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りゅう座ラムダ星

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
りゅう座λ星[1]
Lambda Draconis
仮符号・別名 ギャウサル[2], Giausar[3][4]
星座 りゅう座
見かけの等級 (mv) 3.85[1]
変光星型 半規則型変光星[1]
分類 漸近巨星分枝[5]
位置
元期:J2000.0[1]
赤経 (RA, α)  11h 31m 24.22075s[1]
赤緯 (Dec, δ) +69° 19′ 51.8696″[1]
赤方偏移 0.000022[1]
視線速度 (Rv) 6.60 km/s[1]
固有運動 (μ) 赤経: -40.97 ミリ秒/年[1]
赤緯: -19.19 ミリ秒/年[1]
年周視差 (π) 9.79 ± 0.15ミリ秒[1]
(誤差1.5%)
距離 333 ± 5 光年[注 1]
(102 ± 2 パーセク[注 1]
絶対等級 (MV) -1.2[注 2]
λ星の位置
物理的性質
半径 0.37-0.55 au[5]
質量 2 M[5]
スペクトル分類 M0III-IIIa_Ca1 [1]
光度 1,870 L[5]
表面温度 3,525 K[5]
色指数 (B-V) +1.62[6]
色指数 (U-B) +1.97[6]
色指数 (R-I) +0.99[6]
他のカタログでの名称
Giansar[2],
りゅう座1番星[1],
BD +70 665[1],
FK5 433[1],
HD 100029[1],
HIP 56211[1],
HR 4434[1],
SAO 15532[1]
Template (ノート 解説) ■Project

りゅう座λ星は、りゅう座恒星で4等星

概要

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赤色巨星で、その直径は少なくとも0.37au以上はあるものと考えられている[5]恒星進化論によれば、現在は漸近巨星分枝 (AGB) と呼ばれる段階であり、今後はよりはっきりと脈動を始め、やがて外層を吹き飛ばして白色矮星になるものと予測されている[5]

名称

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固有名のギャウサル[2] (Giausar[3][4]) は、ペルシャ語惑星の軌道の交点を意味する jauzahr に由来している[3]。この言葉が近年になって誤ってこの恒星の名前に使われるようになったものとされる[3]。2017年2月1日に国際天文学連合の恒星の命名に関するワーキンググループ (Working Group on Star Names, WGSN) は、Giausar をりゅう座λ星の固有名として正式に承認した[4]

脚注

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注釈

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  1. ^ a b パーセクは1 ÷ 年周視差(秒)より計算、光年は1÷年周視差(秒)×3.2615638より計算
  2. ^ 視等級 + 5 + 5×log(年周視差(秒))より計算。小数第1位まで表記

出典

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s SIMBAD Astronomical Database”. Results for lam Dra. 2017年2月13日閲覧。
  2. ^ a b c 原恵『星座の神話 - 星座史と星名の意味』(新装改訂版第4刷)恒星社厚生閣、2007年2月28日、143頁。ISBN 978-4-7699-0825-8 
  3. ^ a b c d Paul Kunitzsch; Tim Smart (2006). A Dictionary of Modern star Names: A Short Guide to 254 Star Names and Their Derivations. Sky Pub. Corp.. p. 35. ISBN 978-1-931559-44-7 
  4. ^ a b c IAU Catalog of Star Names”. 国際天文学連合. 2017年2月13日閲覧。
  5. ^ a b c d e f g Jim Kaler. “Giausar”. STARS. 2017年2月13日閲覧。
  6. ^ a b c 輝星星表第5版