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みすず書房

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
みすず書房
正式名称 株式会社みすず書房
英文名称 MISUZU Shobo, Ltd.
現況 継続中
種類 株式会社
市場情報 非上場
出版者記号 622
取次コード 8005
法人番号 9010001007605 ウィキデータを編集
設立日 1947年昭和22年)9月1日
代表者 能登健
本社郵便番号 113-0033
本社所在地 東京都文京区本郷2丁目20番7号
資本金 1,000万円
従業員数 28名(2017年現在)
主要出版物 「現代史資料」「続・現代史資料」
定期刊行物 月刊みすず(2023年8月で休刊)
得意ジャンル 人文科学
関係する人物 北野民夫小尾俊人
山崎六郎清水丈男
外部リンク https://www.msz.co.jp/
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株式会社みすず書房(みすずしょぼう)は、哲学科学心理学、現代史、西洋史社会学などの専門書を中心にした出版活動を行う学術出版社である。旧社名は美篶書房[1]

概要

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1945年昭和20年)秋、復員した小尾俊人が、かつての同僚で戦友の和田篤志に「出版社か農業をやろう」と呼びかけたのが創業のきっかけである。最終的に出版社を設立することとなり、設立発起人を募り、1945年12月に山崎六郎や清水丈男と創設創業の申し合わせをおこなった。

創業出版は、1946年(昭和21年)7月の片山敏彦『詩心の風光』で、当初の社名は美篶書房であったが、時代錯誤の用字であると読者から苦情を受け(篶はスズタケのこと。また「美篶」は信濃の国すなわち長野県の枕詞である)、また漢字制限で作字がままならず、2冊目の坂田徳男『哲学への道』から現社名に改める。1959年4月、月刊『みすず』創刊[2]

人文科学分野では著名な出版社であるが、扱う内容の専門性が高いゆえ、高価格の本がほとんどである。新刊書や既刊書は、全国の常備店をメインに販売しており、品切書の復刊等は絶えず行っている。主な所属団体は「日本書籍出版協会」「人文会」「心理学書販売研究会」など。

1996年平成8年)7月に『みすず書房刊行書総目録 1946-1995』を出している。なお同年まで48年間に渡り、旧社屋は本郷3丁目にあった。

同社から出される本の装丁は、を基調としたものが多い(「現代史資料」は全巻が水色)。赤瀬川原平は、その内容の難しさに絡めて、同社を『白難解』と、また現代思潮新社を『黒難解』と呼んでいる。

2023年8月号をもって月刊『みすず』休刊[2]。公式サイト内「WEBみすず」へと移行した。毎年の恒例だった1月・2月合併号の「読書アンケート」は、2024年から書籍として刊行される[3]

社長

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著名な出版書

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脚注

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参考文献

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  • 宮田昇『小尾俊人の戦後 みすず書房出発の頃』(みすず書房、2016年)
  • 潮田登久子『みすず書房旧社屋』(幻戯書房、2016年)- 旧社屋の写真と関係者の証言による回想記
関係者の回想
  • 小尾俊人『昨日と明日の間 編集者のノートから』(幻戯書房、2009年)- 他にも回想記あり
  • 加藤敬事『思言敬事』(岩波書店、2021年)- 1998年-2001年に社長

外部リンク

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