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ふらり。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ふらり。
漫画:ふらり。
作者 谷口ジロー
出版社 講談社(連載誌・KCデラックス)
ふらり(谷口ジローコレクション)
掲載誌 モーニング
発表号 2011年1月29日号 - 2011年5月5日号
巻数 全1巻
テンプレート - ノート

ふらり。』は、谷口ジローによる日本の漫画作品である。

概説

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モーニング』での連載は13年ぶりで、その理由は『イカル』連載時に生じた軋轢による[1][2]。着想は『歩くひと』の「江戸版」だったが、物語にするのに苦労したと語っている[3]。木版画風に描くことを意識し、川瀬巴水吉田博の作品が参考にされたという[4]

初出

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『モーニング』第30巻第7号(2011年1月29日(7)号)から同第30巻第24号(2011年5月5日(21)号)まで連載された[3]

単行本

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フランス語のほか、スペイン語、イタリア語、中国語、朝鮮語、英語に翻訳されている[5]

日本語
連載最終回の掲載は2011年4月21日発売の『モーニング』第30巻第24号(2011年5月5日(21)号)で、単行本の発売はその翌日である同年4月22日であった[6]
  • 『ふらり。』講談社〈KCデラックス〉、2011年4月22日。ISBN 978-4-06-372996-2 [7]
  • 『ふらり。』ふらり〈谷口ジローコレクション〉、2023年12月。ISBN 978-4-911190-00-5 [8]
朝鮮語

関連書誌

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  • 野村麻里「原画に会いに とまった時間が動きだす」『東京人』第36巻第13号、都市出版、東京、2021年11月3日、ISSN 0912-0173全国書誌番号:00057035 [11]
  • 柴崎友香「『ふらり。』」『Brutus』第726号、マガジンハウス、東京、2012年3月1日、全国書誌番号:000339232023年12月16日閲覧 [12]

余聞

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  • ダ・ヴィンチ』第207号(2011年7月号)で、そのほか毎号新刊の中から編集部が1冊を選んで紹介する「今月の絶対はずさない!プラチナ本」に、本作が選ばれた[13][14]

外部リンク

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脚註

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出典

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  1. ^ 谷口ジロー:海外で人気のマンガ家 モーニングで連載へ”. MANTANWEB(まんたんウェブ). 毎日新聞デジタル (2011年1月6日). 2011年1月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年12月18日閲覧。
  2. ^ 佐渡島庸平 (2017年2月15日). “谷口ジローさんとの思い出”. コルク佐渡島の好きのおすそわけ. note. 2023年12月18日閲覧。
  3. ^ a b 『描くひと 谷口ジロー』, pp. 41–82, 谷口ジローが語る 2.
  4. ^ 『描くひと 谷口ジロー』, pp. 117–148, 谷口ジローの技「技法」に迫る。.
  5. ^ 『描くひと 谷口ジロー』, p. 264, 年譜.
  6. ^ 谷口ジロー、「ふらり。」発売記念でサイン会を開催”. コミックナタリー. ナターシャ (2011年4月18日). 2023年12月16日閲覧。
  7. ^ 『ふらり。』(谷口 ジロー)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2023年12月16日閲覧。
  8. ^ "ふらり。" (PDF). JRC. 2023年. 2024年2月2日閲覧
  9. ^ 에도 산책” (朝鮮語). 문학동네. 2024年1月21日閲覧。
  10. ^ 에도 산책” (朝鮮語). 문학동네. 2024年1月21日閲覧。
  11. ^ 東京人2021年11月号 特集「谷口ジロー」描かれた風景を「歩く」愉しみ”. 東京人. 都市出版 (2021年). 2023年12月16日閲覧。
  12. ^ ブルータス - BRUTUS 726 立読み”. マガジンワールド. マガジンハウス (2012年). 2012年7月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年12月16日閲覧。
  13. ^ ダ・ヴィンチで「信長協奏曲」特集!石井あゆみ&担当語る”. コミックナタリー. ナターシャ (2011年6月6日). 2023年12月16日閲覧。
  14. ^ 今月のプラチナ本 2011年7月号『ふらり。』谷口ジロー”. ダ・ヴィンチWeb. KADOKAWA (2013年9月4日). 2023年12月16日閲覧。

参考文献

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