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アテルイ (劇団☆新感線の舞台)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アテルイ
作者 中島かずき
日本の旗 日本
言語 日本語
ジャンル 戯曲
刊本情報
刊行 『アテルイ』(K.Nakashima selection vol.6)
出版元 論創社
出版年月日 2002年
総ページ数 220
初演情報
公演名 Inouekabuki shochiku-mix アテルイ
場所 新橋演舞場
初演公開日 2002年
演出 いのうえひでのり
受賞
第47回岸田国士戯曲賞
ポータル 文学 ポータル 舞台芸術
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アテルイ』は、2002年劇団☆新感線が上演した舞台劇である。

2015年、『阿弖流為(アテルイ)』の題で歌舞伎化された[1][2]

概要

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2002年8月、新橋演舞場にてInouekabuki shochiku-mixとして上演。市川染五郎(現・松本幸四郎)と劇団☆新感線がタッグを組んだ『阿修羅城の瞳』(2000年)に続く、Inouekabuki shochiku-mix第二弾となる。

阿弖流為という題材は、もともと市川が歌舞伎にしたいと温めていた企画だったという[3]。それに演出のいのうえひでのりや脚本の中島かずきらが関心を示し、上演に至った。

本作は作品賞として第2回朝日舞台芸術賞・秋元松代賞を受賞。また戯曲は第47回岸田國士戯曲賞を受賞した。

2015年には、『阿弖流為』の題で歌舞伎化[1]。新ジャンル「歌舞伎NEXT」を銘打った第1弾[2]として上演された。演出・いのうえひでのり、脚本・中島かずきの他にも、劇団☆新感線のスタッフが多く参加した。新感線ならではの壮大なドラマやド派手なアクションはそのままに、歌舞伎俳優によって体現された歌舞伎の様式美が融合し、新感覚のエンターテインメントを作った。

2016年には、シネマ歌舞伎の第24弾として劇場公開された[4]

ストーリー

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古き時代。帝(みかど)の血族が祟り神となり、更に新しき都が生まれる、そんな時代。

都の守護役についていた武士、坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)と踊り女、鈴鹿(すずか)の前に現れる”北の狼”と名乗る謎の男。彼は蝦夷の長の息子、阿弖流為(アテルイ)だった。

阿弖流為と田村麻呂との間には奇妙な友情が生まれる。

己の血の叫びに従い北に帰る阿弖流為は、一族の長として成長していく。一方、田村麻呂には、蝦夷討伐の切り札として征夷大将軍の命がくだった。

北の英雄阿弖流為と、征夷大将軍田村麻呂。二人の宿命の対決に向けて運命の歯車はゆっくりと回っていくのだった。

スタッフ

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キャスト

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上演データ

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歌舞伎版

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2015年7月5日から27日まで、新橋演舞場にて、『阿弖流為(アテルイ)』の題で上演[1]。新ジャンル「歌舞伎NEXT」を銘打った第1弾[2]

2016年6月からは「シネマ歌舞伎」として劇場公開も実施された。

配役

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戯曲

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脚注

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  1. ^ a b c 市川染五郎、アテルイ歌舞伎化「完璧です」”. SANSPO.COM (2015年7月5日). 2015年7月5日閲覧。
  2. ^ a b c 市川染五郎“歌舞伎NEXT”第1弾「阿弖流為」”. 日刊スポーツ (2015年7月5日). 2015年7月5日閲覧。
  3. ^ 染五郎、勘九郎、七之助が語る『阿弖流為』”. 歌舞伎美人 (2015年5月8日). 2024年11月2日閲覧。
  4. ^ 作品紹介|歌舞伎NEXT 阿弖流為〈アテルイ〉”. シネマ歌舞伎. 2024年11月2日閲覧。

外部リンク

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