ぴーかんテレビ
ぴーかんテレビ | |
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ジャンル | 情報番組 |
出演者 |
小田島卓生 稲葉寿美 庄野俊哉 武藤祐子 福島智之 ほか |
オープニング | 当該節参照 |
製作 | |
プロデューサー |
横田誠[1] 高村幹(総合P)[1] 田中聡(P兼D) |
制作 | 東海テレビ |
放送 | |
音声形式 | モノラル放送 (モノステレオ放送) |
放送国・地域 | 日本 |
ぴーかんテレビ 元気がいいね! | |
放送期間 | 1998年3月30日 - 2005年12月23日 |
放送時間 | 平日 9:55 - 10:55 |
放送分 | 60分 |
ぴーかんテレビ | |
放送期間 | 2006年1月4日 - 2011年8月4日 |
放送時間 | 平日 9:55 - 11:30 |
放送枠 | フジテレビ系列平日昼前の情報番組枠 |
放送分 | 95分 |
『ぴーかんテレビ』は、1998年3月30日から2011年8月4日まで東海テレビで放送されていたローカルワイド番組。東海テレビ本社Aスタジオからの生放送を行っていた。
概説
[編集]主婦をターゲットにした番組で、東海3県での情報をバラエティ形式で提供していた[2]。月曜から金曜までの週5日の帯で放送を行っていた。デジタル放送でのハイビジョンに加え、ローカルワイドとしては珍しくレターボックス形式でのアナログ放送を早い段階から実施していた番組である。
この番組は、2005年12月23日放送分までは「ぴーかんテレビ 元気がいいね!」(ぴーかんテレビ げんきがいいね)と題して放送されていたが、2006年1月4日放送分から採用したタイトルロゴでは「ぴーかんテレビ」あるいは「P-can」(ピーカン)とだけ表記されており、以来「元気がいいね!」が使われることはなかった。同日より番組はハイビジョン制作へと移行し、また、安斎肇デザインのキャラクターをマスコットキャラクターに用いるようになった。その後、タイトルロゴを「P▶︎CAN」(ピーカン)に改めた際に前述のマスコットキャラクターを廃止し、若干ながら報道番組色を強めた。安定した視聴率を記録したが、後述の放送事故(セシウムさん騒動)の発生がきっかけで番組打ち切りとなった。
放送回数は、『ぴーかんテレビ 元気がいいね!』から放送終了時点で通算3620回に上った。また、2002年度、2010年度の平均視聴率は歴代最高の5.5%だった(「『ぴーかんテレビ』検証報告書」より)。
放送時間
[編集]時刻はいずれもJST、2011年時点の放送時間。
ぴーかんテレビ
[編集]2000年3月31日までは全日9時55分から10時55分までの60分番組だった。同年4月7日からは金曜版のみを11時10分にまで延長したが、2009年4月3日からは当初の放送時間とほぼ同じ長さにまで戻すなど、放送終了時刻の変更がたびたび行われていた。また、2003年3月29日までは土曜の同じ時間帯にも放送されていたが、同枠はその日をもって廃止された。この土曜版には、磯野貴理子やDonDokoDonなどが出演していた。
- 毎週月曜 9:55 - 11:30 (2009年10月-番組終了)
- 毎週火曜 9:55 - 11:30 (2010年4月-番組終了)
- 毎週水曜 9:55 - 11:30 (2011年1月-番組終了)
- 毎週木曜 9:55 - 11:00 (2010年4月-番組終了) - 11:00からは下記『別冊!ぴーかんテレビ』(べっさつぴーかんテレビ)を放送。
- 毎週金曜 9:55 - 11:30 (2009年10月-番組終了)
別冊!ぴーかんテレビ
[編集]2009年10月1日から放送されている関連番組。同年12月までは11時15分までの15分番組で、その当時は番組本編で特に人気が高かった特集を再放送していたが、その後、一時放送休止状態に入った『しあわせ家族図鑑[リンク切れ]』の枠を取り込んで30分に拡大し、替わってその日の特集とインフォマーシャルを放送するようになった。2011年8月4日放送分では後述の「セシウムさん事件」を起こし、ぴーかんテレビの終了を招くこととなった。
- 毎週木曜 11:00 - 11:30 (2010年1月-番組終了)
出演者
[編集]司会
[編集]期間 | 男性 | 女性 | |
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1998.3.30 | 2000.3.31 | 小田島卓生 | 稲葉寿美 |
2000.4.3 | 2004.3.26 | 庄野俊哉 | |
2004.3.29 | 2006.9.29 | 武藤祐子 | |
2006.10.2 | 2011.8.4 | 福島智之 | (不在) |
- 磯野貴理子 - 土曜版に出演。
- DonDokoDon - 土曜版に出演。
コーナー司会
[編集]- 平野裕加里 - 「新聞チョイス!」担当。
- 宮本忠博 - 「どーも気になる!」担当。
- 福田知鶴 - 「きょうの朝漬け」(月曜)・「芸能レビュー!」担当。
- 勅使河原由佳子(東海テレビアナウンサー) - 企画VTRリポーター・「きょうの朝漬け」担当。『別冊!ぴーかんテレビ』では福島とともに司会を務める。
- 岡田考平(東海テレビアナウンサー) - 「きょうの朝漬け」・「エンタメレビュー!」担当。かつては土曜版の進行を担当していた。
- 山浦ひさし - 企画VTRリポーター・「吊りごろ吊られごろ」担当。
※以下は番組終了時の出演者。
レギュラーコメンテーター
[編集]- 月曜:宮川俊二、大東めぐみ、水野裕子
- 火曜:蟹瀬誠一、神野三枝、高井一(東海テレビアナウンサー)
- 水曜:諸星裕(隔週)、山崎元(隔週)、熊田曜子、高井一
- 木曜:内田忠男、金子貴俊(隔週)、奥山佳恵(隔週)、高井一
- 金曜:奈美悦子、井上トシユキ、中村豪(やるせなす)
芸能コメンテーター
[編集]金曜の「芸能レビュー!」に週替わりで出演。
リポーター
[編集]- 山浦ひさし
- 勅使河原由佳子
- 水城あやの
- 川崎郁美
- 彦摩呂 - 主に祝日特集の「らーめんロード」にVTR出演。以前は料理コーナーのレギュラーだった。
- ギャル曽根 - 主に祝日特集の「爆食ペロリロード」にVTR出演。
しあわせ通販 by一番本舗
[編集]プレゼント・告知・天気コーナー
[編集]ナレーター
[編集]アシスタント
[編集]- 林マヤ - 火曜担当。
レギュラーコメンテーター
[編集]料理コーナーレギュラー
[編集]リポーター
[編集]- 山川美保
- 織田淳子 - 「旬のお買いもの」コーナーを担当していた。
- 高瀬桃子
- 今井由実子(当時東海テレビアナウンサー) - 2007年3月31日付で東海テレビを退社。
- 清水美紀(当時東海テレビアナウンサー)
- 斉藤誠征(東海テレビアナウンサー)
- 藤田陽子
- 藪みゆき
- 大石まゆみ
- 武井正晴(当時東海テレビアナウンサー) - 人事異動により降板。
番組構成
[編集]番組の大まかな流れは以下の通り。
- 新聞チョイス!(月曜 - 金曜)
- その日の朝刊・スポーツ紙から気になる記事を紹介するコーナー。
- ど〜も気になる!(月曜 - 金曜)
- 政治・経済から芸能情報まで、世間の関心事を徹底追跡するコーナー。
- 吊りごろ吊られごろ(木曜)
- 複数の週刊誌の中吊り広告の中から、気になる芸能記事について紹介するコーナー。
- 芸能レビュー!(金曜)
- 井上公造ら芸能レポーターをゲストに迎え、話題の芸能情報を解説してもらうコーナー。名古屋限定の芸能情報も伝えていた。
- 特集コーナー
- 料理の献立・健康・家庭内での節約方法・銀行口座の賢い利用法など、生活に役立つ情報を日替わりで紹介するコーナー。
- 祝日は番組内容がほぼ全編特集コーナーになり、「らーめんロード」、「爆食ペロリロード」、「城のある街を歩こう」といったシリーズ企画が放送されていた。
- 旬のお買いもの
- 火曜のコーナーで、買い物前にチェックしておきたい旬の情報を提供している。デジタル放送ではデータ放送を実施していた。
- ランキングパラダイス
- 木曜のコーナーで、売れ筋アイテムのトップ5をランキング形式で紹介していた。
- スラッシュQ
- 祝日などを中心に不定期で実施している視聴者参加型クイズコーナー。より多くの参加者に賞品が当たることを目的に、「1000万人の常識クイズ」からリニューアルした。視聴者は携帯電話やパソコンを通じて、あるいはデータ放送を通じてクイズに答えることができた。2、3回の区切りを設けることで番組の途中からでも参加可能にしていた。スタジオ出演者やリポーターが解答者として参加し、中継先でもその場に集まった者たちにクイズに参加させていた。賞品は、成績が上位10位以内の者などを対象に贈られた。生放送ゆえにハプニングやトラブルも起こっていた(後述)。末期は前述の祝日向け特集コーナーがメインになっている為に行われなかった。
- P-1グランプリ(金曜)
- 嫁姑問題や浮気・不倫などの身近な問題について、視聴者の実体験を元に再現ドラマで紹介するコーナー。
「セシウムさん騒動」と番組の打ち切り
[編集]2011年8月4日(木曜日)放送「別冊!ぴーかんテレビ」内の「しあわせ通販」のコーナーで、秋田県産稲庭うどんのテレビショッピングを放送している途中、画面がコーナーとは無関係の「岩手県産のお米、ひとめぼれ3名プレゼント」の当選者発表画面に切り替わり、その当選者の名前に
を掲げるという不適切な内容の映像(電子フリップ)が23秒間(11:03:35 - 11:03:58、JST)にわたって表示される放送事故が発生した[3][4](画面のみが切り替わり、音声、ナレーションはうどんの紹介のままだった)。
本来、「怪しいお米」、「汚染されたお米」の部分には当選者の住所(市町村名)、「セシウムさん」には当選者氏名を入れる予定だった。
『ぴーかんテレビ』は翌8月5日以降の放送を休止し、その後も再開されることがないまま、8月11日付で正式に放送が打ち切りとなった。
スタッフ
[編集]- 総合プロデューサー:高村幹
- プロデューサー:横田誠
- プロデューサー・ディレクター:田中聡
- 制作著作:東海テレビ
(「ぴーかんテレビ不適切テロップ問題検証報告書」より抜粋)
この節の加筆が望まれています。 |
脚注
[編集]- ^ a b EPGからの参考。
- ^ 「電波すずめ――中京放送街をゆく / 東山玄」『中部経済界 : 地域の活性化を探究する月刊誌』第380号、経済批判社、1998年11月1日、28 - 29頁、NDLJP:2892474/16。
- ^ 「ぴーかんテレビ」における不適切な記述送出の件 東海テレビ放送 2011年8月4日
- ^ “「ぴーかんテレビ」内で不適切な表現が放送された事故について”. 東海テレビ放送 (2011年8月4日). 2011年8月4日閲覧。
関連項目
[編集]- 打ち切り
- 発掘あるある大事典II - 東海テレビと同じフジテレビ系の関西テレビ製作の情報番組で、この番組も制作委託先のスタッフの捏造による不祥事により番組が打ち切られている。
- アフタヌーンショー - かつてテレビ朝日系列で放送されていた生ワイド番組。やらせリンチ事件で担当ディレクターが逮捕されテレビ朝日を懲戒解雇された事から1985年10月18日を以て番組は打ち切られ、1965年3月以来20年半の歴史に幕を閉じた。
- 石原発言捏造テロップ事件 - 2003年11月2日放送のTBSの報道・情報番組『サンデーモーニング』で、石原慎太郎東京都知事(当時)の韓国併合に関する発言に対し正反対のテロップを付け放送したもの。石原は2004年2月9日、名誉毀損で刑事告訴した。同年12月14日、同番組プロデューサー4人が書類送検され、その後不起訴処分となった。
- 放送事故
- 知りたがり! - 同時刻にフジテレビ系列で放送された生ワイド番組。2012年4月2日より平日14時台に放送枠が移動したため東海テレビでも放送(但し14:58飛び降り。また9:55~11:30(地方局は11:25まで)に放送の『ノンストップ!』は東海テレビでは『きょうのアナ』と『一番本舗』を放送する関係で非ネット)。
- スイッチ! - 2013年4月1日より旧「ぴーかん」枠で放送されている生ワイド番組(放送枠は9:50-11:15とし、通販番組「一番本舗」は次枠11:15-11:25での独立番組として放送)。
外部リンク
[編集]- 東海テレビ公式サイト - ウェイバックマシン(1999年5月8日アーカイブ分)
- 東海テレビ公式サイト内 ぴーかんテレビ 過去の情報ページ - ウェイバックマシン(2019年8月5日アーカイブ分)
- 東海テレビ放送 『ぴーかんテレビ』問題に関する提言 (PDF) - 放送倫理・番組向上機構のレポート
東海テレビ 月曜9:55枠 / 火曜9:55枠 / 水曜9:55枠 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
どうーなってるの?!
(9:55 - 10:53) |
ぴーかんテレビ 元気がいいね!
↓ ぴーかんテレビ (1998年3月 - 2011年8月3日) |
|
東海テレビ 木曜9:55枠 | ||
ぴーかんテレビ 元気がいいね!
↓ ぴーかんテレビ (1998年4月 - 2011年8月4日) |
朝プレ(フジテレビ系列の番組の再放送枠)
↓ スイッチ! |
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東海テレビ 金曜9:55枠 | ||
ぴーかんテレビ 元気がいいね!
↓ ぴーかんテレビ (1998年4月 - 2011年7月29日) |
朝プレ(フジテレビ系列の番組の再放送枠)
↓ スイッチ! |
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東海テレビ 土曜9:55枠 | ||
ぴーかんテレビ 元気がいいね!
↓ 廃枠 (1998年4月 - 2003年3月) |
東海テレビ 木曜11:00枠 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
brunch time さんまのまんま
(11:00 - 11:30) |
別冊!ぴーかんテレビ
(2009年10月 - 2011年8月4日) |
朝プレ(フジテレビ系列の番組の再放送枠)
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