アキュラ・ARX-02
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ARX-02a、2009年のロングビーチ・グランプリ | |||||||||
カテゴリー | ル・マン・プロトタイプ (LMP1) | ||||||||
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コンストラクター | アキュラ | ||||||||
デザイナー | ニック・ワース | ||||||||
先代 | アキュラ・ARX-01 | ||||||||
後継 | HPD・ARX-03 | ||||||||
主要諸元[1] | |||||||||
シャシー | カーボンファイバー アルミニウム モノコック | ||||||||
サスペンション(前) | ダブルウィッシュボーン, トーションスプリング ダンパー, アンチロールバー | ||||||||
サスペンション(後) | ダブルウィッシュボーン, トーションスプリング ダンパー, アンチロールバー | ||||||||
全長 | 15.26 ft(4,650 mm)以下 | ||||||||
全幅 | 6.56 ft(2,000 mm)以下 | ||||||||
全高 | 3.38 ft(1,030 mm)以下 | ||||||||
トレッド | 2,000 mm (78.7 in) | ||||||||
ホイールベース | 2,900 mm (114.2 in) | ||||||||
エンジン | アキュラ LM-AR7 4.0 L V8 自然吸気, ミッドシップ, 縦置き | ||||||||
トランスミッション | 6速 シーケンシャル・マニュアル | ||||||||
重量 | appr. 900 kg (1,984.2 lb) | ||||||||
タイヤ | ミシュラン | ||||||||
主要成績 | |||||||||
チーム |
ド・フェラン・モータースポーツ ハイクロフト・レーシング | ||||||||
ドライバー |
デヴィッド・ブラバム スコット・シャープ ジル・ド・フェラン サイモン・パジェノ | ||||||||
初戦 | 2009年のセブリング12時間レース | ||||||||
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アキュラ・ARX-02は、アメリカン・ルマン・シリーズ(ALMS)のLMP1クラスへの参戦のために開発されたスポーツプロトタイプカーである。LMP2クラスのアキュラ・ARX-01a/bとは異なり、モノコックを含めて独自設計のものである。
概要
[編集]2007年よりALMSのLMP2クラスに参戦するチームをサポートしているホンダ・パフォーマンス・ディベロップメント(HPD)の新たな試み[2]としてLMP1クラスに投入された車両で、初めてHPDが主に設計と開発を行ったものである。
エンジンは、LMP2用V型8気筒3.4L NAエンジンをもとに、新たに設計したV型8気筒4.0L NA ガソリンエンジン[3]を搭載している[4]。これは、競合車のものより若干排気量が小さくかつ保守的な印象がある。
車体は、HPDとイギリスのワース・リサーチとが共同開発したもので、各部の空力部品の処理や前後に同サイズのタイヤを装着するなど、斬新な部分が見られる。
デビューシーズンである2009年に投入された「アキュラ・ARX-02a」は、ド・フェラン・モータースポーツとハイクロフト・レーシングが使用している。開幕戦セブリング12時間ではド・フェラン・モータースポーツがポールポジションを獲得するもリタイアを喫するものの、その後は他チームの撤退にも助けられ連勝を続け、第8戦(ボーマンビル)において、エンジン/シャシー両部門のマニュファクチャラーズタイトルを獲得し、最終戦(モントレー)において、ハイクロフト・レーシングがドライバーズタイトルを獲得した。