アイリッシュダービートライアルステークス
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(アイルランドダービートライアルステークスから転送)
デリンズタウンスタッドダービートライアル Derrinstown Stud Derby Trial | |
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競馬場 | レパーズタウン競馬場 |
距離 | 芝10f |
格付け | G3 |
出走条件 | サラブレッド3歳 |
負担重量 | 別定戦 |
デリンズタウンスタッドアイリッシュダービートライアルステークス(Derrinstown Stud Irish Derby Trial Stakes)は、レパーズタウン競馬場の芝10ハロン(約2012メートル)で施行される競馬の競走(国際競走)である。
概要
[編集]本競走はアイリッシュダービーのトライアル競走として位置付けられているが、ダービーステークスの施行条件であるカラ競馬場の12ハロンとは条件が異なっている。また上位入線によるアイリッシュダービーへの優先出走権も与えられない。
アイリッシュダービーのみならず、本競走出走後にダービーステークス(1972年のロベルト、1982年のゴールデンフリース、2000年のシンダー、2001年のガリレオ、2002年のハイシャパラル)、アイリッシュ2000ギニー(1984年のサドラーズウェルズ)、ベルモントステークス(1990年ゴーアンドゴー)、オークス(1991年のジェットスキーレディ)、キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス(1992年のセントジョヴァイト、2001年のガリレオ、2003年のアラムシャー)といったG1競走を制す馬もいる。特にダービーステークスへの優勝馬が多く、2000年から2002年の3年間は本競走優勝馬がダービーステークスを3連覇している。さらにこの時の3頭はいずれもダービーステークス優勝後にアイリッシュダービーも制している。このように本来アイリッシュダービーへのトライアル競走であるが、多彩なG1競走優勝馬を輩出し出世レースとして挙げられている。
過去に日本産及び調教馬の出走機会は無い。
歴史
[編集]- 1971年 - 創設。創設時の競走名はニジンスキーステークス(Nijinsky Stakes)。
- 1984年 - この年以降競走名がアイリッシュダービートライアルステークスとなる。
- 2003年 - この年以降格付けがG2となる。
- 2014年 - この年以降格付けがG3となる。
- 2020年 - 新型コロナウイルス感染拡大の影響で6月に順延開催。
近年の優勝馬
[編集]回 | 施行日 | 調教国・優勝馬 | 日本語読み | 性齢 | タイム | 優勝騎手 | 管理調教師 |
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第14回 | 1984年5月5日 | Sadler's Wells | サドラーズウェルズ | 牡3 | 2:11.50 | G.マクグラス | M.V.オブライエン |
第15回 | 1985年5月11日 | Theatrical | シアトリカル | 牡3 | 2:13.80 | M.キネーン | D.ウェルド |
第16回 | 1986年5月10日 | Toca Madera | トカマデラ | 牡3 | L.ブラウン | ||
第17回 | 1987年5月9日 | Seattle Dancer | シアトルダンサー | 牡3 | 2:07.90 | C.アスムッセン | M.V.オブライエン |
第18回 | 1988年5月7日 | Kris Kringle | クリスクリングル | 牡3 | 2:11.20 | J.リード | M.V.オブライエン |
第19回 | 1989年5月13日 | Phantom Breeze | ファントムブリーズ | 牡3 | 2:09.60 | M.キネーン | D.ウェルド |
第20回 | 1990年5月12日 | Anvari | アンヴァリ | 牡3 | 2:03.40 | B.マーカス | C.ブリテン |
第21回 | 1991年5月11日 | Runyon | ラニョン | 牡3 | 2:07.80 | S.クレイン | T.スタック |
第22回 | 1992年5月9日 | St. Jovite | セントジョヴァイト | 牡3 | 2:10.40 | C.ロシュ | J.ボルガー |
第23回 | 1993年5月8日 | Perfect Imposter | パーフェクトインポスター | 牡3 | 2:07.90 | C.ロシュ | J.ボルガー |
第24回 | 1994年5月7日 | Artema | アルテマ | 牡3 | 2:08.90 | M.キネーン | D.ウェルド |
第25回 | 1995年5月13日 | Humbel | ハンベル | 牡3 | 2:06.30 | M.キネーン | D.ウェルド |
第26回 | 1996年5月11日 | Truth Or Dare | トゥルースオアデア | 牡3 | 2:05.00 | C.ロシュ | C.レルネール |
第27回 | 1997年5月11日 | Ashley Park | アシュリーパーク | 牡3 | 2:15.30 | C.ロシュ | C.オブライエン |
第28回 | 1998年5月10日 | Risk Material | リスクマテリアル | 牡3 | 2:06.90 | C.ロシュ | A.オブライエン |
第29回 | 1999年5月9日 | Port Bayou | ポートバイユー | 牡3 | 2:16.00 | P.シャナハン | D.ウェルド |
第30回 | 2000年5月14日 | Sinndar | シンダー | 牡3 | 2:04.90 | J.ムルタ | J.オックス |
第31回 | 2001年5月13日 | Galileo | ガリレオ | 牡3 | 2:08.50 | J.ヘファーナン | A.オブライエン |
第32回 | 2002年5月12日 | High Chaparral | ハイシャパラル | 牡3 | 2:03.50 | J.ヘファーナン | A.オブライエン |
第33回 | 2003年5月11日 | Alamshar | アラムシャー | 牡3 | 2:07.40 | J.ムルタ | J.オックス |
第34回 | 2004年5月9日 | Yeats | イェーツ | 牡3 | 2:10.30 | J.スペンサー | A.オブライエン |
第35回 | 2005年5月8日 | Fracas | フラカス | 牡3 | 2:16.40 | J.スペンサー | D.ワハマン |
第36回 | 2006年5月14日 | Dylan Thomas | ディラントーマス | 牡3 | 2:07.80 | J.ヘファーナン | A.オブライエン |
第37回 | 2007年5月13日 | Archipenko | アーチペンコ | 牡3 | 2:07.90 | M.キネーン | A.オブライエン |
第38回 | 2008年5月11日 | Casual Conquest | カジュアルコンクエスト | 牡3 | 2:05.35 | P.スマレン | D.ウェルド |
第39回 | 2009年5月10日 | Fame And Glory | フェイムアンドグローリー | 牡3 | 2:03.60 | J.ヘファーナン | A.オブライエン |
第40回 | 2010年5月9日 | Midas Touch | ミダスタッチ | 牡3 | 2:02.54 | J.ムルタ | A.オブライエン |
第41回 | 2011年5月8日 | Recital | リサイタル | 牡3 | 2:04.09 | K.ファロン | A.オブライエン |
第42回 | 2012年5月13日 | Light Heavy | ライトヘビー | 牡3 | 2:11.50 | K.マニング | J.ボルジャー |
第43回 | 2013年5月12日 | Battle of Marengo | バトルオブマレンゴ | 牡3 | 2:07.79 | J.オブライエン | A.オブライエン |
第44回[1] | 2014年5月11日 | Fascinating Rock | ファッシネイティングロック | 牡3 | 2:14.95 | P.スマレン | D.ウェルド |
第45回[2] | 2015年5月10日 | Success Days | サクセスデイズ | 牡3 | 2:19.50 | S.Foley | K.Condon |
第46回[3] | 2016年5月8日 | Moonlight Magic | ムーンライトマジック | 牡3 | 2:07.74 | K.マニング | J.ボルジャー |
第47回[4] | 2017年5月7日 | Douglas Macarthur | ダグラスマッカーサー | 牡3 | 2:09.50 | E.McNamara | A.オブライエン |
第48回[5] | 2018年5月13日 | Hazapour | ハザプール | 牡3 | 2:08.58 | D.McDonogh | D.ウェルド |
第49回[6] | 2019年5月12日 | Broome | ブルーム | 牡3 | 2:09.18 | D.オブライエン | A.オブライエン |
第50回 | 2020年6月9日 | Cormorant | コーモラント | 牡3 | 2:08.88 | P.Beggy | A.オブライエン |
第51回 | 2021年5月9日 | Bolshoi Ballet | ボリショイバレエ | 牡3 | 2:07.37 | R.ムーア | A.オブライエン |
第52回 | 2022年5月8日 | Stone Age | ストーンエイジ | 牡3 | 2:08.25 | R.ムーア | A.オブライエン |
第53回[7] | 2023年5月7日 | Sprewell | スプリウェル | 牡3 | 2:15.57 | S.フォーリー | J.ハリントン |
第54回[8] | 2024年5月12日 | Los Angeles | ロサンゼルス | 牡3 | 2:06.82 | W.ローダン | A.オブライエン |
脚注
[編集]- ^ 2014年レース結果 - racingpost、2014年5月12日閲覧
- ^ 2015年レース結果レーシングポスト、2015年7月1日閲覧
- ^ 2016年結果レーシングポスト、2016年5月10日閲覧
- ^ 2017年結果レーシングポスト、2017年5月8日閲覧
- ^ 2018年結果レーシングポスト、2018年5月14日閲覧
- ^ “2019年レース結果”. レーシングポスト (2019年5月12日). 2019年5月13日閲覧。
- ^ 2023年アイリッシュダービートライアルレーシングポスト、2023年5月8日閲覧
- ^ 2024年アイリッシュダービートライアルステークスレーシングポスト、2024年5月12日配信・閲覧
関連項目
[編集]- アイリッシュダービー
- アイリッシュ1000ギニートライアル - 本競走と同日に施行されるアイリッシュ1000ギニーへのトライアル競走。
- デリンズタウンスタッド - 本競走のスポンサー。