みなと遊園
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みなと遊園(みなとゆうえん)は、大阪市港区にかつて存在した遊園地。大阪港振興株式会社が運営していた。
概要
[編集]- 入園料は、大人・小人ともに20円。乗り物料はジェットコースターが40円、ほかの乗り物は大人30円小人20円であった。
- こども遊園には、こども列車(こだま型200m走行)・メリーゴーランド・こども自動車・子供プール・模型池・なかよし動物園(ヤギ・カンガルー・ペンギンなど)があった。
- スポーツランドには、ジェットコースター(延長55m、時速60km)・ヘリコプター塔(地上50m)・廻転観覧車・ムーンロケット・オクトパス・テルタワール・宙返りロケット・ローラースケート・野外劇場・室内娯楽室・スリラーカー・展望大食堂・売店などがあった。
- 精神薄弱児や身体障害児などの無料招待も行っていた。
- 四国方面へ向かう船着場があった頃は賑わっていた。
- 跡地は現在、天保山第五コーポとなっている。
シルバープール
[編集]みなと遊園は、入場者数の低迷から赤字を出すようになった。大阪港振興株式会社は入場者数を増やすため遊園内に「シルバープール」を建設し、1967年(昭和42年)営業を開始した。黒字経営であったためにみなと遊園休園後も営業していたが、みなと遊園跡地(2万1,565平方メートル)を大阪市住宅供給公社へ売却するに伴い、1972年(昭和47年)廃止された。
歴史
[編集]実績
[編集]年度 | 年間入園人員(人) | 入園料収入(千円) | 開園日数(日) |
---|---|---|---|
昭和36年度 | 440,467 | 46,712 | 286 |
昭和37年度 | 316,394 | 43,009 | 288 |
昭和38年度 | 349,795 | 48,966 | 292 |
昭和39年度 | 322,971 | 50,212 | 309 |
昭和40年度 | 258,095 | 39,902 | 267 |
昭和41年度 | 206,354 | 35,905 | 266 |
昭和42年度 | 194,712 | 32,412 | 272 |
昭和43年度 | 149,855 | 23,175 | 229 |
なお、事故の記録としては、1961年(昭和36年)5月に幼児がムーンロケットに挟まれ搬送先の病院で死亡したもの、同年7月に幼稚園児がメリーゴーランドで事故死したもの、以上の2件があるという。
外部リンク
[編集]参考文献
[編集]大阪港振興株式会社編『大阪港振興株式会社三〇年小史』大阪港振興株式会社、1977