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ふたり (橋幸夫のアルバム)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

『ふたり』は、1976年9月にビクターレコードより発売された、橋幸夫LP盤でのオリジナルアルバム(SJX-10163)である。

概要

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  • 発売された1976年は橋のデビュー15周年の翌年にあたり、「15周年という区切りもついたし、新たな気持ちで取り組んだ」LPとしている。また「(従来、LPはシングル集として作成されていたが)この頃にはLP全曲が新曲というオリジナルLPの企画もでてきて、それで私のLP『ふたり』も創られた。」[1]と回想している。
  • 帯には「ロマンチックな夢や、楽しい旅に想いをよせて、アット・ホームな雰囲気で綴る」オリジナルアルバムと記されている。
  • 作詞は全曲とも夫人の橋凡子、作曲は橋自身である。前々年に夫妻で「小さな寝顔(c/w 子供たちよ)」(SV-2414)を発表しているが、この時は、夫人は「愛なみ」、橋は「風間史郎」のペンネームを使用している[2]。「噂の金四郎(c/w さかずき小唄)」(SVC-2450)も風間史郎名義である。ちなみに、風間史郎は橋が主演したデビュー10周年記念映画『東京⇔パリ 青春の条件』の主人公名である。本アルバムでは夫人も本名、橋も橋幸夫名義を使用している。
  • 編曲はいしだかつのりあかのたちおの二人で6曲ずつ分担している。いしだとは今作が初めて、あかのとは前作アルバム『源氏物語』で共演している。
  • 本アルバムからシングルカットされた曲はない。

収録曲

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A面

  1. 羽根があったら
    作詞:橋凡子、作曲:橋幸夫、編曲:あかのたちお
  2. はだしのままで
    作詞:橋凡子、作曲:橋幸夫、編曲:いしだかつのり
  3. 恋あそび
    作詞:橋凡子、作曲:橋幸夫、編曲:あかのたちお
  4. 走馬灯
    作詞:橋凡子、作曲:橋幸夫、編曲:いしだかつのり
  5. 昨日にさようなら
    作詞:橋凡子、作曲:橋幸夫、編曲:いしだかつのり
  6. 今、この時を
    作詞:橋凡子、作曲:橋幸夫、編曲:あかのたちお

B面 

  1. 遠い日の恋人たち
    作詞:橋凡子、作曲:橋幸夫、編曲:いしだかつのり
  2. 心の手紙
    作詞:橋凡子、作曲:橋幸夫、編曲:いしだかつのり
  3. みちづれ
    作詞:橋凡子、作曲:橋幸夫、編曲:あかのたちお
  4. 知っていますか
    作詞:橋凡子、作曲:橋幸夫、編曲:あかのたちお
  5. その午後私はパリを発った
    作詞:橋凡子、作曲:橋幸夫、編曲:あかのたちお
  6. あなたにさよなら
    作詞:橋凡子、作曲:橋幸夫、編曲:いしだかつのり

出典

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  1. ^ 橋幸夫・小野善太郎共著『橋幸夫歌謡魂』ISBN 4-948735-16-7 ワイズ出版(東京)1993/6 102頁
  2. ^ 橋幸夫著『シオクルカサ(潮来笠)の不思議な世界:エピソードで綴る波乱の歌手伝説』ISBN 978-4-87969-106-4 日刊現代(東京)2007/4 88-89頁他参照