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まむしの兄弟

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

まむしの兄弟』(まむしのきょうだい)は、日本ヤクザ映画のシリーズ。1971年から1975年にかけて東映でシリーズ計9本が菅原文太川地民夫主演で制作されたのち、1997年柳葉敏郎中村繁之主演でリメイク版が製作された。

侠客を称する義兄弟が、悪人相手に戦う物語。

作品の特徴

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脚本の高田宏治は従来のヤクザ映画にコメディ要素を入れたストーリーを仕立て、主役の政(演・菅原文太)、その義弟の勝(演・川地民夫)は徹底して頭の悪い登場人物として描かれている。社会の底辺で生きる二人がある目標を立てる(安藤昇扮する金筋ヤクザなど)が、オツムの足りないのが仇になって、悪玉のヤクザに利用され、結果的に周囲の人間を巻き込んでしまうというのがシリーズのお決まりである。

二人ぼっちだが独立心は旺盛で、警察やヤクザ組織に対する反骨精神が強く、根は優しく、極悪非道な輩に対しては容赦しない、という主人公コンビの性格はシリーズを通して貫き通され、戦災孤児であるコンビそれぞれの母親への思いも、全編を通じて描かれている。そのため、他のヤクザ映画に比べ、叙情的な印象を受ける作品に仕上がっている。

シリーズの基本パターン(例外あり)

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  • 政が刑務所から出所したところを勝が迎えにくる。
  • 出所祝いに二人が豪遊する。
  • 途中でヤクザたちと喧嘩するが、負けて、川や海に投げ捨てられる。
  • 政が美女に惚れ、付きまとう。
  • その美女は政と勝が喧嘩した組織と何らかの確執がある。
  • 政と勝は協力しようと、組織に再度、喧嘩を売るが上手く言い包められてしまう。
  • 周囲の仲間が巻き込まれる。
  • 政と勝は仲間の仇を取るために殴りこみをかける(大抵、車でその建物に突っ込む)。
  • 悪人たちを葬った後、警察に逮捕される。

シリーズタイトル

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エピソード

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