アドリアーノ・モラエス
アドリアーノ・モラエス | |
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本名 |
アドリアーノ・ダ・シウヴァ・モラエス (Adriano da Silva Moraes) |
生年月日 | 1989年4月21日(35歳) |
出身地 |
ブラジル ブラジリア連邦直轄区ブラジリア |
通称 |
ミキーニョ (Mikinho) |
国籍 | ブラジル |
身長 | 173 cm (5 ft 8 in) |
体重 | 61 kg (134 lb) |
階級 |
フライ級 バンタム級 |
拠点 |
ブラジル パラナ州クリチバ |
チーム |
コンストリクター・チーム アメリカン・トップチーム |
ランク | ブラジリアン柔術 (黒帯) |
現役期間 | 2011年 - |
総合格闘技記録 | |
試合数 | 26 |
勝利 | 21 |
ノックアウト | 4 |
タップアウト | 11 |
判定 | 6 |
敗戦 | 5 |
ノックアウト | 1 |
判定 | 4 |
総合格闘技記録 - SHERDOG |
アドリアーノ・モラエス(Adriano Moraes、1989年4月21日 - )は、ブラジルの男性総合格闘家。ブラジリア出身。コンストリクター・チーム/アメリカン・トップチーム所属。元ONE世界フライ級王者。ONE世界フライ級ランキング1位。
来歴
[編集]ブラジリア連邦直轄区ブラジリアで生まれる。生後間もなく母親から育児放棄を受けたため3年間孤児院で過ごし、その後は養子縁組として別の家族に引き取られた。幼少期から柔道やカポエイラを経験し、その後は護身のためにブラジリアン柔術を始めた。2014年には柔術北米選手権(ノーギ)で優勝を果たしている[1]。
総合格闘技
[編集]2011年、プロ総合格闘技デビュー。2013年に修斗南米大陸フライ級王座を獲得した。
ONE Championship
[編集]2013年11月15日、ONE初参戦となったONE Fighting Championship: Warrior Spiritでユサップ・サーデュラエフと対戦し、1-2の判定負け。キャリア初黒星を喫した。
ONE世界王座獲得
[編集]2014年9月12日、ONE Fighting Championship: Rise of the KingdomのONE世界フライ級王座決定戦でゲヘ・エウスタキーオと対戦し、ギロチンチョークで2R一本勝ち。王座獲得に成功した。
2015年3月13日、ONE Championship: Age of ChampionsのONE世界フライ級タイトルマッチで挑戦者渋谷莉孔と対戦し、3-0の5R判定勝ち。王座の初防衛に成功した。
世界王座陥落
[編集]2015年11月21日、ONE Championship: Dynasty of ChampionsのONE世界フライ級タイトルマッチで挑戦者カイラット・アクメトフと対戦し、1-2の5R判定負け。王座から陥落した。
ONE世界王座再獲得
[編集]2016年8月13日、ONE Championship: Heroes of the WorldのONE世界フライ級暫定王座決定戦でタイレック・バティロフと対戦し、リアネイキドチョークで2R一本勝ち。暫定王座獲得に成功した。
2017年8月5日、ONE Championship: Kings and ConquerorsのONE世界フライ王座統一戦で正規王者カイラット・アクメトフと再戦し、3-0の5R判定勝ち。王座統一に成功し、リベンジを果たした。
2017年11月10日、ONE Championship: Legends of the WorldのONE世界フライ級タイトルマッチで挑戦者ダニー・キンガッドと対戦し、リアネイキドチョークで1R一本勝ち。王座の初防衛に成功した。
世界王座陥落
[編集]2018年6月23日、ONE Championship: Pinnacle of PowerのONE世界フライ級タイトルマッチで挑戦者ゲヘ・エウスタキーオと対戦し、1-2の5R判定負け。王座から陥落し、リベンジを許した。
3度目のONE世界王座獲得
[編集]2019年1月25日、ONE Championship: Hero's AscentのONE世界フライ級タイトルマッチで王者ゲヘ・エウスタキーオとラバーマッチを行い、3-0の5R判定勝ち。3度目の王座獲得に成功し、エウスタキーオとの対戦成績を2勝1敗とした。
2021年4月7日、ONE on TNT 1のONE世界フライ級タイトルマッチでフライ級ランキング1位の元UFC世界フライ級王者デメトリアス・ジョンソンと対戦。2Rに右アッパーでダウンを奪い、追撃のグラウンドの左膝蹴りとパウンドでKO勝ち。王座の初防衛に成功した。
2022年3月26日、ONE Championship: ONE XのONE世界フライ級タイトルマッチでフライ級ランキング2位の挑戦者若松佑弥と対戦し、タックルに合わせたカウンターのギロチンチョークで3R一本勝ち。2度目の王座防衛に成功した。
世界王座陥落
[編集]2022年8月27日、ONE on Prime Video 1のONE世界フライ級タイトルマッチでフライ級ランキング1位の元UFC世界フライ級王者デメトリアス・ジョンソンと再戦し、右ストレートでぐらつき追撃の左飛び膝蹴りで4RKO負け。王座から陥落し、リベンジを許した[2]。
2023年5月5日、ONE Fight Night 10のONE世界フライ級タイトルマッチで王者デメトリアス・ジョンソンとラバーマッチを行い、0-3の5R判定負け。王座奪還に失敗した[3]。
戦績
[編集]総合格闘技 戦績 | ||||||
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26 試合 | (T)KO | 一本 | 判定 | その他 | 引き分け | 無効試合 |
21 勝 | 4 | 11 | 6 | 0 | 0 | 0 |
5 敗 | 1 | 0 | 4 | 0 |
勝敗 | 対戦相手 | 試合結果 | 大会名 | 開催年月日 |
○ | ダニー・キンガッド | 2R 4:14 ギロチンチョーク | ONE 169: Malykhin vs. Reug Reug | 2024年11月9日 |
× | デメトリアス・ジョンソン | 5分5R終了 判定0-3 | ONE Fight Night 10: Johnson vs. Moraes 3 【ONE世界フライ級タイトルマッチ】 |
2023年5月5日 |
× | デメトリアス・ジョンソン | 4R 3:50 KO(右ストレート→左飛び膝蹴り) | ONE on Prime Video 1: Moraes vs. Johnson 2 【ONE世界フライ級タイトルマッチ】 |
2022年8月27日 |
○ | 若松佑弥 | 3R 3:58 ギロチンチョーク | ONE Championship: ONE X 【ONE世界フライ級タイトルマッチ】 |
2022年3月26日 |
○ | デメトリアス・ジョンソン | 2R 2:24 KO (右アッパー→グラウンドの膝蹴り&パウンド) |
ONE on TNT 1 【ONE世界フライ級タイトルマッチ】 |
2021年4月7日 |
○ | ゲヘ・エウスタキーオ | 5分5R終了 判定3-0 | ONE Championship: Hero's Ascent 【ONE世界フライ級タイトルマッチ】 |
2019年1月25日 |
× | ゲヘ・エウスタキーオ | 5分5R終了 判定1-2 | ONE Championship: Pinnacle of Power 【ONE世界フライ級タイトルマッチ】 |
2018年6月23日 |
○ | ダニー・キンガッド | 1R 4:45 リアネイキドチョーク | ONE Championship: Legends of the World 【ONE世界フライ級タイトルマッチ】 |
2017年11月10日 |
○ | カイラット・アクメトフ | 5分5R終了 判定3-0 | ONE Championship: Kings and Conquerors 【ONE世界フライ級王座統一戦】 |
2017年8月5日 |
○ | タイレック・バティロフ | 2R 4:49 リアネイキドチョーク | ONE Championship: Heroes of the World 【ONE世界フライ級暫定王座決定戦】 |
2016年8月13日 |
○ | ユージン・トケロ | 1R 4:53 ブラボチョーク | ONE Championship:Union of Warriors | 2016年3月18日 |
× | カイラット・アクメトフ | 5分5R終了 判定1-2 | ONE Championship: Dynasty of Champions 【ONE世界フライ級タイトルマッチ】 |
2016年11月21日 |
○ | 渋谷莉孔 | 5分5R終了 判定3-0 | ONE Championship: Age of Champions 【ONE世界フライ級タイトルマッチ】 |
2015年3月13日 |
○ | ゲヘ・エウスタキーオ | 2R 3:45 ギロチンチョーク | ONE FC: Rise of the Kingdom 【ONE世界フライ級王座決定戦】 |
2014年9月12日 |
○ | ランボー宏輔 | 3R 1:25 肩固め | ONE FC: Era of Champions | 2014年6月14日 |
○ | 漆谷康宏 | 2R 3:48 リアネイキドチョーク | ONE FC: War of Nations | 2014年3月14日 |
× | ユサップ・サーデュラエフ | 5分3R終了 判定1-2 | ONE FC: Warrior Spirit | 2013年11月15日 |
○ | ディレノ・ロペス | 3R TKO(ミドルキック) | Shooto Brazil 40 【修斗南米大陸フライ級王座決定戦】 |
2014年2月28日 |
○ | ホセ・マルコス・リマ・サンティアゴ・ジュニオール | 5分3R終了 判定3-0 | Shooto Brazil 39 | 2013年11月22日 |
○ | カルロス・ソウザ・アルメイダ | 2R 2:20 リアネイキドチョーク | Octagon Rounds Fight 2 | 2013年4月13日 |
○ | アルド・アリエル・ヴィラルバ | 1R 1:30 肩固め | Pro Mix Fight 7 | 2013年3月9日 |
○ | マイケル・ウィリアム・コスタ | 5分3R終了 判定3-0 | Shooto Brazil 34 | 2012年9月21日 |
○ | レオナルド・モウラ | 5分3R終了 判定3-0 | Encontro Fight 2 | 2012年7月27日 |
○ | ジョン・レーノ | 1R KO(膝蹴り) | Rockstrike MMA | 2012年5月26日 |
○ | ジェームス・カルヴァーリョ | 1R 1:55 TKO(肘打ち) | Precol Combat 7 | 2012年5月5日 |
○ | イスマエル・ボンフィム | 1R 2:55 ギロチンチョーク | Precol Combat 5 | 2011年9月4日 |
獲得タイトル
[編集]- 初代ONE世界フライ級王座(2014年)
- 第3代ONE世界フライ級王座(2017年)
- 第5代ONE世界フライ級王座(2019年)
- ONE世界フライ級暫定王座(2016年)
- 修斗南米大陸フライ級王座(2013年)
脚注
[編集]- ^ Adriano Moraes Escaped Gang Life In Brazil To Become ONE World Champion AsiaOne 2018年6月1日
- ^ ONE on Prime Video: Mighty Knee Sees Demetrious Johnson Finish Adriano Moraes Cageside Press 2022年8月27日
- ^ ONE Fight Night 10 results: Demetrious Johnson gets technical to win Adriano Moraes trilogy rubber match MMA Junkie 2023年5月6日
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]前王者 王座新設 |
初代ONE世界フライ級王者 2014年9月12日 - 2015年11月21日 |
次王者 カイラット・アクメトフ |
暫定王座決定戦 対戦者 タイレック・バティロフ |
ONE世界フライ級暫定王者 2016年8月13日 - 2017年8月5日 |
次暫定王者 王座統一戦により消滅 |
前王者 カイラット・アフメトフ |
第3代ONE世界フライ級王者 2017年8月5日 - 2018年1月26日 |
次王者 ゲヘ・エウスタキーオ |
前王者 ゲヘ・エウスタキーオ |
第5代ONE世界フライ級王者 2019年1月25日 - 2022年8月27日 |
次王者 デメトリアス・ジョンソン |