アメリカ切手
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アメリカ切手(アメリカきって)は、アメリカ合衆国で発行された切手である。
概要
[編集]アメリカの切手には大きく分けて、普通切手、記念切手、航空切手などがある。
アメリカの切手の種類
[編集]普通切手
[編集]最初の普通切手は1847年に発行された。最初の普通切手は5セントと10セントの額面で発行された。5セント切手にはフランクリン、10セント切手にはワシントンが描かれた。1847年シリーズの未使用切手は非常に希少である。下記は初期の普通切手である。
- 1847年シリーズ
- 1851年シリーズ
- 1861年シリーズ
- 1869年シリーズ
- 1870年シリーズ
- 1890年シリーズ
- 1894年シリーズ
- 1902年シリーズ
- 1908年シリーズ
- 1922年シリーズ
記念切手
[編集]最初の記念切手は1893年に発行された。最初の記念切手はコロンブスのアメリカ発見400年を記念して開催された博覧会の記念切手16枚のセット(額面1セント~5ドル)である。その後も、博覧会を記念する記念切手のセットの発売が続いた。なお、世界コロンブス博覧会記念とトランス・ミシシッピ記念の高額面切手(1ドル以上の額面)は現在においては非常に希少であり、カタログでも特に高額に評価されている。下記は初期の記念切手である。
- 世界コロンブス博覧会記念(1893年)
- トランス・ミシシッピ博覧会記念(1898年)
- パン・アメリカン博覧会記念(1901年)
- ルイジアナ購入博覧会記念(1904年)
- ジェームスタウン博覧会記念(1907年)
- リンカーン生誕100年記念(1909年)
- アラスカ・ユーコン太平洋博覧会記念(1909年)
- ハドソン・フルトン記念(1909年)
- パナマ太平洋博覧会記念(1913年)
航空切手
[編集]最初の航空切手は、ニューヨーク・フィラデルフィア・ワシントンを結ぶ航空郵便路の開設に伴い、1918年に発行された。飛行船ツェッペリン号の切手は人気があり、カタログでも高額に評価されている。また、2005年にシーゲルオークションにおいて、エラー切手として名高い「宙返り24セント」(英名は"Inverted Jenny")のプレートナンバー付きブロック(右写真)が297万ドル(約3億円)で落札され話題を呼んだ。下記は初期の航空切手である。
- カーチス「ジェニー」機(1918年)
- プロペラ、他(1923年)大陸横断航空郵便路開設に伴う
- 地図と飛行機(1926年)民間航空郵便路開設に伴う
- リンドバーグ大西洋横断(1927年)
- ビーコン(1928年)料金の大幅値下げ(初めの1オンスまで5セント)が実施される
- 翼のついた地球(1930年ほか)
- 飛行船ツェッペリン号(1930年)世界一周飛行の際、同機に搭載する郵便物に使用するため発行
- 進歩の一世紀博覧会(1933年)シカゴで開催の同博覧会に際し、ツェッペリン号が再度飛来、記念飛行を行った際、同機に搭載された郵便物に使用するため発行