アフリカアダー属
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アフリカアダー属 | ||||||||||||||||||||||||||||||
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パフアダー Bitis arietans
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分類 | ||||||||||||||||||||||||||||||
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種 | ||||||||||||||||||||||||||||||
本文参照
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アフリカアダー属(アフリカアダーぞく、Bitis)は、爬虫綱有鱗目クサリヘビ科に含まれる属。
分布
[編集]形態
[編集]最大種はガボンアダーで最大全長200センチメートル。最小種はナマクアヒメアダーで頭胴長16-25.4センチメートル[1]。体形は非常に太短い[2]。
頭部は非常に大型。種によっては吻端に角状の突起がある[2]。
毒
[編集]毒の量が多く噛まれれば致命的な種も含まれる。ガボンアダーは5センチメートルに達する毒牙を持つ[2]。
分類
[編集]和名は田原(2020)に従う[4]。
- Bitis albanica アルバニーアダー Albany adder
- Bitis arietans パフアダー Puff adder
- Bitis armata ナンブアダー Southern adder
- Bitis atropos ベルクアダー Berg adder
- Bitis caudalis ホーンドアダー Horned adder
- Bitis cornuta エダツノアダー Many-horned adder
- Bitis gabonica ガボンアダー Gaboon viper
- Bitis harenna ベールマウンテンアダー Bale Mountains adder
- Bitis heraldica アンゴラアダー Angolan adder
- Bitis inornata プレーンアダー Plain mountain adder
- Bitis nasicornis ライノセラスアダー Rhinoceros viper
- Bitis parviocula エチオピアアダー Ethiopian mountain adder
- Bitis peringueyi ペリングウェイアダー Peringuey's adder
- Bitis rhinoceros セイブガボンアダー West African Gaboon viper
- Bitis rubida レッドアダー Red adder
- Bitis schneideri ドワーフアダー Namaqua dwarf adder
- Bitis worthingtoni ケニアアダー Kenyan horned adder
- Bitis xeropaga アレヤマアダー Desert mountain adder
生態
[編集]熱帯雨林、草原、砂漠などに生息する[1][2]。地表棲。危険を感じると体を膨らませ、噴気音を出して威嚇する[2]。
食性は動物食で、両生類、爬虫類、鳥類、哺乳類などを食べる[1][2]。
繁殖形態は胎生。1回に10-60頭の幼蛇を産む。パフアダーでは最大で156頭の幼蛇を出産した記録がある[2]。
人間との関係
[編集]採掘などにより生息地の破壊が懸念されている種もいる[1]。
噛まれた場合は人間でも命に関わる種もいる。パフアダーは分布域が広く、アフリカ大陸で最も人間の被害が多い毒蛇とされる[2][3]。
画像
[編集]-
ベルクアダー
B. atropos -
ガボンアダー
B. gabonica -
ライノセラスアダー
B. nasicornis -
ペリングウェイアダー
B. peringueyi