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アイノミドリシジミ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アイノミドリシジミ
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
: 昆虫綱 Insecta
: 鱗翅目 Lepidoptera
: シジミチョウ科 Lycaenidae
亜科 : ミドリシジミ亜科 Theclinae
: メスアカミドリシジミ属 Chrysozephyrus
: アイノミドリシジミ C. brillantinus
学名
Chrysozephyrus brillantinus
(Staudinger, 1887)
和名
アイノミドリシジミ

アイノミドリシジミChrysozephyrus brillantinus)は、チョウシジミチョウ科に属するチョウの一つ。

形態

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雄の翅表に金緑色の光沢をもつミドリシジミ類の一種。近縁種のメスアカミドリシジミは翅裏が灰色で、白帯の内側に影のような濃灰色の帯があるが、本種は白帯が細く地は褐色となる。赤斑は目立たない。

生態

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本種はブナ科ミズナラを主にコナラクヌギカシワを食樹とするのに対し、メスアカミドリシジミはバラ科のサクラに付く。

ゼフィルスの中ではやや遅めの出現で、成虫は7月から8月にかけて発生する。占有飛翔は朝方に行われ、オスはなわばりに入ってきた他者を追い払う。卵で越冬する。

分布

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国内では主要4島のほか一部島嶼、国外では中国大陸・朝鮮半島・極東ロシアに分布する。きわめて森林性を示し、落葉広葉樹林との結びつきが強い。

関連項目

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参考文献

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  • 牧林功解説 『日本の蝶』成美堂出版、1994年、ISBN 4-415-08045-6
  • 日本環境動物昆虫学会編『チョウの調べ方』文教出版、1998年、ISBN 4-938489-11-2