アックアック
アックアック | |
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欧字表記 | Ack Ack |
品種 | サラブレッド |
性別 | 牡 |
毛色 | 鹿毛 |
生誕 | 1966年2月24日 |
死没 | 1990年 |
父 | バトルジョインド |
母 | ファストターン |
生国 | アメリカ合衆国 |
生産者 | ハリー・グッゲンハイム |
馬主 | フォークド・ライトニング・ランチ |
調教師 | チャーリー・ウィッティンガム |
競走成績 | |
生涯成績 | 27戦19勝 |
獲得賞金 | 636,641ドル |
アックアック(Ack Ack、1966年 - 1990年)とは、アメリカ合衆国の競走馬・種牡馬である。1970年前後に活躍し、種牡馬としても成功、ヒムヤー系存続に貢献した。馬名は高射砲を意味するAck Ackに由来。
戦績
[編集]- 1968 - 1969年(2 - 3歳)
2歳時は、10月にベルモントパーク競馬場でデビュー。2戦目で勝ち上がり、3戦1勝、2着2回の戦績で2歳シーズンを終えた。
3歳時は1月17日の一般戦を勝利すると、連闘で出走した翌週の一般戦でアーツアンドレターズ以下に勝利。更にバハマズステークスを制し3連勝で重賞初制覇を飾るが、エヴァーグレーズステークスはアーツアンドレターズに雪辱を果たされ4着に敗れる。4月末に行われたダービートライアルステークスでは1分34秒4のレコードタイムで後続に7馬身差をつけて圧勝するが、陣営の意向によりマイル路線を進む。更にウィザーズステークス、アーリントンクラシックステークスに勝利し、3歳シーズンを終えた。
- 1970 - 1971年(4 - 5歳)
4歳になったアックアックは、拠点を西海岸に移す。初戦の一般戦こそ4着に敗れるものの、その後4連勝。9月にはダート5.5ハロンの一般戦は、コースレコードの1分02秒2で走破している。
5歳を迎えると円熟期を迎える。パロスヴェルデスハンデキャップこそ2着に敗れるものの、7ハロンのサンカルロスハンデキャップ、8.5ハロンのサンパスカルハンデキャップ、9ハロンのサンアントニオハンデキャップに勝利。そして自身最も長い距離となる10ハロンのサンタアニタハンデキャップではクーガーを下して勝利する。この後も勢いは止まらず、6月には半分近く距離を短縮された5.5ハロンのハリウッドエクスプレスハンデキャップに勝利すると、初の芝レースとなったアメリカンハンデキャップはレコードタイムで勝利。引退レースとなったハリウッドゴールドカップでは自身初となる134ポンド(60.5キログラム)の酷量を背負いながらゴール板を1着通過。距離・芝・ダート不問の活躍を見せ、この年の年度代表馬、最優秀古馬、最優秀スプリンターの3部門を受賞した。
引退後
[編集]この年を最後に引退すると、その後はクレイボーンファームで種牡馬として供用された。種牡馬としても成功し、ブロードブラッシュ、ユース等の産駒を輩出。約600頭の産駒の内、54頭がステークス競走優勝馬となった。ブロードブラッシュは後に北米リーディングサイアーとなり、当時既に衰退しつつあったピーターパンやブラックトニーの一族に代わってヒムヤー系を代表する勢力になった。また、母の父(ブルードメアサイアー)としても優秀で、95頭のステークス競走優勝馬がいる。
アックアック自身は1990年に死亡、長年種牡馬として供用されたクレイボーンファームに埋葬された。1986年アメリカ競馬殿堂入り。1999年、競馬専門誌であるブラッド・ホース誌による20世紀のアメリカ名馬100選第44位に選出。
主な産駒
[編集]- ブロードブラッシュ(サンタアニタハンデキャップ、メドウランズカップハンデキャップ、ウッドメモリアル招待ステークス、サバーバンハンデキャップ、北米リーディングサイアー)
- ユース(ジョッケクルブ賞、ワシントンDCインターナショナル、リュパン賞、カナディアンインターナショナル)
- アックズシークレット
- ジョーニーズチーフ(シャンペンステークス)
- ラスカルラスカル(英ダービー馬ベニーザディップの母でサイレンススズカ、ラスカルスズカ兄弟の祖母)
競走成績
[編集]- 1968年(3戦1勝)
- 1969年(11戦7勝)
- 1970年(5戦4勝)
- ロサンゼルスハンデキャップ、オータムデイズハンデキャップ
- 1971年(8戦7勝)
- ハリウッドゴールドカップハンデキャップステークス、サンカルロスハンデキャップ、サンタアニタハンデキャップ、アメリカンハンデキャップ、サンパスカルハンデキャップ
評価
[編集]エクリプス賞
[編集]- 1971年 - 年度代表馬部門・最優秀古牡馬部門・最優秀短距離馬部門受賞
表彰
[編集]- 1986年 - United States Racing Hall of Fame(アメリカ競馬殿堂)に選定される
- 1998年 - チャーチルダウンズ競馬場にアックアックの名を冠した「アックアックハンデキャップ(G3、ダート8ハロン)」が創設される。
- 1999年 - ブラッド・ホース誌の選ぶ20世紀のアメリカ名馬100選において44位に選ばれる
- サンタアニタパーク競馬場にもアックアックの名を冠した「アックアックハンデキャップ」が創設されている。
血統表
[編集]アックアックの血統(ヒムヤー系/Sickle5×4=9.38% Plucky Liege5×5=6.25% Sir Gallahad4×5=9.38%(父内)等) | (血統表の出典) | |||
父 Battle Joined 1959 鹿毛 |
父の父 Armageddon1949 鹿毛 |
Alsab | Good Goods | |
Winds Chant | ||||
Fighting Lady | Sir Gallahad | |||
Lady Nicotine | ||||
父の母 Ethel Walker1953 黒鹿毛 |
Revoked | Blue Larkspur | ||
Gala Belle | ||||
Ethel Terry | Reaping Reward | |||
Mary Terry | ||||
母 Fast Turn 1959 鹿毛 |
Turn-to 1951 鹿毛 |
Royal Charger | Nearco | |
Sun Princess | ||||
Source Sucree | Admiral Drake | |||
Lavendula | ||||
母の母 Cherokee Rose1951 黒鹿毛 |
Princequillo | Prince Rose | ||
Cosquilla | ||||
The Squaw | Sickle | |||
Minnewaska F-No.9-h |