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わが胸に歌は消えず

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
「わが胸に歌は消えず」
橋幸夫シングル
初出アルバム『橋幸夫傑作集第6集(LV-301)』
B面 雲が呼んでいる
リリース
ジャンル 歌謡曲
時間
レーベル ビクター(VS-810)
作詞・作曲 佐伯孝夫(作詞)
吉田正(作・編曲)
橋幸夫 シングル 年表
いつでも夢を
(1962年9月20日)
わが胸に歌は消えず
(1962年)
花の折鶴笠
(1962年12月5日)
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わが胸に歌は消えず』は、1962年10月5日に ビクターより発売された橋幸夫の28枚目のシングルである(VS-810)[1]

概要

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  • 作詞は佐伯孝夫、作曲は吉田正で、橋の両恩師による楽曲である。
  • 橋の楽曲の中で『おけさ唄えば』や『木曽ぶし三度笠』では、曲の途中に「佐渡おけさ」「木曽節」の民謡が挿入されているが、本楽曲には、唱歌「故郷(ふるさと)」(高野辰之作詞・岡野貞一作曲)の1番が、楽曲の1番と2番の間に、そのまま取り入れられている。
  • 佐伯の作詞の1番の歌詞が、少年時代のふる里の情景を思い出して唄っているため、それに続いて「ウサギ追いしかの山 小ぶな釣りしかの川 夢は今もめぐりて 忘れがたき故郷」と「故郷(ふるさと)」の1番が歌唱されている。
  • 橋の楽曲のなかで、故郷を唄ったものとしては、「故郷の花はいつでも紅い」(『わが生涯は火の如く』61年5月のc/w曲)、「故郷の灯は消えず」(『東京の美少年』61年10月のc/w曲)についで3曲目であるが、従来B面で吹き込まれていた故郷関連の歌が、今回はじめてA面曲となっている。
  • 楽曲制作のきっかけは、橋の母が唱歌「故郷」が大好きで、このような曲を歌唱して欲しいとの要望に、佐伯や吉田が応えて作品を仕上げたとされている[2]
  • c/w曲の『雲が呼んでいる』も佐伯、吉田の制作による楽曲で、NHKテレビドラマ「雲が呼んでいる」の主題歌(後述)。ジャケットにもその旨の記載がある。

収録曲

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  1. わが胸に歌は消えず
    作詞:佐伯孝夫、作・編曲:吉田正
  2. 雲が呼んでいる
    作詞:佐伯孝夫、作・編曲:吉田正

収録アルバム

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  • LP盤のみで近年のCD盤への収録はない
  • CD-BOXでの収録は以下のとおり。
    • 『橋幸夫大全集』1993/9 Disc2
    • 『橋幸夫ベスト100+カラオケ15』2015/10 Disc4

テレビドラマ「雲がよんでいる」

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  • NHKで制作されたドラマで、昭和37年の終戦記念日(8月15日)に放映された(20時から21時)。
  • 橋の役は、ヘリコプターの操縦士にあこがれる若い整備士、その主人公がほのかな恋心を抱いている役に梓みちよ。第4回と第5回のレコード大賞受賞者の共演となっている。橋と梓の共演は本作のみである。
  • 橋は「ヘリコプターの乗り心地はすこぶる爽快、歌もドラマも楽しい想い出」と回想している[2]

出典

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  1. ^ 「シングルレコード・ディスコグラフィティ」橋幸夫・小野善太郎共著『橋幸夫歌謡魂』ISBN 4-948735-16-7 ワイズ出版(東京)1993/6 168-209頁参照
  2. ^ a b 『別冊近代映画』1964年3月 通巻127号 117頁