わが胸に歌は消えず
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「わが胸に歌は消えず」 | ||||
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橋幸夫 の シングル | ||||
初出アルバム『橋幸夫傑作集第6集(LV-301)』 | ||||
B面 | 雲が呼んでいる | |||
リリース | ||||
ジャンル | 歌謡曲 | |||
時間 | ||||
レーベル | ビクター(VS-810) | |||
作詞・作曲 |
佐伯孝夫(作詞) 吉田正(作・編曲) | |||
橋幸夫 シングル 年表 | ||||
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『わが胸に歌は消えず』は、1962年10月5日に ビクターより発売された橋幸夫の28枚目のシングルである(VS-810)[1]。
概要
[編集]- 作詞は佐伯孝夫、作曲は吉田正で、橋の両恩師による楽曲である。
- 橋の楽曲の中で『おけさ唄えば』や『木曽ぶし三度笠』では、曲の途中に「佐渡おけさ」「木曽節」の民謡が挿入されているが、本楽曲には、唱歌「故郷(ふるさと)」(高野辰之作詞・岡野貞一作曲)の1番が、楽曲の1番と2番の間に、そのまま取り入れられている。
- 佐伯の作詞の1番の歌詞が、少年時代のふる里の情景を思い出して唄っているため、それに続いて「ウサギ追いしかの山 小ぶな釣りしかの川 夢は今もめぐりて 忘れがたき故郷」と「故郷(ふるさと)」の1番が歌唱されている。
- 橋の楽曲のなかで、故郷を唄ったものとしては、「故郷の花はいつでも紅い」(『わが生涯は火の如く』61年5月のc/w曲)、「故郷の灯は消えず」(『東京の美少年』61年10月のc/w曲)についで3曲目であるが、従来B面で吹き込まれていた故郷関連の歌が、今回はじめてA面曲となっている。
- 楽曲制作のきっかけは、橋の母が唱歌「故郷」が大好きで、このような曲を歌唱して欲しいとの要望に、佐伯や吉田が応えて作品を仕上げたとされている[2]。
- c/w曲の『雲が呼んでいる』も佐伯、吉田の制作による楽曲で、NHKテレビドラマ「雲が呼んでいる」の主題歌(後述)。ジャケットにもその旨の記載がある。
収録曲
[編集]収録アルバム
[編集]- LP盤のみで近年のCD盤への収録はない
- LP『橋幸夫傑作集第6集』(1963年、LV-301)
- LP『橋幸夫ヒットソング集第2集』(1963年、SLV37)
- CD-BOXでの収録は以下のとおり。
- 『橋幸夫大全集』1993/9 Disc2
- 『橋幸夫ベスト100+カラオケ15』2015/10 Disc4
テレビドラマ「雲がよんでいる」
[編集]- NHKで制作されたドラマで、昭和37年の終戦記念日(8月15日)に放映された(20時から21時)。
- 橋の役は、ヘリコプターの操縦士にあこがれる若い整備士、その主人公がほのかな恋心を抱いている役に梓みちよ。第4回と第5回のレコード大賞受賞者の共演となっている。橋と梓の共演は本作のみである。
- 橋は「ヘリコプターの乗り心地はすこぶる爽快、歌もドラマも楽しい想い出」と回想している[2]。
出典
[編集]- ^ 「シングルレコード・ディスコグラフィティ」橋幸夫・小野善太郎共著『橋幸夫歌謡魂』ISBN 4-948735-16-7 ワイズ出版(東京)1993/6 168-209頁参照
- ^ a b 『別冊近代映画』1964年3月 通巻127号 117頁