アイル・ゴー・クレイジー・イフ・アイ・ドント・ゴー・クレイジー・トゥナイト
「アイル・ゴー・クレイジー・イフ・アイ・ドント・ゴー・クレイジー・トゥナイト」 | ||||
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U2 の シングル | ||||
初出アルバム『ノー・ライン・オン・ザ・ホライゾン』 | ||||
リリース | ||||
ジャンル | ロック | |||
時間 | ||||
レーベル | インタースコープ・レコードマーキュリー・レコード | |||
作詞・作曲 | ボノ | |||
作曲 | U2 | |||
プロデュース | スティーヴ・リリーホワイト、ウィル・アイ・アム | |||
チャート最高順位 | ||||
全英32位 | ||||
U2 シングル 年表 | ||||
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「アイル・ゴー・クレイジー・イフ・アイ・ドント・ゴー・クレイジー・トゥナイト」(I'll Go Crazy If I Don't Go Crazy Tonight)は、U2が2009年に発表した『ノー・ライン・オン・ザ・ホライゾン』に収録されている曲で、シングルリリースされた。
概要
[編集]ボノが「このアルバムの『Beautiful Day』だ」というように、アルバム収録曲で唯一ポップセンスに溢れる曲である。イーノが作った「Diorama」というデモが元で、リリーホワイトの力を借りて手を加えた。[1]The Black Eyed Peasのウィル・アイ・アムがデモの段階から関わっており、キーボードで参加している。
僕は、最近、プロダクションに関しては、ロックよりもR&Bやヒップホップのほうが革新的だと常常考えていたんだ。だから僕たちも試してみた。willは本当に素晴らしい。彼は数時間で「Crazy Tonight」のデモを何曲か作ったんだ。僕たちとは違った感覚の持ち主で、彼からは多くを学んだ。特にリズム感が素晴らしんだ(エッジ)[2]
歌詞はバラク・オバマの大統領選挙キャンペーンに影響を受けたもので、「Every generation has a chance to change the world/ Pity the nation that won't listen to you, boys and girls(どの世代にも世界を変えるチャンスはある/男の子や女の子の声に耳を傾けない国家は気の毒だ)」という歌詞について、ボノは「この歌詞は次の『僕たちは一番素敵なメロディを聴いたことがない』に繋がっているんだ。これはいいアイデアだ。僕たちが抱えている問題の解決方法は、若い世代によって発見されなければならないんだけれど、しばし新しいアイデアというものは耳を傾けられることがない。この歌詞は陽気で、ついでにいうと、とにかく不真面目だ。このレコードは茶目っ気に溢れているんだよ」と述べている。また歌詞全体については「Tシャツのスローガンのようだ」とも述べている。[2]
アルバム収録曲のうち、プロデューサーにイーノもラノワもクレジットされていないのは、「Breathe」とこの曲の2曲のみである。
ライブでは「Redanka's Kick the Darkness Mix」というクラブミュージックヴァージョンで演奏された。[3]
2010年のグラミー賞Best Rock Performance by a Duo / Group with VocalsとBest Rock Songにノミネートされたが授賞は逃した。
PV
[編集]Animated
[編集]- 監督:デヴィッド・オライリー
- プロデューサー:クレア・プラスコー
- ロケ地:Lumiere Studios Ltd(ロンドン)
- 撮影日:2009年6月8日
- リリース日:2009年7月21日
PVの内容は無意味な人生を送っているキャラクターたちが、今夜クレイジーにならなければ、クレイジーになれる(I'll Go Crazy If I Don't Go Crazy Tonight)ことに気づいて、自分の人生を変えようと決意するというもの。
Live
[編集]- 監督:アレックス・カーツ
- プロデューサー:マラキー・マカネニ
- ロケ地:カンプノウ(バルセロナ)
- 撮影日:2009年7月2日
- リリース日:2009年7月27日
リミックス
[編集]- Fish Out Of Water Remix (2009)
by Declan Gaffney, Matt Paul (「I'll Go Crazy If I Don't Go Crazy Tonight」収録)
- Dirty South Full Remix (2009)
by Dirty South (「I'll Go Crazy If I Don't Go Crazy Tonight」 収録)
- Redanka's 'Kick The Darkness' Vocal Version (2009)
by Redanka (「I'll Go Crazy If I Don't Go Crazy Tonight」 収録)
- Redanka's 'Sparks Of Light' Dub Version (2009)
by Redanka (「I'll Go Crazy If I Don't Go Crazy Tonight」 収録)
- Redanka's 'Kick The Darkness' Instrumental Version) (2009)
by Redanka (「I'll Go Crazy If I Don't Go Crazy Tonight」収録)
- Live U2360 Remix (2010)
by Dirty South, Redanka (『Artificial Horizon』収録)
オマージュ
[編集]ウィル・アイ・アムはジミー・アイオヴォンの勧めで、この曲に触発されて、「I Gotta Feeling」という曲をリリースし、世界中で大ヒットさせ、グラミー賞最優秀ポップ・パフォーマンス賞デュオ/グループを授賞した。[2]
脚注
[編集]- ^ “u2songs | Diorama |”. www.u2songs.com. 2024年4月5日閲覧。
- ^ a b c [1]
- ^ Axver, Matthias Muehlbradt, Andre. “U2 I'll Go Crazy If I Don't Go Crazy Tonight - U2 on tour”. U2gigs.com. 2024年4月5日閲覧。