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アイアンホース号

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アイアンホース号
アイアンホース号
アイアンホース号
日本(元グアテマラアメリカ
運行者 小樽市
運行区間 小樽市総合博物館内
運行距離 200m
所要時間 3分程度
使用車両 蒸気機関車および客車
軌間 914mm
電気方式 非電化
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アイアンホース号(アイアンホースごう)は、北海道小樽市にある小樽市総合博物館が施設内の線路で展示運行している蒸気機関車の愛称、およびその列車名である。

概要

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小樽市総合博物館の前身である、小樽交通記念館が1996年に(従来の北海道鉄道記念館を)リニューアルしてオープンする際に、アメリカ合衆国の遊園地で動態保存されていた機関車を導入する形で運転が開始された[1]。機関車は、1909年にポーター[注釈 1]で製造された車輪配置 2-6-0のテンダー式で、グアテマラユナイテッド・フルーツで使用された後に、1959年からアメリカ各地を移り、1989年から1991年まではミネソタ州のテーマパークで運行されていた[1][3]

2017年10月にはボイラーに重大な故障が生じたが、クラウドファンディングによる資金で修復がおこなわれ、2018年7月25日に運行を再開した[2]。しかし、5年後の2023年9月にはブレーキ用の空気圧縮機の故障が発覚して運行を再び休止し、ふるさと納税による寄付で修理費用を集めるとしている[4]

線路は、日本では珍しい3フィート軌間 (914mm)である[3]。転車台や機関車庫には、元来の3フィート6インチ軌間 (1067mm)用の線路も残されている[3]

運行状況

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SLが客車を牽引して、「中央駅」 - 「手宮駅[注釈 2]」の200mの区間を往復する形で走行する[5]。毎年、夏期の開館期間に1日3 - 4往復運転される[5]

客車

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客車には、密閉型客車・開放型展望客車が使用される[要出典]

脚注

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注釈

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  1. ^ 官営幌内鉄道が導入した国鉄7100形蒸気機関車と同じ製造元である[2]
  2. ^ 実在した手宮駅は、小樽市総合博物館の敷地に存在した。

出典

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  1. ^ a b 白川淳『全国保存鉄道 II』日本交通公社〈JTBキャンブックス〉、1994年10月15日、8頁。  刊行は開館前だったため、仮称の「北海道交通記念館」で記載されている。
  2. ^ a b 蒸気機関車アイアンホース号 - 小樽市(2020年11月14日)2023年5月5日閲覧。
  3. ^ a b c アイアンホース号(Porter4514)の来歴とプロフィール - 小樽市(2020年11月14日)2023年5月5日閲覧。
  4. ^ “小樽の乗れる蒸気機関車がブレーキ故障 修理費ふるさと納税で募る”. 朝日新聞. (2024年1月18日). https://www.asahi.com/articles/ASS1L54F6S1KIIPE00J.html#:~:text=%E7%B7%8F%E5%90%88%E5%8D%9A%E7%89%A9%E9%A4%A8%E6%8F%90%E4%BE%9B-,%E5%B0%8F%E6%A8%BD%E3%81%AE%E4%B9%97%E3%82%8C%E3%82%8B%E8%92%B8%E6%B0%97%E6%A9%9F%E9%96%A2%E8%BB%8A%E3%81%8C%E3%83%96%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%AD,%E8%B2%BB%E3%81%B5%E3%82%8B%E3%81%95%E3%81%A8%E7%B4%8D%E7%A8%8E%E3%81%A7%E5%8B%9F%E3%82%8B&text=%E4%B9%97%E3%82%8C%E3%82%8B%E8%92%B8%E6%B0%97%E6%A9%9F%E9%96%A2%E8%BB%8A%EF%BC%88SL,%E5%86%86%E3%81%8B%E3%81%8B%E3%82%8B%E8%A6%8B%E8%BE%BC%E3%81%BF%E3%81%A0%E3%81%A8%E3%81%84%E3%81%86%E3%80%82 2024年1月18日閲覧。 
  5. ^ a b アイアンホース号の運行プロセス - 小樽市(2020年11月14日)2023年5月5日閲覧。

外部リンク

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