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アッサム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アッサム
Alt
種類 紅茶

起源 インドの旗 インドアッサム地方

説明 芳醇な香りと強いコクを持ち、ミルクティーに向く[1]

アッサムアッサム語: অসম, ヒンディー語: आसाम, または असम)とは、インドアッサム地方(インド北東部)でつくられる紅茶総称である。

特徴

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アッサム平原は世界有数の降水量を持ち、世界最大の紅茶産地である[1]。アッサムの紅茶は水色が濃い茶褐色でこくが強いため、ミルクティーとして飲まれることが多い[1]チャイ用として細かく丸まったCTC製法(Crush Tear Curl — つぶして、ひきさいて、丸める)で製茶されたものが多く出回っている。4月から5月にファーストフラッシュが、6月から7月にセカンドフラッシュが摘まれ、11月までが生産時期である[1]。インド国内で消費される量が多い[1]

歴史

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19世紀初頭まで東アジアに限定された作物とみなされていたが、1823年、アッサム地方に交易開拓に来たイギリス人・ロバート・ブルース (茶樹農家)英語版が野生茶樹を発見した。この植物は最初、独立種として記載され後にチャノキ(学名 : Camellia sinensis (L.) Kuntze)の変種として再記載された。これが高木になる変種のアッサムチャ(学名 : Camellia sinensis (L.) Kuntze var. assamica (J.W.Mast.) Kitam.)である。この発見がアッサムでの茶栽培のきっかけである。アッサムチャは基本変種よりも寒さに弱い反面、低緯度地域あるいは低高度地域での栽培に向いている。1839年(1838年という説もある)、イギリスにはじめて輸出され、以降インド紅茶を代表する紅茶としての地位を確立した。ちなみにダージリンは中国から導入された基本変種であるチャノキ(学名 : Camellia sinensis (L.) Kuntze)をインドで栽培したものである。

脚注

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  1. ^ a b c d e f アッサム お茶百科