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アフリカン・サンド・ドッグ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ウォルター・ロスチャイルド動物学博物館所蔵のアフリカン・サンド・ドッグの剥製

アフリカン・サンド・ドッグ(英:African Sand Dog)とは、アフリカ原産のヘアレス犬種である。アビシニアン・サンド・ドッグ(英:Abyssinian sand Dog)、ズールー・サンド・ドッグ(英:Zulu Sand Dog)などとも呼ばれる。

概要

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由来や実態については謎が多い。半野生とも、猟犬として使われるとも言われる。1833年にサンド・ドッグ3頭がアフリカから「エジプシャン・ヘアレス・ドッグ」としてイギリスロンドン動物園に連れて来られた。現在の生存状況は不明だが、絶滅寸前か既に絶滅したと考えられている。イギリスのウォルター・ロスチャイルド動物学博物館等に剥製が収蔵されている[1]

外見については、頭部に飾り毛があるとする文献や、毛がまったくない個体の写真等、ばらつきが大きく、犬種としてまとまりがあるかははっきりしない[1]ブラック・アンド・タン・テリアにやや似ていたとする資料もある[2]ロンドン動物園にいた3頭はいずれも欠歯が多く、そこから狩猟能力に疑問も呈されたが、それがサンド・ドッグ全体に共通する特徴であるかは確かではない。ウォルター・ロスチャイルド動物学博物館所蔵の剥製は、黒を地色として灰色の斑の入った肌をしている[1]。吠え声は短く鋭かったという。

脚注

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  1. ^ a b c デズモンド・モリス『デズモンド・モリスの犬種事典 : 1000種類を越える犬たちが勢揃いした究極の研究書』誠文堂新光社、2007年8月1日。ISBN 978-4-416-70729-6 
  2. ^ 杉本正篤「第二章 犬の種類及び用途」『養犬大鑑』長隆舎、1911年5月、16頁。doi:10.11501/842149https://dl.ndl.go.jp/pid/842149/1/69 

関連項目

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