アメリカチーター
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アメリカチーター | ||||||||||||||||||||||||||||||
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M. trumani
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分類 | ||||||||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
Miracinonyx (Adams, 1979) | ||||||||||||||||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
American cheetah |
アメリカチーターとは、食肉目ネコ科ネコ亜科Miracinonyx属(北アメリカ固有、260万年前~1.2万年前に生息、形態的に現生チーターに似る。)に属す2種の絶滅種を指す[1]。これらの種はもともと全身骨格の断片で知られるのみであったが、ほぼ完全な全身骨格がワイオミング州北部のNatural Trap Caveで発見された [2]。
2種はM. inexpectatus と M. trumaniと命名されている。さらに3番目の種M. studeriが含まれることもあるが、M. inexpectatusの幼生シノニムとされることが多い。両種とも現代のチーターによく似ており、顔が短く、酸素を効率よく取り込むため鼻腔が大きく、脚は速く走るのに適したプロポーションとなっている。しかし、これらの類似は共通祖先に由来するものではなく、平行進化または収斂進化の結果と考えられている。体長は現生チーターよりも大きく、ピューマの北アメリカ亜種と同じくらいである。 体重は70kg前後、体長170cm、尾長92cm、肩高85cm[3]。大型の標本では体重は95kg以上[4]。
系統
[編集]Chimento and Dondas (2017)によれば、ピューマ属と姉妹群である[5]。
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脚注
[編集]- ^ “Miracinonyx Adams 1979 (American cheetah)”. Fossilworks website. 2013年12月2日閲覧。
- ^ “Late Pleistocene, paleoecology and large mammal taphonomy, Natural Trap Cave, Wyoming”. National Geographic Research & Exploration (1993年). 2017年6月20日閲覧。
- ^ “Extinct American Cheetah, Miracinonyx inexpectatus”. San Diego Zoo factsheet (July 2010). 2016年3月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月6日閲覧。
- ^ Caro, T.M. (1994). Cheetahs of the Serengeti Plains: Group Living in an Asocial Species. Chicago: University of Chicago Press. pp. 500. ISBN 978-0226094335
- ^ Chimento, N.R.; Dondas, A. (2017). “First record of Puma concolor (Mammalia, Felidae) in the Early-Middle Pleistocene of South America”. Journal of Mammalian Evolution 25 (3): 381–389. doi:10.1007/s10914-017-9385-x.