アマンゼ・エゲケゼ
Kataja BC No.32 | |
---|---|
ポジション | パワーフォワード |
基本情報 | |
愛称 | アマンゼ、ゼェ |
国籍 | アメリカ合衆国 |
生年月日 | 1995年12月3日(29歳) |
出身地 | イリノイ州レイク・イン・ザ・ヒルズ |
身長 | 203cm (6 ft 8 in) |
体重 | 100kg (220 lb) |
キャリア情報 | |
高校 | ハントリー高校 |
大学 | ベルモント大学 |
NBAドラフト | 2018年 / ドラフト外 |
経歴 | |
2018 | 横浜ビー・コルセアーズ |
2019 | 琉球ゴールデンキングス |
2019 | 新潟アルビレックスBB |
2019 | PAOK BC |
2020-2021 | BC Gries-Oberhoffen |
2021-2022 | Donar |
2022- | Kataja BC |
受賞歴 | |
| |
選手情報 B.LEAGUE.jp |
アマンゼ・エゲケゼ(Amanze Egekeze、1995年12月3日 - )は、アメリカイリノイ州レイク・イン・ザ・ヒルズ出身のプロバスケットボール選手。ポジションはフォワード。203cm、100kg[1]。
来歴
[編集]NCAA 1部オハイオ・バレー・カンファレンス(Ohio Valley Conference, OVC)の強豪ベルモント大学のエースとして活躍。2016-17,2017-18の両シーズンで、ベルモント大学をOVCの地区チャンピオンに導いている。シニア(2017-18シーズン)の成績は、一試合平均16.8得点、6.2リバウンド、0.9アシストで、得点とリバウンドはリーグ2位だった[2]。2018年ののNBAサマーリーグには、メンフィス・グリズリーズとダラス・マーベリックスからの接触があったが、正式なオファーには繋がらなかった[3]。フランス、イタリア、スペインのチームからも打診があった中で[3]、2018年7月13日に日本のBリーグ 横浜ビー・コルセアーズへの入団が発表された[1]。
シーズン開幕直後はレギュラーとして活躍し、開幕から12試合連続の二桁得点で、うち2試合で得点とリバウンドのダブル・ダブルを記録している。しかし11月に入ってからはコンディションの低下からか精彩を欠くプレイが増え、期待されていた3ポイントシューターとしての成功確率も低下し、3割を切っていた。11月17日の福岡戦(30分出場 6得点)を最後にベンチ外が続くようになり、11月30日にはチームからの契約解除が発表された[4]。
年が明けた2019年1月、大黒柱のジョシュ・スコットを怪我で欠いている琉球ゴールデンキングスと契約した[5]。1月15日,16日の大阪戦に初出場、2月2日,3日の新潟戦では2試合連続のダブル・ダブルを記録したが、1月16日にケビン・ジョーンズが琉球に加入した後は、外国人枠の関係でのベンチ外が続き、2月13日に契約満了が発表された[6]。
2月19日に新潟アルビレックスBBへの加入が発表された[7]。これにより2018-19シーズンは、B1リーグの3チームでプレーする事になった。
2019年9月1日、ギリシャA1バスケットボールリーグに所属するPAOKとの契約が発表された[8]。国内リーグでは11試合出場、1試合平均12.7分のプレイタイムで、3.3得点、2.4リバウンドという成績を残した[9]。
2020年7月フランスリーグ2部Pro Bの BC Gries-Oberhoffenとの契約を発表[10]。9試合の出場で、1試合平均24.8分のプレイタイムで、10.8得点、4.1リバウンドという成績を残した[11]。
2021年6月30日、BNXTリーグに所属するフローニンゲンとの契約が発表された[12]。FIBAヨーロッパカップでは6試合に出場、1試合平均32.0分の出場で、11.8得点、4.5リバウンド、1.3アシストという成績を残した[13]。BNXTリーグでは43試合の出場、1試合平均21.3分の出場で、8.8得点、3.9リバウンド、フリースロー成功率81.3%、スリーポイント成功率36%という成績を残した[14]。チームは2021-2022シーズンのオランダ・バスケットボールカップ(英語版)で優勝し、エゲケゼ本人も決勝戦に出場している[15]。
2022年8月3日、フィンランドの国内トップリーグのコリスリーガ(英語版)に所属するカタヤ・BC(英語版)との契約が発表された[16][17]。
ナイジェリア代表
[編集]ナイジェリアへ帰化し、2021年アフロバスケットの予選に出場し、代表デビュー[18]。
人物
[編集]バスケットボールプレイヤーとしての特徴
[編集]- 相手チームのディフェンスを広げて、味方の攻撃スペースを作る役割を担う。いわゆる「ストレッチ・フォー」タイプのフォワードである[19]。
- シュート全般の精度が高いが、特に ベルモント大学での2017-18シーズンにおけるスリーポイントシュートの成功率は.425で、OVCにおけるシーズン1位を記録している[20]。
その他
[編集]- 両親は1980年代にナイジェリアから米国に移住しており、父親が医師、母親が看護師をしている[21]。
- アマンゼは4人兄弟の次男で、長兄は医大生である[21]。
- 大学に進学するときにはNCAA 1部から6校のオファーが届いた。またスポーツだけではなく、GPA 3.5と勉学も優秀である[21]。(補足:GPA(Grade Point Average)とは米国の大学や高校ので標準的に使われる各科目の成績から特定の方式によって算出された学生の成績評価値の事。0~4の5段階であるため、3.5はトップクラスである。)
- 横浜ビー・コルセアーズ オフィシャルブーストソングにおける選手紹介は、 「プロのスタート海賊選んで 一緒に未来を描こうぜ No.8 アマンゼ・エゲケーゼ」[22]
個人成績
[編集]大学時代
[編集]略称説明 | |||||
---|---|---|---|---|---|
GP | 出場試合数 | GS | 先発出場試合数 | MPG | 平均出場時間 |
FG% | フィールドゴール成功率 | 3P% | スリーポイント成功率 | FT% | フリースロー成功率 |
RPG | 平均リバウンド数 | APG | 平均アシスト数 | SPG | 平均スティール数 |
BPG | 平均ブロック数 | TO | 平均ターンオーバー数 | PPG | 平均得点 |
太字 | キャリアハイ | * | リーグリーダー | † | 優勝シーズン |
シーズン | チーム | GP | GS | MPG | FG% | 3P% | FT% | RPG | APG | SPG | BPG | TO | PPG |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
OVC 2014-15 | ベルモント大 | 33 | 23 | 20.0 | .404 | .338 | .837 | 3.2 | 0.7 | 0.8 | 0.5 | 0.8 | 5.4 |
OVC 2015-16 | ベルモント大 | 31 | 31 | 22.7 | .539 | .422 | .768 | 3.4 | 0.7 | 0.4 | 0.4 | 0.9 | 9.0 |
OVC 2016-17 | ベルモント大 | 30 | 29 | 27.2 | .487 | .384 | .843 | 5.5 | 0.9 | 0.4 | 0.8 | 1.4 | 11.3 |
OVC 2017-18 | ベルモント大 | 33 | 33 | 34.5 | .505 | .425 | .802 | 6.2 | 0.9 | 0.6 | 0.2 | 1.3 | 16.8 |
プロ時代
[編集]シーズン | チーム | GP | GS | MPG | FG% | 3P% | FT% | RPG | APG | SPG | BPG | TO | PPG |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Bリーグ 2018-19 | 横浜ビー・コルセアーズ | 15 | 15 | 33.6 | .417 | .280 | .804 | 6.4 | 1.6 | 0.9 | 0.7 | 1.4 | 13.9 |
琉球ゴールデンキングス | 4 | 4 | 38.2 | .429 | .421 | .714 | 7.2 | 1.8 | 1.0 | 0.2 | 0.8 | 12.2 | |
新潟アルビレックスBB | 2 | 2 | 31.5 | .613 | .467 | .857 | 7.0 | 1.0 | 0.5 | 0.5 | 1.5 | 25.5 |
脚注
[編集]- ^ a b “2018-19シーズン 新加入選手契約締結のお知らせ”. 横浜ビー・コルセアーズ (2018年7月13日). 2018年7月13日閲覧。
- ^ “Amanze Egekeze”. ESPN. 2018年7月13日閲覧。
- ^ a b “Belmont's Egekeze hopes to plot course to NBA”. nashvillepost. 2018年7月13日閲覧。
- ^ “アマンゼ・エゲケゼ選手 契約解除のお知らせ”. 横浜ビー・コルセアーズ (2018年11月30日). 2018年11月30日閲覧。
- ^ “アマンゼ・エゲケゼ選手契約合意のお知らせ”. 琉球ゴールデンキングス (2018年1月4日). 2019年1月4日閲覧。
- ^ “アマンゼ・エゲケゼ 選手 契約満了のお知らせ”. 琉球ゴールデンキングス (2018年1月13日). 2019年2月14日閲覧。
- ^ “[2019.02.19 アマンゼ・エゲケゼ選手 加入のお知らせ]”. 新潟アルビレックスBBス (2018年1月19日). 2019年2月19日閲覧。
- ^ “PAOK acquires Amanze Egekeze”. EUROHOOPS.NET. 2019年9月1日閲覧。
- ^ “AMANZE EGEKEZE STATS”. PRO BALLERS. 2019年12月14日閲覧。
- ^ “"BCGO : Egekeze, un Américain à Gries !"”. DNA (in French). 2020年7月17日閲覧。
- ^ “AMANZE EGEKEZE STATS”. PRO BALLERS. 2021年2月6日閲覧。
- ^ “"Amanze Egekeze nieuwe forward voor Donar".”. Donar (in Dutch).. 2021年6月30日閲覧。
- ^ “AMANZE EGEKEZE GAME BY GAME 2021-2022”. Proballers. 2021年11月17日閲覧。
- ^ “DONAR GRONINGEN AMANZE EGEKEZE”. bnxtleague.com. 2022年6月7日閲覧。
- ^ “Bekerfinale Donar-Den Bosch FIBA BoX Score”. 2022年3月20日閲覧。
- ^ “Amanze Egekeze tuo kokemusta ja kokoa Kataja Basketiin”. katajabasket.fi. 2022年8月3日閲覧。
- ^ “Amanze Egekeze Signs Deal in Finland”. belmontbruins.com 母校のベルモント大学公式ホームページ. 2022年8月4日閲覧。
- ^ “"A snap decision: How Huntley alum Amanze Egekeze landed on Nigeria's national basketball team"”. Shaw Local. 2021年7月4日閲覧。
- ^ “横浜ビー・コルセアーズ、ベルモント大出身の22歳が新加入…4年次は平均16.8得点を記録”. バスケットボールキング. 株式会社フロムワン (2018年7月13日). 2018年7月13日閲覧。
- ^ “Amanze Egekeze”. Sports Reference. 2018年7月13日閲覧。
- ^ a b c “‘shoot for the stars’|Daily, local and breaking news for McHenry County, Illinois”. 2018年7月13日閲覧。
- ^ 横浜ビー・コルセアーズ ゲームデーインフォメーション 月刊海賊 2018/10
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- アマンゼ・エゲケゼ - Eurobasket.com
- アマンゼ・エゲケゼ - B.LEAGUE
- アマンゼ・エゲケゼ - College Basketball at Sports-Reference.com
- アマンゼ・エゲケゼ - RealGM
- アマンゼ・エゲケゼ - Proballers
- アマンゼ・エゲケゼ - Basketball-Reference.com
- アマンゼ・エゲケゼ (@AIEBounce32) - X(旧Twitter)/ アマンゼ・エゲケゼ Twitter
- アマンゼ・エゲケゼ (@aie_32) - Instagram/ アマンゼ・エゲケゼ インスタグラム
- アマンゼ・エゲケゼ(エドモンド大学)プレー集 - YouTube