わたしだけのアイリス (小説)
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わたしだけのアイリス | ||
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著者 | 源孝志 | |
発行日 | 2018年6月27日 | |
発行元 | 河出書房新社 | |
ジャンル | 長編小説 | |
国 | 日本 | |
言語 | 日本語 | |
形態 | 四六判 | |
ページ数 |
340(四六判) 352(文庫判) | |
コード |
ISBN 978-4-309-02697-8 ISBN 978-4-309-42144-5(文庫版) | |
ウィキポータル 文学 | ||
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『わたしだけのアイリス』は、源孝志の小説[1]。2018年6月に河出書房新社より単行本が刊行され[1]、2024年11月に河出文庫として文庫化された[2]。
NHK BSプレミアム・NHK BS4Kの「プレミアムドラマ」枠にてテレビドラマ化され、2025年1月5日から放送予定[3]
タイトルの「アイリス」は、虹彩の英語名「Iris(アイリス)」を意味し、角膜と水晶体の間にある薄い膜でカメラにおける絞りの役割をする[4]。
あらすじ
[編集]この作品記事はあらすじの作成が望まれています。 |
登場人物
[編集]主要人物
[編集]- 立花海咲(たちばな みさき)
- 34歳。ファッション業界の最前線で活躍するトップフォトグラファー。天草出身。
- 実父・勝男は海咲が中学3年の時、海難事故で亡くなっており、辻村と再婚した母と妹は辻村の籍に入ったが、海咲だけが父の戸籍に残った。
- 進行性の錐体ジストロフィーに罹り、最悪の場合は多くの色覚を失ってしまうことになるため、契約を解除され仕事を失っている。
- 松浦晶太郎(まつうら しょうたろう)
- 天草の漁師。海咲の幼馴染みで同級生。幼稚園からずっと一緒で、高校では美術部で肩を並べていた。
- 学年一の秀才で、画家志望だった。今でも近くの網置小屋をアトリエにして絵を描いている。
- 巻上伸哉(まきがみ しんや)
- 人気ファッション誌「コンテンポラリー」の編集長。海咲の「庇護者」で恋人関係。
- 朝倉智之(あさくら ともゆき)
- 慈明医科大学附属病院の眼科医。海咲の虹彩がヘーゼルナッツ色のグラデーションを持つ珍しい色だと言う。
- 丸一日かけた精密検査の結果、海咲の症状は進行性の錐体ジストロフィーという難病で有効な治療法はないと告げる。
- 藤島(ふじしま)
- 海咲の専属アシスタント。
- 佐野麻衣子(さの まいこ)
- 「コンテンポラリー」の編集部員。皆から「サノマイ」と呼ばれる。
- 塩沢美也子(しおざわ みやこ)
- 46歳。「コンテンポラリー」の副編集長。
- 木嶋作太郎(きじま さくたろう)
- 海咲のかつての師匠で超一流の写真家。海咲のことを「海ちゃん」と呼ぶ。神田の写真館の倅で小気味よく喋る江戸っ子。
- 卒業制作展で海咲の作品に目を留めてくれ、21歳の時に弟子入りし、3年間師事したが、ファッションフォトがやりたくて独立を願い出ている。
- 辻村多一郎(つじむら たいちろう)
- 天草の定期航路船舶の船長。海咲の母の再婚相手。海咲の父の海難事故の時に相手方の貨物船の航海長で衝突の瞬間、舵を握っていたことが後から判明する。
海咲の家族・関係者
[編集]- 辻村七瀬(つじむら ななせ)
- 29歳。海咲の妹。天草に住んでおり、本渡の小学校で養護教諭をしている。
- 辻村しのぶ(つじむら しのぶ)
- 海咲の母。夫・勝男の海難事故の審判で巨額の賠償責任が課され、保険金や貯金、漁協の援助を受け、懸命に働いても2,000万円近い賠償残額があり、肩代わりしてくれた辻村と再婚している。
- 福原清太郎(ふくはら せいたろう)
- 七瀬の同級生で結婚相手。天草市役所福祉課勤務。
- 立花勝男(たちばな かつお)
- 海咲の父。漁船が大型貨物船と衝突して沈没、行方不明となり遺体も発見されていない。
- 加藤美徳(かとう よしのり)
- 海咲の高校時代の美術の教師。美術部の顧問で美徳(びとく)先生と呼ばれていた。
- 竹崎淳弥(たけざき じゅんや)
- 海咲の高校時代の恋人。一学年上。バスケットボール部主将で、進学校だった天草西高を県大会準優勝に導いている。
- 大阪の実業団で試合中に大きな故障をして地元に帰り、現在はNPO法人を運営している。
晶太郎の家族
[編集]- 松浦茂雄(まつうら しげお)
- 晶太郎の父。漁師で海咲の父の親友だった。19年前の海難事故の時、海咲の父を助けようとして左腕を失っている。
- 松浦百合(まつうら ゆり)
- 晶太郎の母。海咲の母と仲良し。少し病弱だが、海咲にも優しい。
その他
[編集]- 香坂美里(こうさか みさと)
- 33歳。優秀なスタイリストで「コンテンポラリー」の専属ワードローブも担当している。
- 江原大作(えはら だいさく)
- アートディレクター。プライドが高くて経験と実績を振りかざす。
- 小村(こむら)
- 木嶋作太郎門下で最年長の弟子。海咲のかつての兄弟子。人間性が劣悪で、海咲とは昔からウマが合わない。
- 菅沼(すがぬま)
- 眼科医。海咲の検査を行った上で、恩師の朝倉教授に紹介状を書いてくれる。
書籍情報
[編集]- 源孝志『わたしだけのアイリス』(2018年6月27日発売[1]、河出書房新社〈単行本〉、ISBN 978-4-309-02697-8)
- 源孝志『わたしだけのアイリス』(2024年11月22日発売[2]、河出文庫、ISBN 978-4-309-42144-5)
テレビドラマ
[編集]この節には放送または配信開始前の番組に関する記述があります。 |
TRUE COLORS | |
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ジャンル | 連続ドラマ |
原作 | 源孝志『わたしだけのアイリス』 |
脚本 | 源孝志 |
演出 | 源孝志 |
出演者 |
倉科カナ 毎熊克哉 滝藤賢一 要潤 玉置玲央 穂志もえか 森永悠希 森田想 伊勢佳代 名取裕子 髙嶋政宏 石橋蓮司 北村一輝 シルビア・グラブ 伊藤歩 宮崎美子 中原丈雄 賀来千香子 加藤雅也 渡辺謙 |
音楽 | 阿部海太郎 |
エンディング | シンディ・ローパー「True Colors」 |
国・地域 | 日本 |
言語 | 日本語 |
製作 | |
制作統括 |
八巻薫(オッティモ) 樋口俊一(NHK) |
プロデューサー |
井口喜一 田中誠一 伊藤正昭(ジャンゴフィルム) |
放送 | |
放送チャンネル | NHK BSプレミアム NHK BS4K |
映像形式 | 文字多重放送 |
音声形式 | ステレオ放送 |
放送国・地域 | 日本 |
放送期間 | 2025年1月5日 - (予定) |
放送時間 | 日曜 22:00 - 22:49 |
放送枠 | プレミアムドラマ |
放送分 | 49分 |
回数 | 9(予定) |
公式サイト |
『TRUE COLORS』(トゥルーカラーズ)のタイトルでNHK BSプレミアム・NHK BS4Kの「プレミアムドラマ」枠にて2025年1月5日から放送予定[3][5]。主演は倉科カナ[6]。
キャスト
[編集]主要人物(テレビドラマ)
[編集]- 立花海咲(たちばな みさき)
- 演 - 倉科カナ[3]
- ファッション業界の最前線で活躍するトップフォトグラファー。天草出身。眼の難病を告知されてしまう。
- 松浦晶太郎(まつうら しょうたろう)
- 演 - 毎熊克哉[3]
- 海咲の幼馴染みで、高校時代は同じ美術部。夢を諦めて天草で漁師をしている。
- 巻上伸哉(まきがみ しんや)
- 演 - 滝藤賢一[3]
- 海咲が専属契約を結んでいる人気ファッション誌「Le Salon」の編集長。海咲の恋人にして、パトロン的存在。
- 朝倉智之(あさくら ともゆき)
- 演 - 要潤[3]
- 大学病院の眼科医で、海咲の主治医。
- 藤島一平(ふじしま いっぺい)
- 演 - 森永悠希[3]
- 海咲の専属撮影助手。
- 佐野麻衣子(さの まいこ)
- 演 - 森田想[3]
- 「Le Salon」のクールで向上心の強い編集部員。
- 塩沢美也子(しおざわ みやこ)
- 演 - 伊勢佳代[3]
- 「Le Salon」の副編集長。海咲の実力は認めているが、編集長との関係を良くは思っていない。
- 紀田ジュンコ(きだ ジュンコ)
- 演 - 名取裕子[3]
- 実力派メイクアップアーティスト。海咲の才能にほれ込み、公私共に彼女を支える。
- 木嶋作太郎(きじま さくたろう)
- 演 - 石橋蓮司[3]
- 伝説の有名写真家。海咲がかつて師事しており、今も海咲を愛情深く見守るカメラの師匠。
- 辻村多一郎(つじむら たいちろう)
- 演 - 渡辺謙[3]
- 海咲の母の再婚相手。天草の定期航路船舶の船長。海咲とは確執のため、絶縁状態となっている。
海咲の家族・関係者(テレビドラマ)
[編集]- 立花勝男
- 演 - 北村一輝[7]
- 約20年前に海難事故で亡くなった海咲の実父。
- 辻村しのぶ
- 演 - 賀来千香子[7]
- 海咲の母親。
- 辻村七瀬
- 演 - 穂志もえか[7]
- 海咲の妹。
- 竹崎淳弥
- 演 - 玉置玲央[7]
- 海咲と晶太郎の高校の先輩。
- 加藤美徳
- 演 - 加藤雅也[7]
- 海咲の高校時代の恩師である美術教師。
晶太郎の家族・関係者
[編集]その他(テレビドラマ)
[編集]スタッフ
[編集]- 原作・脚本・演出 - 源孝志『わたしだけのアイリス』(河出書房新社刊)
- 音楽 - 阿部海太郎[3]
- 主題歌 - シンディ・ローパー「True Colors」[3]
- 制作統括 - 八巻薫(オッティモ)、樋口俊一(NHK)[8]
- プロデューサー - 井口喜一、田中誠一、伊藤正昭(ジャンゴフィルム)[8]
NHK BSプレミアム・NHK BS4K プレミアムドラマ | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
一橋桐子の犯罪日記
(2024年11月10日 - 12月8日) |
TRUE COLORS
(2025年1月5日 -〈予定〉) |
-
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脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c “わたしだけのアイリス/源 孝志(著/文)”. 版元ドットコム. 版元ドットコム有限責任事業組合. 2024年12月23日閲覧。
- ^ a b “わたしだけのアイリス 河出文庫 /源 孝志(著/文)”. 版元ドットコム. 版元ドットコム有限責任事業組合. 2024年12月23日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n “倉科カナ×毎熊克哉×渡辺謙『TRUE COLORS』メインビジュアル公開 滝藤賢一らのコメントも”. リアルサウンド映画部. blueprint (2024年12月6日). 2024年12月24日閲覧。
- ^ 源孝志『わたしだけのアイリス(河出文庫)』光文社、2024年11月22日、7-8頁。
- ^ “倉科カナ×毎熊克哉×渡辺謙が共演、ドラマ「TRUE COLORS」制作開始”. 映画ナタリー. ナターシャ (2024年9月12日). 2024年9月12日閲覧。
- ^ “プレミアムドラマ「TRUE COLORS」”. TVガイドweb. T.S.コンサルティング (2024年12月9日). 2024年12月24日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j “プレミアムドラマ 「TRUE COLORS」舞台地・熊本県天草市での会見に、倉科カナ、毎熊克哉、渡辺謙が登壇”. ステラnet. NHK財団 (2024年10月17日). 2024年12月24日閲覧。
- ^ a b “プレミアムドラマ「TRUE COLORS(トゥルー カラーズ)」制作開始”. NHKドラマ. 日本放送協会 (2024年9月12日). 2024年12月23日閲覧。
外部リンク
[編集]- 小説
- テレビドラマ