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アブラハム・クライトン (第2代アーン伯爵)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

第2代アーン伯爵アブラハム・クライトン英語: Abraham Creighton, 2nd Earl Erne1765年5月10日1842年6月10日)は、アイルランド王国出身の貴族、政治家。

生涯

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初代アーン伯爵ジョン・クライトンと1人目の妻キャサリン・ハワード(Catherine Howard、1775年6月15日没、ロバート・ハワード英語版の娘)の息子として[1]、1765年5月10日に生まれた[2]

1790年から1797年までリフォード選挙区英語版の代表としてアイルランド庶民院議員を務めた[2]。1798年に精神異常者として認定され、以降死去するまで幽閉生活を送った[3]

1828年9月15日に父が死去すると、アーン伯爵位を継承したが[1]、領地は父の遺言状に基づき弟ジョン(1772年6月28日 – 1833年5月10日)の息子ジョンが継承した[3]

1842年6月10日に生涯未婚のまま死去、弟ジョンの息子ジョンが爵位を継承した[1][4]

出典

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  1. ^ a b c Cokayne, George Edward; Gibbs, Vicary; Doubleday, Herbert Arthur, eds. (1926). Complete peerage of England, Scotland, Ireland, Great Britain and the United Kingdom, extant, extinct or dormant (Eardley of Spalding to Goojerat) (英語). Vol. 5 (2nd ed.). London: The St. Catherine Press, Ltd. pp. 91–92.
  2. ^ a b "Biographies of Members of the Irish Parliament 1692-1800". Ulster Historical Foundation (英語). 2020年7月21日閲覧
  3. ^ a b Maume, Patrick (October 2009). "Crichton (Creighton), John". In McGuire, James; Quinn, James (eds.). Dictionary of Irish Biography (英語). United Kingdom: Cambridge University Press. doi:10.3318/dib.009576.v1
  4. ^ Burke, Sir Bernard; Burke, Ashworth P., eds. (1915). A Genealogical and Heraldic History of the Peerage and Baronetage, the Privy Council, Knightage and Companionage (英語) (77th ed.). London: Harrison & Sons. p. 754.
アイルランド議会
先代
アブラハム・クライトン閣下
エドワード・クック英語版
庶民院議員(リフォード選挙区英語版選出)
1790年 – 1797年
同職:アブラハム・クライトン閣下
次代
アブラハム・クライトン閣下
ジョン・クライトン閣下
アイルランドの爵位
先代
ジョン・クライトン
アーン伯爵
1828年 – 1842年
次代
ジョン・クライトン