アブ・フセイン・フセイニ
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アブ・フセイン・フセイニ(1979年 - 2023年4月29日)は、ISIL4代目最高指導者、カリフ、テロリスト。
フルネームはアブー・アル=フセイン・アル=フセイーニー・アル=クラシー(アラビア語:أبو الحسين الحسيني القرشي、文語アラビア語発音:アブー・アル=フサイン・アル=フサイーニー・アル=クラシー、文語発音転写:Abū al-Ḥusayn al-Ḥusaynī al-Qurashī、口語発音転写:Abū al-Ḥusein al-Ḥuseinī al-Qurashī、英字表記例:Abu al-Hussein al-Husseini al-Qurashi)だが、各報道機関により呼び名・カタカナ表記は分かれている。
前指導者らと違い、顔写真や素性など詳しい情報は閉鎖的であり、名前も偽名である可能性がある[1]。
トルコ側によると、2013年にISILのメンバーに参加し、第3代指導者アブハッサン・ハシミ(アブー・アル=ハサン・アル=ハーシミー・アル=クラシー)の死後、後継者に就任し指導力を引き継いだことが判明[1]。同氏は、アル・フルカン・メディア財団(ISILの主要メディア、アラビア語発音:アル=フルカーン)が放送した音声メッセージの中で、ISILの公式報道官アブ・ウマル・アル・ムハジル(アラビア語発音:アブー・ウマル・アル=ムハージル)によってカリフとして発表された[2]。その後、2023年4月30日にトルコの情報機関によって前日4月29日の作戦によりシリアの被災地にて殺害されたことが発表された[3]。同年8月3日、ISILはタハリール・アル=シャームとの銃撃戦中に死亡したと発表した[4]。
後継者
[編集]2023年の8月に入り、7月のパキスタンでの自爆テロに伴いアブ・ハフス・アル=ハシーミー・アル=クラーイシー(英字表記例:Abu Hafs al-Hashimi al-Qurashi)が5代目の後継者になることをISILが認めた[5]。
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ a b 武石英史郎 (2022年12月1日). “ISが最高指導者3代目の死亡を発表 4代目も素性は不明、偽名か”. 朝日新聞デジタル (朝日新聞社) 2023年7月15日閲覧。
- ^ “ISIS、指導者の死亡と後継者を発表”. CNN.co.jp. (2022年12月1日) 2023年7月22日閲覧。
- ^ 高野裕介 (2023年5月1日). “「IS指導者を無力化」トルコ大統領が発言 大地震の被災地で殺害か”. 朝日新聞デジタル (朝日新聞社) 2023年7月15日閲覧。
- ^ “イスラム国、4代目指導者死亡と後継者を発表”. ロイター. (2023年8月4日) 2024年8月14日閲覧。
- ^ 武石英史郎 (2023年8月4日). “ISが指導者の死亡を発表 シリア北西部の戦闘で 5代目が就任”. 朝日新聞デジタル (朝日新聞社). オリジナルの2023年8月4日時点におけるアーカイブ。 2023年8月4日閲覧。