アストラポテリウム
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アストラポテリウム | ||||||||||||||||||||||||
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復元図
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分類 | ||||||||||||||||||||||||
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タイプ種 | ||||||||||||||||||||||||
†Astrapotherium magnum Owen, 1853 | ||||||||||||||||||||||||
シノニム | ||||||||||||||||||||||||
Genus synonymy
Synonyms of A. burmeisteri
Synonyms of A. magnum
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下位分類群(種) | ||||||||||||||||||||||||
アストラポテリウム(Astrapotherium)は、絶滅した雷獣目の属の1つであり、中新世前期の南アメリカに生息していた[2]。
頭骨には鼻腔に位置するところに穴が開いており、現生のゾウないしバクのような筋肉組織でできた鼻と上唇が融合した組織があった可能性がある[2]。そのほか発達した犬歯があり沼地での採食や仲間との闘争に使われた可能性も指摘されている[2]。
大きいものでは体長は280 cm、体高は130 cm、体重700 kgにも到達した[3]大型動物であった。天敵はボルヒエナなど[4]で、それらの動物から身を守るために半水生だった可能性がある[2]。
絶滅理由は定かではない[2]ものの、300万年前にパナマ陸橋の形成により有胎盤類が侵入したこと[5]が理由の1つとして推察されており、特に形態が特に類似するカピバラやバク、長鼻目の動物との競合が原因と推察される[4]。
脚注
[編集]- ^ Alejandro Kramarz; Alberto Garrido; Mariano Bond (2019). “Astrapotherium from the Middle Miocene Collón Cura Formation and the decline of astrapotheres in southern South America”. Ameghiniana in press. オリジナルの2017-10-02時点におけるアーカイブ。 2019年7月24日閲覧。.
- ^ a b c d e “Astrapotherium”. www.prehistoric-wildlife.com. 2024年10月29日閲覧。
- ^ “Astrapotherium magnum image buy Uchytel”. uchytel.com. 2024年10月29日閲覧。
- ^ a b 丸山貴史 著、今泉忠明 監修『も~っと わけあって絶滅しました。 世界一おもしろい絶滅したいきもの図鑑』ダイヤモンド社、2020年7月9日、56-57頁。ISBN 978-4478110683。
- ^ 川崎悟司『すごい古代生物 ようこそ、奇跡の「もしも動物園」へ』キノブックス、2015年12月23日、76-78頁。ISBN 978-4908059285。
外部リンク
[編集]- ウィキメディア・コモンズには、アストラポテリウムに関するカテゴリがあります。