アメッド・ムフター・ルフマ・ナイリ
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アメッド・ムフター・ルフマ・ナイリ[1](アラビア語: أحمد مفتاح روهوما نايلي、英語: Ahmed Muftah Ruhuma Naili[2]、1967年 - )は、リビアの外交官。ジュネーブ生まれ[3]。金沢大学法学修士[4]、明治大学商学博士[3]。外務大臣付参事官や外務大臣室代理室長を経て[3]、2017年7月26日から2021年7月20日にかけて駐日全権公使兼臨時代理大使を務めた[5][6]。
経歴
[編集]2002年、金沢大学で修士(法学)を取得[4]。 2005年3月26日、明治大学で博士(商学)を取得[2]。博士課程修了後、2005年の愛知万博でリビア館長を務めた[7]。
2005年より明治大学軍縮平和研究所客員研究員、2006年より筑波大学北アフリカ地中海研究センター客員協力研究員[3]。
リビア帰国後、2015年から2016年にかけて外務大臣付参事官、外務大臣室代理室長。2017年5月から2018年5月にかけて、化学兵器禁止機関秘密保全委員会副委員長[3]。
2017年7月26日より、駐日全権公使兼臨時代理大使[5]。同年10月27日、母校の金沢大学を訪問して山崎光悦学長と懇談[4]。
2019年8月9日、長崎で開催された平和祈念式典に参列し、原爆投下による長崎と広島の犠牲者に思いを馳せて冥福を祈った[8]。同年10月22日、皇居正殿松の間で今上天皇の即位礼正殿の儀が執り行われ[9]、ナイリ臨時代理大使がリビア代表として参列した[10]。
2021年7月20日、駐日全権公使兼臨時代理大使を離任[6]。
論文
[編集]寄稿
[編集]- 塩尻和子編『リビアを知るための60章【第2版】』(2020年3月、明石書店) ISBN 9784750349732[3]
出典・脚注
[編集]- ^ 「Wikipedia:記事名の付け方/アラブ人等イスラム系の人名」に従うとアフマド・ムフターフ・ルーフーマー・ナーイリーとなるが、本項では明治大学の博士論文におけるカナ表記を採用。また、アメッド・エム・アール・ナイリ、アメッド・M・R・ナイリ(英語: Ahmed M. R. Naili)、あるいは単にアメッド・ナイリ(アラビア語: أحمد نايلي、英語: Ahmed Naili)と呼ばれることも少なくない。
- ^ a b c CiNii 博士論文 - An analysis of the political economy of Japan-Arab relations
- ^ a b c d e f リビアを知るための60章【第2版】 塩尻 和子(編著) - 明石書店 | 版元ドットコム
- ^ a b c 在日リビア臨時代理大使が来学 | 金沢大学
- ^ a b 駐日各国大使リスト | 外務省(2021年7月17日時点のアーカイブ)
- ^ a b 駐日各国大使リスト | 外務省(2021年8月7日時点のアーカイブ)
- ^ おこのぎ八郎 | Facebook
- ^ 被爆地の願いを世界に 50カ国の大使が献花 原爆落下中心地碑|【西日本新聞ニュース】
- ^ 即位礼正殿の儀 | 首相官邸ホームページ
- ^ 外交青書 2020 | 即位礼正殿の儀参列者(外国元首・祝賀使節等及び駐日外国大使等) | 外務省
- ^ 英題は “An analysis of the political economy of Japan-Arab relations”
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]公職 | ||
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先代 アフマド・アブドルカリーム・サーレム・オウン |
駐日リビア大使館公館長 2017年 - 2021年 |
次代 セラージ・S・A・アルシュテウィ |