わしたショップ
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わしたショップは、沖縄県物産公社が全国で運営する沖縄物産店の愛称。「わした」とは沖縄方言で「私達」を意味する[1]。店内には食料品のみならず、沖縄に関する書籍・CD、沖縄生まれの製品など豊富な品々が並ぶ[1]。
歴史
[編集]運営会社の沖縄県物産公社は官民共同出資で1993年に設立[2]。同年、わしたショップ国際通り店の前身「県産品展示センター」を那覇市松尾に開業した[2]。
初年度の総取扱高は10億円だったが、健康食品を中心に沖縄県産品が注目を集めるようになると、2004年度には約86億円までに伸長した[2]。
しかし、2011年の東日本大震災後、百貨店での「沖縄フェア」などのイベント自粛のため売り上げは低迷[2]。2016年度から第1期経営改善計画を開始して、総取扱高も再び上昇傾向となっていたが、2020年度にはコロナ禍の影響で総取扱高は約37億円まで減少した[2]。
2021年度、第2期経営改善計画が開始され、総取扱高は41億円となった[2]。
店舗一覧
[編集]直営店
- 北海道
- 東北
- 関東
- 中部
- 沖縄
特約店
- 関東
- 中部
- 関西
- 九州
- わした博多店[3]
脚注
[編集]- ^ a b 仲村清司 & 尚弘子(監修) 2002, p. 224.
- ^ a b c d e f “「ゴーヤーは皮をむいて食べるの?」と聞かれた30年前 「わしたショップ」が振り返る沖縄の認知度の変化”. 沖縄タイムス. 2023年2月17日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p “わした全国店舗マップ”. 沖縄県物産公社. 2016年9月26日閲覧。
- ^ “銀座わした、29年の営業に幕 移転前の最終日、ファンや常連客が新たな門出祝う 東京”. 琉球新報. 2023年1月13日閲覧。
- ^ 旧本店。写真では「国際通り本店」の記述が確認できるが、ホームページでは「国際通り店」と記載されている。2019年3月現在、「本店」の名称が付いているのは銀座わしたショップである。
参考文献
[編集]- 仲村清司、尚弘子(監修)「リトルおきなわ大盛況 わしたショップ」『沖縄ぬちぐすい事典』プロジェクトシュリ、2002年11月24日。ISBN 4-9901407-0-2。