アセリノ・フレイタス
基本情報 | |
---|---|
本名 | アセリノ・フレイタス |
通称 |
ポポ ブラジリアン・ボンバー |
階級 | ライト級 |
身長 | 170cm |
リーチ | 171cm |
国籍 | ブラジル |
誕生日 | 1975年9月21日(49歳) |
出身地 | ブラジル・バイーア州 |
スタイル | オーソドックス |
プロボクシング戦績 | |
総試合数 | 43 |
勝ち | 41 |
KO勝ち | 34 |
敗け | 2 |
獲得メダル | ||
---|---|---|
ブラジル | ||
男子 ボクシング | ||
パンアメリカン大会 | ||
銀 | 1995 マル・デル・プラタ | ライト級 |
アセリノ・"ポポ"・フレイタス(Acelino "Popo" Freitas、1975年9月21日 - )は、ブラジルの元プロボクサー。元WBA・WBO世界スーパーフェザー級スーパー王者。元WBO世界ライト級王者。
母親が赤ん坊時代に付けた「ポポ」が愛称。「ブラジリアン・ボンバー(ブラジルの爆弾)」の異名を持つ。デビュー以来29連続KO勝利という記録を持つ。
来歴
[編集]1975年にブラジルの貧しい家庭に生まれ、バンタム級・フェザー級世界チャンピオンのエデル・ジョフレに憧れてボクシングを始めた。
1992年、バルセロナオリンピックのボクシング・フライ級代表となるが、2回戦で敗退した。1995年3月、アルゼンチンで開催された第12回パンアメリカン競技大会ではライト級で銀メダルを獲得した。
1995年7月14日にプロデビュー。
1996年8月16日にWBCムンドヒスパノライト級王座を獲得した。
1997年4月22日にIBFラテンアメリカライト級王座を獲得した。
1998年5月29日にブラジルライト級王座を獲得。
1998年10月16日にはNABO北米スーパーフェザー級王座を獲得した。
1999年8月7日、フランスでWBO世界スーパーフェザー級王者アナトリー・アレクサンドルフを1回KOで倒し王座を獲得した。
2002年1月12日、アメリカのラスベガスでWBA世界スーパーフェザー級王者のホエール・カサマヨールと王座統一戦を行い、12回判定で勝利し王座統一に成功。スーパーフェザー級統一王者となったフレイタスはWBAよりスーパー王座に認定された。
WBA・WBO王座を3度防衛した後、階級をライト級に上げて2004年1月3日にアメリカコネチカット州でWBO世界ライト級王座を17度防衛中のアルツール・グレゴリアンと対戦し、4度のダウンを奪い3-0の判定勝ちで王座を奪取した。
2004年8月7日、アメリカコネチカット州でディエゴ・コラレスと初防衛戦で対戦。10回にダウンを喫すると、そのまま試合を放棄し、10回1分24秒TKO負けとなり防衛に失敗、これが初敗戦となった。
2006年4月29日、アメリカコネチカット州でWBO世界ライト級王座決定戦をザヒール・ラヒームと行い、12回判定で破り王座に返り咲いた。
同王座は防衛戦を行うことなく、同年10月4日に現役引退を発表し、王座返上した[1]。
しかし、すぐに引退を撤回し、WBA世界ライト級王者ファン・ディアスとの対戦を発表した。WBOはフレイタスの王座保持を認めるとともに、王座統一戦も許可した。その代わりに2007年2月17日にWBO世界ライト級暫定王座が設けられた。前の試合(ラヒーム戦)から1年ぶりとなる2007年4月28日にアメリカコネチカット州でディアスと対戦したフレイタスは、8回終了時棄権により王座統一に失敗、WBO王座から陥落した。その後、ブラジルのテレビ番組で再び引退を表明した。
2012年6月2日、約5年ぶりの試合で再び現役復帰、ウルグアイでマイケル・オリベイラと対戦し、9回TKO勝利。
2014年、2011年に当選し議員として活動していたが再選に失敗、3度目の現役復帰を決めた[2]。
2015年8月15日、3年2ヵ月ぶりに試合を行いダミアン・ベロンに3回KO勝利した。当初は7月18日にマイケル・オリベイラと再戦が決まっていたがキャンセルとなっていた[3]。
2017年11月11日、2年3ヵ月ぶりに試合を行いガブリエル・マルチネスに8回判定勝利した。
2022年1月30日、約4年ぶりにリングに復帰し、チャンネル登録者数4380万人を誇るブラジル人YouTuberのウィンデルソン・ヌネスと8回戦のエキシビションで対戦し、6回に2度ダウンを奪うが判定なしのルールだったため、8回終了で引き分けとなった[4][5][6]。
2022年9月25日、49歳の元総合格闘家ジョセ・ランディ・ジョンズとエキシビションで対戦し、初回KO勝利を収めた[7][8]。
獲得タイトル
[編集]- WBCムンドヒスパノライト級王座
- IBFラテンアメリカライト級王座
- ブラジルライト級王座
- NABO北米スーパーフェザー級王座
- WBO世界スーパーフェザー級王座
- WBA世界スーパーフェザー級スーパー王座
- WBO世界ライト級王座
脚注
[編集]- ^ Fightnews.com "Popo Retires!" 2006-10-4 Archived 2007年10月14日, at the Wayback Machine.
- ^ “Acelino Freitas Announces June 6th Ring Return”. Boxing Scene.com (2015年3月15日). 2015年3月16日閲覧。
- ^ “Freitas-Oliveira rematch cancelled”. FightNews.com (2015年6月16日). 2015年8月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年7月30日閲覧。
- ^ “ブラジルの大人気YouTuber、元ボクシング世界王者に血まみれ&ダウンの惨事もローガン・ポールに宣戦布告”. イーファイト (2022年2月3日). 2022年8月14日閲覧。
- ^ “Fight Music Show 1: Whindersson vs. Popó”. Tapology (2022年1月30日). 2022年6月16日閲覧。
- ^ “Onde assistir luta de Whindersson x Popó ao vivo hoje + horário”. DCI (2022年1月30日). 2022年6月16日閲覧。
- ^ “Former WBO, WBA champ Popo Freitas knocks out Pele Landi-Jons in boxing match”. Bloody Elbow (2022年9月26日). 2022年11月11日閲覧。
- ^ “Fight Music Show 2”. Tapology (2022年9月25日). 2022年11月11日閲覧。
関連項目
[編集]- 男子ボクサー一覧
- 世界ボクシング協会(WBA)世界王者一覧
- 世界ボクシング機構(WBO)世界王者一覧
- 統一世界王者
- アジウソン・ペレイラ・デ・ソウザ(フレイタスに似た風貌から"ポポ"のニックネームを持つサッカー選手)
外部リンク
[編集]前王者 アナトリー・アレクサンドルフ |
WBO世界スーパーフェザー級王者 1999年8月7日 - 2004年(返上) |
空位 次タイトル獲得者 ディエゴ・コラレス |
前WBA正規王者 ホエール・カサマヨール |
WBA・WBO世界スーパーフェザー級スーパー王者 2002年1月12日 - 2004年(返上) |
次スーパー王者 返上により消滅 |
前王者 アルツール・グレゴリアン |
WBO世界ライト級王者 2004年1月3日 - 2004年8月7日 |
次王者 ディエゴ・コラレス |
前王者 ディエゴ・コラレス |
WBO世界ライト級王者 2006年4月29日 - 2007年4月28日 |
次王者 ファン・ディアス |