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ぶかっこう

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
松井文庫熊本県八代市)所蔵『百鬼夜行絵巻』より「ぶかつこう」(ぶかっこう)

ぶかっこう[1]は、『百鬼夜行絵巻』(1832年)などの妖怪絵巻に描かれている日本妖怪

概要

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口からを出した人間のような顔、のような首といった姿で描かれている。絵巻には名前と絵があるのみで解説文は一切なく、詳細は不明である[2]。ただし、尾田郷澄による『百鬼夜行絵巻』(1832年)に描かれている他の妖怪たち同様、江戸時代の妖怪絵巻にはいくつか同様の作例が見られており、絵巻物『百物語化絵絵巻』(1780年)にも、おなじデザインの妖怪が描かれていることが確認できる[3]

たばこと塩の博物館 編『武家の精華 八代・松井家の美術工芸』(2002年)や各地での展覧会などでは上記の名前で紹介されているが、それ以前(あるいはそれ以後も)の一部の書籍雑誌では、ぶっ法そう(ぶっぽうそう)[4][2]という名前で紹介されていた。これは翻字の誤りが後になって改められたものである。

脚注

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  1. ^ たばこと塩の博物館 編『武家の精華 八代・松井家の美術工芸』2002年、107頁。ISBN 4924989193
  2. ^ a b 多田克己 著、京極夏彦、多田克己 編『妖怪図巻』国書刊行会、2000年、176頁。ISBN 978-4-336-04187-6 
  3. ^ 湯本豪一『古昔妖怪大鑑』パイインターナショナル、2013年、41頁。ISBN 978-4-756-24337-9 
  4. ^ 別冊太陽『日本の妖怪』平凡社、1987年、10頁。

関連項目

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