アフリディ (駆逐艦)
艦歴 | |
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発注 | |
起工 | 1936年6月9日 |
進水 | 1937年6月8日 |
就役 | 1938年5月3日 |
退役 | |
その後 | 1940年5月3日に戦没 |
除籍 | |
性能諸元 | |
排水量 | 2,020トン |
全長 | 377 ft |
全幅 | 36 ft 6 in |
吃水 | 13 ft |
機関 | パーソンズ式減速タービン、22,000shp |
最大速 | 36 ノット |
乗員 | 190名 |
兵装 | 8 x 4.7 guns in four turrets, 4 x 2pdr, 4 x 21 inch torpedo tubes, 2 x depth charge throwers |
アフリディ (HMS Afridi, F07) はイギリス海軍の駆逐艦。トライバル級。
艦歴
[編集]1936年6月9日にヴィッカース・アームストロング社ニューカッスル・オン・タイン造船所で起工。1937年6月8日に進水して1938年5月3日に就役した。
第二次世界大戦で「アフリディ」はノルウェー沖での作戦に参加。1940年5月、「アフリディ」はノルウェーのナムソスからの撤退作戦に参加した。4月29日に「アフリディ」は重巡洋艦「デヴォンシャー」、「ヨーク」、軽巡洋艦「モンカルム」、駆逐艦4隻および輸送船3隻とともにスカパ・フローから出撃した。出撃後、さらに駆逐艦4隻が加わった。計画では5月1日と2日の夜に部隊の収容を行う予定であったが、5月1日は霧のため実行できず、5月2日のみで行うこととなった。5月2日朝には軽巡洋艦「カーライル」も合流した。
5月2日、「カーライル」がナムソスに向かったのに続き、「アフリディ」も「ヨーク」、駆逐艦「ヌビアン」、3隻の輸送船と共にフィヨルドに入ってナムソスに向かった。ナムソスでは、「アフリディ」は輸送船への兵員の輸送を行い、最後に港に残された車両を破壊してナムソスを離れた。
収容作業は無事終了したが、帰路ドイツ軍機による攻撃が開始された。まず駆逐艦「ビゾン」が被弾した。「アフリディ」は駆逐艦「グレネード」、「インペリアル」と共に生存者の救助にあたり、それから「ビゾン」を砲撃で処分した。14時ごろ、今度は「アフリディ」がJu 87の攻撃で被弾した。2発の爆弾が命中した「アフリディ」は炎上して航行不能となり、沈没した。「グリフィン」と「インペリアル」により救助作業が行われたが、乗員52名に加え、ナムソスで収容した兵士や「ビゾン」の生存者の中にも死者が生じた。
参考文献
[編集]- M.J.ホイットレー、『第二次大戦駆逐艦総覧』、岩重多四郎 訳、大日本絵画、2000年、ISBN 4-499-22710-0
- Geirr H Haarr, The Battle for Norway -April-June 1940-, Naval Institute Press, 2010, ISBN 978-1-59114-051-1