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アメリカセンナ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アメリカセンナ
アメリカセンナ
分類APG IV
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
階級なし : コア真正双子葉類
core eudicots
階級なし : バラ類 rosids
階級なし : マメ群 fabids
(真正バラ類I eurosids I)
: マメ目 Fabales
: マメ科 Fabaceae
亜科 : ジャケツイバラ亜科 Caesalpinioideae
: センナ属 Senna
: アメリカセンナ S. hebecarpa
学名
Senna hebecarpa (Fernald)
H.S.Irwin & Barneby
シノニム

Cassia hebecarpa Fernald
Cassia hebecarpa var. longipila E.L.Braun

英名
American Senna, American Wild Senna

アメリカセンナ(学名:Senna hebecarpa[1])はマメ科センナ属の常緑低木~多年草。帰化植物[2]

本項ではYList[1]に従いS. hebecarpaの学名を充てるが、林・名嘉(2022)[3]は学名不明としている。

特徴

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高さ0.5–1.5 m。葉は3 cmほどの葉柄をもつ偶数羽状複葉で互生し、長さ15–20 cm。小葉は4–8対で歪んだ披針形、長さは3–6 cmほどで、各小葉の先は尖る。小葉柄は長さ2 mmほどで有毛。花は鮮やかな黄色で径4 cmほど、頂生の散房花序に多数つく。開花期は春~夏。豆果は長さ約10 cm、幅約1 cmでゆるやかに曲がり10–20節で、下を向く。種子は倒卵形~卵状楕円形で長さ約4–5 mm、幅約2 mm[4][2][3]

本種と同様に琉球諸島へ帰化しているとされる同属のハブソウ[5]に小葉の形態が似るが[3]、ハブソウの豆果は上を向き[6]こん棒状になる[7]点で本種とは異なる。

分布と生育環境、利用

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北米原産。沖縄県へは1970年頃に庭園樹として導入、庭や公園に植栽される。また、逸出したものが集落内外で生育[2][8][3]

脚注

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  1. ^ a b (米倉 & 梶田 2003)
  2. ^ a b c (植村ほか 2015, p. 400)
  3. ^ a b c d (林 & 名嘉 2022, p. 293)
  4. ^ (池原 1989, p. 227)
  5. ^ (大橋 2021, p. 447)
  6. ^ (森 2020, p. 225)
  7. ^ 広島市植物公園ブログ”. 広島市植物公園 (2021年9月15日). 2024年5月5日閲覧。
  8. ^ (中尾 2015, p. 41)

参考文献

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  • 米倉浩司・梶田忠 (2003年). “アメリカセンナ Senna hebecarpa”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). http://ylist.info/. 2024年4月30日閲覧。
  • 林将之; 名嘉初美『沖縄の身近な植物図鑑』ボーダーインク、2022年。ISBN 9784899824350 
  • 中尾裕『八重山の豆蔵』南山舎、2015年。 
  • 森昭彦『帰化&外来植物見分け方マニュアル950種』秀和システム、2020年。ISBN 9784798057927  ※ハブソウの形態
  • 大橋広好 著「センナ属 ハブソウ」、大橋広好・門田裕一・木原浩・邑田仁・米倉浩司 編『フィールド版改訂新版 日本の野生植物』 1巻、平凡社、2021年。ISBN 9784582535389  ※ハブソウの分布
  • 植村修二 ほか『増補改訂 日本帰化植物写真図鑑:Plant invader 500種』 2巻、全国農村教育協会、東京都台東区、2015年。ISBN 9784881371855 
  • 池原直樹「シダ植物~まめ科」『沖縄植物野外活用図鑑』 7巻、新星図書出版、沖縄県浦添市、1989年。  ※旧属名Cassia hebecarpaで掲載

外部リンク

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