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ジューンベリー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ジューンベリー
ジューンベリー
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
: バラ目 Rosales
: バラ科 Rosaceae
亜科 : ナシ亜科 Maloideae
: ザイフリボク属 Amelanchier
: ジューンベリー A. canadensis
学名
Amelanchier canadensis
和名
アメリカザイフリボク
英名
Amelanchier canadensis

ジューンベリー(和名:アメリカザイフリボク、学名:Amelanchier canadensis)はバラ科ザイフリボク属に属する小木。

日本では果樹として少しずつ普及が広がっている。

特徴

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ジューンベリー

落葉で樹高は0.5-8 mほど。早春に5弁の白い花を咲かせ、果実は直径7-10 mm、6月頃に黒紫に熟し、細かい種子を含む。果実が6月 (June) に収穫できるところから、ジューンベリー(: Juneberry)という名称がついたとされる[1]

寒さには強いが、夏期の乾燥にはやや弱い。

1本でも結実性が高く、日本でも育てやすい種である。

分布

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カナダニューファンドランド州からオンタリオ州まで、アメリカメーン州からアラバマ州にかけての標高200m以下の低地に多く分布する。特に海岸線に近い地域でよく見られる[2][3]

別名

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地域により様々な別名が存在する。カナディアン・サービスベリーカラント・ツリーシャッドブッシュシャッドブッシュ・サービスベリーシャッドブロウシュガープラムなど[4]

近縁種とも似た名称が多く紛らわしい。由来についてはザイフリボク属を参照。

利用

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甘くクセのない果実は生食に適する他[3]パイジャムの材料としても利用され、様々な薬効成分の研究も進んでいる[5]

北米では庭木や街路樹用としても大変人気があり[6]、花、果実、紅葉を楽しむことが出来る。また、盆栽の素材としても適している。

脚注

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  1. ^ 辻井達一『続・日本の樹木』中央公論新社〈中公新書〉、2006年2月25日、80頁。ISBN 4-12-101834-6 
  2. ^ Germplasm Resources Information Network: Amelanchier canadensis
  3. ^ a b University of Maine: Amelanchier canadensis
  4. ^ Amelanchier spp. Family: Rosaceae Serviceberry[リンク切れ] Center for Wood Anatomy Research, USDA Forest Service
  5. ^ Plants For A Future: Amelanchier canadensis
  6. ^ Bailey, L. H. (2005). Manual of Gardening. (Second Edition) Project Gutenberg Literary Archive Foundation 

外部リンク

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