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アブドゥーグ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

アブドゥーグは、ウォッカをベースとするカクテルであり、冷たいタイプのロングドリンク(ロングカクテル)に分類される。さっぱりとしたヨーグルトの味わいが特徴。

概要

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イラン生まれのカクテル。パーレビ朝の時代に飲まれていたとされる。ペルシャ語でアブは「水」、ドゥーグは「ヨーグルト」の意味。無色透明なウォッカを水に見立てている。その名の通りヨーグルトが使用されるため、さっぱりとした清涼感がある。甘味となる材料は使わないが、食塩が味を引き締めるため、甘みにも似た食塩とウォッカのうまみが感じられる。

標準的なレシピ

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作り方

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ミキシング・グラスで、ウォッカ、プレーンヨーグルト、食塩をステアする。よく混ざったら、氷を入れたゴブレット(容量300ml程度)に注ぐ。あとは、よく冷やした炭酸水でグラスを満たし、軽くステアすれば完成である。

備考

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  • ヨーグルトは混ざりにくいため念入りにステアする必要がある。
  • 炭酸水の量を少なくするとまろやかな味わいに、逆に炭酸水の量を多くすると辛みと酸味が増す。
  • ミキシング・グラスを使わず、ゴブレットに直接作る(ビルドで作る)、簡略法で作られることもある[1]。この場合、炭酸水以外をゴブレットの中でよくステアして、その後、炭酸水を注ぐ。

関連項目

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出典

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  1. ^ 花崎 一夫 監修 『自分でつくる おいしいカクテル』 p.89 永岡書店 2000年9月10日発行 ISBN 4-522-41081-6

主な参考文献

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  • オキ・シロー 『カクテル・コレクション』 ナツメ社 1990年3月24日発行 ISBN 4-8163-0857-1
  • 花崎 一夫 監修 『自分でつくる おいしいカクテル』 永岡書店 2000年9月10日発行 ISBN 4-522-41081-6