトキャップス)[3]
- DF: Greg Janicki (バンクーバー・ホワイトキャップス)[3]
- DF: Aaron Pitchkolan (ロチェスター・ライノズ)[3]
- DF: Troy Roberts (ロチェスター・ライノズ)[3]
- MF: Ryan Pore (ポートランド・ティンバーズ)[3]
- MF: Martin Nash (バンクーバー・ホワイトキャップス)[3]
- MF: Jamie Watson (オースティン・アズテックス)[3]
- MF: Pauli Araujo Jr. (マイアミFC)[3]
- MF: Daniel Paladini (カロライナ・レイルホークス)[3]
- FW: Eddie Johnson (オースティン・アズテックス)[3]
- FW: Ali Gerba (モントリオール・インパクト)[3]
脚注
[編集]- ^ “U.S. Soccer Division 2 Professional League Schedule Announced”. ussoccer.com. (2010年2月8日). オリジナルの2010年2月13日時点におけるアーカイブ。 2010年2月8日閲覧。
- ^ “U.S. Soccer Conference Call Regarding 2010 Division 2 Soccer League”. ussoccer.com. (2010年1月7日). オリジナルの2010年1月10日時点におけるアーカイブ。 2010年1月9日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k “USSF D-2 Pro League Best XI and Awards”. NASL.com (North American Soccer League, LLC). (21 October 2010). オリジナルの6 February 2011時点におけるアーカイブ。 10 April 2020閲覧。