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アスチルベ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アスチルベ
満開のアスチルベ(紫花)
分類APG III
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
階級なし : コア真正双子葉類 core eudicots
: ユキノシタ目 Saxifragales
: ユキノシタ科 Saxifragaceae
: チダケサシ属 Astilbe
: アスチルベ Astilbe ×arendsii
学名
Astilbe ×arendsii
和名
アスチルベ

アスチルベユキノシタ科チダケサシ属多年草植物。特にこのうちで園芸用に改良されたものを含む一連の観賞用に栽培されるものをこう呼ぶ。ショウマ(升麻)、アワモリソウ(泡盛草)、アケボノショウマ(曙升麻)の別名を持つ。

アスチルベの語源は、ギリシャ語の"a"(-がない)と"stilbe"(輝き)の合成であり、地味なことを意味しているといわれるが、そのフワフワと煙るように見える独特の花は、遠くからでもよく目立ち、近年のガーデニングブームとともに人気品種となる。環境への適応能力が高いが、湿り気のある土壌と半日陰を好み、耐寒性を持つ。日本でも数種が自生する。

普通、園芸でアスチルベと呼ばれるのはドイツのゲオルク・アレンズが育成し1908年に発表したAstillbe ×arendsii である。

誕生花は6月1日。