コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

アサカミブライト

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アサカミブライト
現役期間 1986年 - 1989年[1]
品種 アングロアラブ(アラブ血量29.65%)[1]
性別 [1]
毛色 青鹿毛[1]
生誕 1984年5月7日[1]
死没 不明
登録日 不明
抹消日 1990年7月1日[2]
エンジエルブライト[1]
アサカミクイン[1]
母の父 マスホマレ[1]
生国 日本の旗 日本宮城県[1]黒川郡大郷町
生産牧場 庄司孝一[1]
馬主 田中學
→占部倉治[1]
調教師 赤間昭松新潟
田中範雄西脇[1]
競走成績
生涯成績 42戦10勝[1]
獲得賞金 2383万円[1]
勝ち鞍
重賞 新春賞 1989年
テンプレートを表示

アサカミブライト1984年5月7日 - 不明)は、日本競走馬[1]1989年新春賞の勝ち馬である。

経歴

[編集]
  • 特記事項なき場合、本節の出典はJBISサーチ[3]

3歳(1986年)

[編集]

1986年5月24日新潟競馬場第1レースのアラ系3才(ダート800m)にてデビューし2着。その後は1番人気に支持されるも勝ち上がることはできず、6戦目に初勝利を挙げた。続くアラ系3才でもカシマサルタンを破り連勝。しかし破竹の勢いとはならず、9月13日のアラ系3才にてシシマルスターに先着を許してしまう。続くアラ系3才でも1番人気に支持されるもシズノトウザイの6着と人気に応えることはできなかった。10月12日には新潟で開かれた東北アラブ3才チャンピオンに出走。東北エリアの3歳馬が集う中、7番人気に推された。グレイトダイドー(上山)やリユウゼンモルゲン(盛岡)といった他県勢に圧倒され6着に沈んだ。なお新潟勢で上位に食い込んだのはシシマルスターの5着だった。その後も勝ち星からは遠ざかり、12月8日の若駒賞でもシシマルスターの6着に敗れてしまった。

4歳(1987年)

[編集]

4歳シーズン初戦は4月10日三条競馬場で行われたすみれ特別。シシマルスターの4着と黒星スタートとなる。その後も勝ち星からは遠ざかるも掲示板は外さない堅実な走りを見せ、5月31日には後の新潟アラブ三冠の第2戦[注釈 1]となる、新潟アラブ優駿に出走。1番人気のシシマルスターが失速する中、3着と健闘。しかし依然勝ちには恵まれず、結局4歳シーズン初勝利は11月13日の白菊特別まで待たなくてはならなかった。続く雪椿特別でも1番人気のアラクラバツトを破り連勝。後の新潟アラブ三冠の第3戦になるアラブ王冠でもカシマサルタンにコンマ1秒まで詰めいるも3着に敗れた。

5歳(1988年)

[編集]

1988年からは西脇田中範雄厩舎へ転厩した。転厩初戦は5月10日のアラ系4才上で、ザオーセイユウの2着と惜敗するも2戦目にて転厩後初勝利を飾った。以降はC級に昇格し、善戦を繰り広げたことで昇格戦となるB級C級混合の喜瀬川特別へ駒を進めた。喜瀬川特別では521キロというアングロアラブとしては重量級の馬格を活かし勝利を収めた。またこの混合戦を制したことでB級昇格となった。B級昇格後初戦はオーゴンキングの4着と沈んだものの、続くアラ系4才上にて、2着ドウシンボルに3/4馬身差を付け勝利。12月8日のジルコン特別でも、人気に応え勝利を掴んだ。

6歳(1989年)

[編集]

6歳シーズン初戦は園田競馬場で行われた新春賞シルバーブリツトやスマノアスカといった強豪が軒を連ねたこともあり6番人気に支持された。出走メンバー中最軽量の52キロを背負ったことが功を奏し、1番人気のシルバーブリツトをハナ差で制し重賞初勝利を飾った。またこの勝利により父仔二代新春賞制覇を実現した。1月24日にはA級B級混合のアレキサンド特別に出走。ジイワンテンリの2着に敗れたもののA級への昇格を果たす。A級初戦のクリスタル特別ではスマノアスカの3着、続くさんご特別でもミナトクインの3着と善戦した。3月29日には播磨賞に出走。スマノアスカやフクノビヤクエイを抑え3着と好走した。

7歳となった1990年7月1日付で競走馬登録を抹消[2]され、引退。引退後は種牡馬にはならず、消息不明になる。

競走成績

[編集]

血統表

[編集]
アサカミブライト血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 テディ系
[§ 2]

エンジエルブライト
1974 鹿毛
父の父
スカレー
1969 鹿毛
*エルシド Nithard
Farida IV
トモスカツプ トモスベビー
カツプフオード
父の母
トキノセイカン
1965 鹿毛
セイユウ サラ *ライジングフレーム
弟猛
シンエーカン 方景
トサリラ

アサカミクイン
1974 黒鹿毛
マスホマレ
1956 鹿毛
サラ タカクラヤマ *セフト
峰城
スピーデー *アブラール
第二三軍
母の母
ミスヒメフジ
1964 黒鹿毛
セントモレナ サラ *ライジングフレーム
アラ 溢判
サラ系 藤博 サラ カブトヤマ
久博
母系(F-No.) 不明(FN:不明) [§ 3]
5代内の近親交配 ライジングフレーム:S4×M4、方景:S4×S5 [§ 4]
出典
  1. ^ [4], [5]
  2. ^ [6]
  3. ^ [4]
  4. ^ [4], [5]


脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 1987年当時は三冠制度が存在せず、1988年に新潟卯月賞が新設されたことで、既存の新潟アラブ優駿とアラブ王冠を併せて三冠と呼ぶようになった。

出典

[編集]
  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o アサカミブライト”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2025年1月3日閲覧。
  2. ^ a b アサカミブライト 出走履歴”. 地方競馬全国協会. 2025年1月3日閲覧。
  3. ^ アサカミブライト 競走成績”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2025年1月3日閲覧。
  4. ^ a b c 血統情報:5代血統表|アサカミブライト”. JBISサーチ. 日本軽種馬協会. 2025年1月3日閲覧。
  5. ^ a b アサカミブライトの血統表”. netkeiba.com. 2025年1月3日閲覧。
  6. ^ アサカミクインの1984の血統データ”. 競馬ラボ. 2025年1月3日閲覧。

外部リンク

[編集]