アブラボテ属
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アブラボテ属 | |||||||||||||||||||||||||||
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ミヤコタナゴ Tanakia tanago
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本文参照 |
アブラボテ属 Tanakia は、コイ科魚類の属。天然記念物のミヤコタナゴなど7種が知られる[1]。タイプ種は Rhodeus oryzae (アゼタナゴ - アブラボテの変種)。属名は田中茂穂への献名とされる[2]。
概要
[編集]日本には2種(ヤリタナゴ、アブラボテ)が生息しており、国外では朝鮮半島、台湾、中国南部から知られている。口ひげは一対で、背鰭条間に黒色の斑点があるのが特徴[3]。かつてはミヤコタナゴPseudorhodeus tanago も本属に分類されていたが、近年Pseudorhodeus属に移された(本村,2020[4])。
分類される種
[編集]6種が分類されている[1]。
- T. koreensis (Kim & Kim, 1990) - コウライボテ
- T. lanceolata (Temminck and Schlegel, 1846) - ヤリタナゴ
- T. latimarginata (Kim, Jeon & Suk, 2014) - ラクトウボテ
- T. limbata (Temminck and Schlegel, 1846) - アブラボテ
- T. signifer (Berg, 1907) - チョウセンボテ
- T. somjinensis (Kim & Kim, 1991) - ソムジンボテ
脚注
[編集]- ^ a b Froese, Rainer, and Daniel Pauly, eds. (2024). Species of Tanakia in FishBase. March 2024 version.
- ^ “Order CYPRINIFORMES: Families ACHEILOGNATHIDAE, GOBIONIDAE and TANICHTHYIDAE”. The ETYFish Project Fish Name Etymology Database. Christopher Scharpf and Kenneth J. Lazara (22 September 2018). 2021年7月9日閲覧。
- ^ 『小学館の図鑑Z 日本魚類館』96頁
- ^ “日本産魚類全種リスト”. www.museum.kagoshima-u.ac.jp. 2024年5月28日閲覧。
参考文献
[編集]- 武内啓明(アブラボテ属部分)『小学館の図鑑Z 日本魚類館』小学館、2018年。ISBN 978-4-09-208311-0。